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前回の【第3話】で明らかになったように、女性から男性にチョコレートを贈って愛の告白をするという、日本流バレンタインデーは、未成年の少女たちから本格化しました。

そうなると、当時はまだ義理チョコなるものはありません。

また、期待するお返しは「ありがとう!」や「OK!!」と言った言葉であって、返礼品も無用だった事になります。

よって、ホワイトデーも必要なかった事でしょう。

ではでは、一体いつから・何故に、返礼の習慣が生まれ、ホワイトデーが定着したのでしょうか?

やはりそこには、義理チョコの普及が大きく関わっている事は否めないようです。

義理チョコの普及がホワイトデーを必要とした

元々、バレンタインデーは愛の日とされていました。

その日に、家族や恋人など、大切な人にお菓子や花を贈るのが、欧米での基本スタイル。

ですから、日本でも当初は、それに限りなく近い形が維持されていたものと思われます。

ところが、1970年代後半。

10代の少女たちを中心に、意中の人にチョコを渡して愛の告白をする

という形態が確立されました。

とは言え、ここまでは、ローマ帝国で発祥のバレンタインと大きくかけ離れたものではなかった、と言えるでしょう。

バレンタインは参加する事に意味がある!

ところが、バレンタインが本格的に盛り上がりを見せる1980年代。

第2次オイルショックも乗り切った日本は、一気に景気上昇の時期を迎えます。

そう、バブル到来です。

それに伴い、一気に財布が豊かになったOLや女子大生。

彼女たちの間では、バレンタインは、クリスマスや誕生日と並ぶ一大イベントに位置付けられるようになりました。

しかも気が付けば、バレンタインは

女性から男性にチョコを贈る日

というより、もはや、

女性から男性にチョコをあげる日

という感覚にまでなっていたから大変!

親兄弟から友達まで、身近な男性には、とにかくチョコレートを渡さねば!

という事で、安価なチョコレートが飛ぶ様に売れました。

こうなると、もう参加する事に意味があるという感じ。

女性の間ではチョコを上げられない事が、男性の間ではチョコをもらえない事が一つのコンプレックスにもなるほど!!

老いも若きも、バレンタイン商戦に一役買うようになったのです。

どうする、義理チョコ?

特に職場においては、愛のないチョコレートが飛び交う有様。

人はこれを義理チョコ、と称するようになりました。

そしてそれは

上司や同僚との円滑な人間関係をキープする為に必要不可欠なもの

となっていったのです。

男性陣としても、部下や同僚から、1つのチョコももらえないバレンタイン、というのは寂しいもの。

ですが、義理でもらったものには、義理を果たさなければ厄介な事にもなりかねません。

ただ、どう義理を果たしていいのか、よく分からないのが、中高年男性やモテない男の辛いところです。

そこで、彼らを救うべく菓子業界が打ち出したのが、ホワイトデーだったと言えるでしょう。

ホワイトデーの歩み

子供の頃の辞書には、バレンタインもホワイトデーもなかった、という50代以上の男性陣は、思い出してみて下さい。

自分が職場で義理チョコをもらうようになり、お返しを考える様になった頃の事を・・・。

恐らく1980年代に入ってからだった事でしょう。

バレンタインのお返しは、白いお菓子で

まず、日本で初めてホワイトデー商戦を本格的に展開した企業2社をご紹介しましょう。

  • マシュマロで有名なお菓子メーカー、エイワ
  • ザ・バレンタインチョコとも言える、ハートチョコレートを売り出していた、不二家

前者はホワイトマシュマロ、後者はご存じミルキーという、白いお菓子をチョコレートのお返しとして、プレゼントする事を勧めました。

その名もズバリ、メルシー・バレンタイン・キャンペーン!!
メルシーとはフランス語で、ありがとう、という意味です。

そして、両社がともに、白いマシュマロキャンディーを勧めた理由。

それは、白は幸福を意味する色だから。

正しく、ホワイトデーそのもの。

お値段もお手頃で、義理チョコの返礼に頭を痛めていた男性たちには、有り難かった事でしょう。

ホワイトデーの誕生

このキャンペーンが打ち出されたのは、1973年のこと。

日本ではまだホワイトデーどころか、バレンタインすら定着していない頃でした。

当然、義理チョコの習慣もほとんどなく、結果は惨憺たるものでした。

ですが、1970年代後半に入り、バレンタインが定着。

すると、自然とホワイトデーも認知されて行きました。

まあもっとも、当時は意中の人・家族などに贈る、愛のあるチョコが主流でした。

つまり、そのお返しも、純粋に相手の好意に応えるものだったと思われます。

そしてついに、全国飴菓子工業協同組合では、1978年(昭和53年)、正式にホワイトデーを制定!

日取りは、3月14日と定めました。

ただし、この日はバレンタインのちょうど1ヶ月語で分かりやすい、という事で選ばれた訳ではありません。

これは、【第1話】でご紹介した、

バレンタイン司教によって結ばれたカップルたちが、改めて恩人の死から1ヶ月後に愛を誓い合い、感謝したという伝説

にちなんで定められたものです。

そして、その2年後の1980年(昭和55年)。

バレンタインはチョコレートを、ホワイトデーはキャンディーを贈る日

として、本格的にキャンペーンを展開!

程なく、両者はセットものとして、庶民に受け止められるようになりました。

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ホワイトデーにはお返しを贈るべき?

では、ホワイトデーにはお返しを贈るべきかどうか?という疑問にお答えしましょう。

結論から言えば、そうする方が賢明でしょう。

ホワイトデーにはお返しを贈るべき!

少なくとも、本命の場合は、

本命だから贈らないというより、本命だからこそ贈る

と考えるべきです。

その理由としては、これまで見てきた、バレンタインとホワイトデーの歩み、そして、その意味からです。

つまり、2月14日に立てた愛の誓いを、3月14日に改めて確認する事が大切だと思われるからです。

ならば、義理チョコはどうでしょうか。

これは、あくまでも遊びなのです。

遊びには気楽に参加して、適度に楽しむのが利口というものでしょう。

そうして円滑な人間関係を築いておく。

それが、今後の仕事に大きな利益をもたらす、という可能性も大いに考えられます。

3倍返しは嘘

ただし、ホワイトデーは3倍返しなどというのは、根も葉もない噂です。

ですが、

お返しを考えると悪夢だ

なんて騒ぐのは、それこそ、

冴えないおじ様や、モテない男の象徴だ

という事を知っておきましょう。

実際、毎年何社かが行うバレンタインとホワイトデー関連のアンケートを見ると、

女性が望む返礼品の金額は500円以内!

確かに、100円の義理チョコで500円の返礼となると、5倍返しです。

しかし、例え500円のチョコを贈って、1,000円以上の返礼品を期待している女性は、ほとんどいないのです。

もっと極端に言えば、

100円のチョコレートをもらった場合、200円程度のものでも十分!!

見た目さえ可愛ければ喜ばれます。

この程度の金額をケチるというのは、男が廃るというものでしょう。

ここは必要経費として、素直に出すのが日本男児というものです。

そうすれば、女性は喜びます。

男である以上、女性に喜ばれて悪い気はしません。

バレンタインもホワイトデーも、幸福な日になるはずです。

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