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2017年度の予算を見ても、国民医療費がどんどん膨らんでいることがわかります。もちろん高齢化が要因ではありますが、現役世代を含めて、もう少し家庭の医療費を削減してみたいと思いませんか。

本来なら不必要とも言える治療薬や検査代を、患者自らが率先して支払っていることも少なくないようです。そうした薬や検査を断るだけで、治療には影響せず、しかしお財布に優しくすることができるようです。

賢い選択運動

アメリカでは2012年から「賢い選択」と呼ばれる運動が始まりました。現在では世界17か国にも広がっているようです。日本でもこの運動を広げれば、国の財政負担、少なくとも家庭の医療費は大きく減るかもしれません。

つまり不要不急の薬や検査を止めましょう!そういう取り組みです。とはいえ患者の素人判断ではなく、本来医師が、いらないと思っている薬や検査が少なくないからです。それを患者側が、逆にお願いしているとか

日本人は薬好き、医者通いが好きな国民のようです。ちょっとした風邪で病院へ行き抗生物質をもらってくる。それで安心するのでしょう。典型的なプラセボ効果です。しかしもっと効率的な病気の治し方を考えて、患者側が賢くなるべきのようです。

不要な治療とは何か

医者から言われたことは正しいと信じてしまいますか。もちろん医師の指示に従うべきでしょう。とはいえ逆にこちらから医者に変なお願いをしていないでしょうか。そうしたことが無駄を招き、逆に危ないこともあるようです。

1.抗生物質を患者側から求めない

そもそも賢い選択運動が始まった理由は、薬剤耐性菌の問題が深刻化している現状もあるようです。つまり安易に抗生物質が使われてしまうと、耐性菌が生まれます。すると肝心な時に効果が得られなくなってしまいます。
参考「薬が効かなくなる?薬剤耐性菌が増える理由は何か

例えば風邪の原因はウイルスです。基本的に抗生物質は細菌のみが対象であり、ウイルスには効果がありません。つまりインフルエンザのように抗ウイルス剤が必要です。しかし現状において風邪に効く抗ウイルス剤は開発されていません。風邪は安静にして、自身の免疫力で治していくのが最も効果的な方法です。
参考「この冬に気を付けたいウイルス病とその予防法!5つずつ紹介!!

ただし薬が怖いからといって、中途半端に服用を止めてはいけません。正しく薬を飲まないと、逆に耐性菌を生み出したり、治る病気も治らなくなってしまいます。面倒であっても、医師の診断が下るまで飲み続けましょう。
参考「溶連菌の薬を途中でやめると、どうなる?

2.CT検査は必要か

子供が頭を打ったらどうするか?心配ですね。特に頭は後から症状が現れることも珍しくありません。可及的速やかに専門医の診断を受けるべきでしょう。とはいえ医師の判断を信じましょう。中にはCTを撮れ!せがむ保護者が増えているようです。
参考「軽度外傷性脳損傷に注意!お医者さんの認知度も低いようです

もちろん巷の一般内科、いわゆるかかりつけ医にどこまで判断能力があるのか?こちらも疑問視されています。そのため脳神経外科などがある比較的大きな病院を選ぶことが大切です。そこには専門医がいるので、見ただけでCTが必要かどうか診断できます。

そもそも街中のクリニックにはCTを設置していないことが多いですね。あってもレントゲン程度です。しかし日本はCT大国だとか。人口当たりのCT台数を見ると、主要国の3倍近く設置されているようです。これなら使いたくもなりそうですが。

3.ドクターショッピングでは治らない

どこへ行っても、別に異常はありません!そう言われる人も少なくないでしょう。テレビの健康番組でも、名医にたどり着いて原因がやっとわかる!ドラマチックなシーンがあります。とはいえそれは稀なケースです。

基本的にドクターショッピングをしても治りません。疑心暗鬼になる気持ちもわかりますが、初診料や交通費が積み重なるとバカになりません。仕事や家事などが大変かもしれませんが、リフレッシュするために休養することも大切です。

他のクリニックへ行く前に、言われたことを正しく守っているでしょうか。素人判断で薬を止めていませんか。特に皮膚病関係は、十分な薬を塗らないと治らない、逆に悪化するパターンが多いようです。

本当に心配な人は、大学病院などへの紹介状を書いてもらいましょう。これを拒む医師は、あまりよくないので、変えてみるのも一法です。ただし紹介状を持たずに大学病院などへ行くのは止めましょう。こちらの初診料は高いです。

4.過去の治療法に固執しない

風邪や頭痛などで近くのクリニックへ行き、前回と同じような症状だから、同じ薬を出してください!そうお願いすることも多いですね。もちろんほとんどの場合は、それでも問題ないようです。

とはいえ医者の判断を信用しましょう。以前と違う薬や治療法であれば、その理由を正しく理解しましょう。例えば新しい薬が登場した、または専門的に診ると症状が異なっていることもあるようです。

最近ではジェネリック薬を勧められるケースが増えています。基本的な効果は変わらない一方で値段は安くなります。医療費削減を考えれば積極的に利用したいですね。

ただし100%同じではありません。個人差によって違和感が残ることもあります。その際には遠慮せず状況を医師へ説明しましょう。元の薬に戻してもらえます。あくまでも状況次第ということを覚えておきましょう。

5.ネットから得た中途半端な知識を信じない

キュレーションサイトとしてちょっと問題にもなりましたが、昨今は不確かな医療情報がネット内に溢れています。患者さんが心配になるのもわかりますが、正しい判断は専門家である医者に任せましょう。

ネットで知った新しい治療、不要な治療、そういう話を信じすぎてしまうと、治る病気も治りません。医者は直接あなたの身体、症状をチェックしながら判断してくれます。薬などの効果が現れるまでに時間がかかります。様子をみることも大切です。

なお凄腕を持つ名医がテレビなどでも紹介されますが、藁をも縋る気持ちであっても、かかりつけ医から紹介状を書いてもらいましょう。直接行っても、もちろん医者には法律上、診る義務があります。しかし迷惑になるだけです。

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安易に救急車を呼ばない

近年は救急車の出動件数が増えています。とはいえ呼ぶほどの症状じゃない?中にはタクシー代わりと考えている人も多いみたいです。ただし救急車は有料です。そして運ばれたなら、一泊入院する必要があります。ただでは帰れません。これも余計な出費です。

また夜間窓口もできれば避けたいですね。直ぐ診てもらいたい気持ちもわかります。特に子供が熱を出した!一歩遅ければ後遺症が残る場合もあるでしょう。しかし宿直医が専門家とは限りません。眼科医が残っている?あくまでも応急処置しかできません。

どうしても心配ならば、地域によって異なりますが、相談窓口があります。東京消防庁や大阪市の場合は「#7119」です。活用してみましょう。同様に、日頃から近くの医者をリストアップしておきましょう。慌てなくてすみますよ。

※#7119は全年例対象の救急相談ダイヤル。2017年1月現在、一部都道府県で導入済・#8000は夜間・休日の小児救急相談。既に全都道府県で導入済。
参考:神戸新聞NEXT>救急車呼ぶ前に「♯7119」 国が普及に本腰

患者が賢くなりましょう

体調が崩れると不安になります。とはいえそうしたストレスが症状を悪化させている可能性もあります。まずは落ち着いて患者自らが賢い選択をしましょう。街中の薬局で売られている薬でも多くの病気を治せます。薬剤師さんと相談しましょう。

一方で予防に努めることも大切です。暴飲暴食や不規則な生活を控えれば、心身ともに健康な身体を築くことができ、かつ経済的に暮らしていくことができるはずです。

私事で恐縮ですが、50歳を過ぎている私は3年半前に歯医者へ行った以降、健康保険を使っていません。定期健康診断の結果も良好です。正しい知識こそ最大の薬です。これさえあれば、中年になっても健康で過ごせます。

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