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個人特有の価値観こだわりは、誰でも持っているもの。それは大変素晴らしいことです。

そして、こだわりがあるからこそ、人はそれぞれ個性を持ち、人格を形成しているとも言えますね。

でも、自身が真に信じる道の価値観と、本当に必要であるかどうか疑わしい価値観があります。

そのこだわり本当に必要ですか?

【こだわり】と聞くと、一見格好良く聞こえますが、辞書で調べてみるとこのように出てきます。

  1. 物事に妥協せず、とことん追求する。
  2. ちょっとしたことを必要以上に気にする。
  3. 難癖をつける。けちをつける。

出典:dictionary.goo.ne.jp

【1】は、大変素晴らしい【こだわり】です。

その反面、【2】と【3】をご覧下さい。人の少々めんどくさい性質を意味していますね。

例えば、いくら好きな人でも、付き合いが長く深くなると、自身の価値観を相手に押し付け、それに合わせてもらおうとする【欲】が働きます。

更に、一つ気に入らないところを見つけると、『あれも気に入らない。これも気に入らない。』と、やることなすこと全部が目につきます。結果、次から次へとめどなく不満が出てしまうのです。

つまり、そこまで重要でない価値観までもに難癖をつけて、自分の思い通りにしたいと考え始めてしまうのが人間です。

これは【自己愛】が強く前面に出ている状態です。

(参考:好きなのに価値観が違いすぎる?別れた後で後悔しないために

細かい価値観を押し付ける夫

出逢った瞬間恋に落ち、すぐに結婚したカップルがいました。

妻は、大変な綺麗好きで、整理整頓が得意でした。

ところが、結婚生活に慣れてきた頃。夫は尋常ではない程に、彼女の家事に文句を言い始めたのです。

それも、何を置くのも数ミリの誤差も許さない程のこだわりようでした。

  • 食卓のランチョンマットが少し歪んでいるだけで、「だらしないな。」
  • 並んだお皿とお茶碗は、必ず平行に置くように、と細かく指示。
  • ソファーのクッションにもたれかかっている時でも「歪んでいるじゃないか。」

元々は綺麗好きな妻。棚に飾った写真立ての向きがチグハグだ、程度のダメだしなら、まだ納得できました。

ですが、家事の最中に、取り立てて急ぎでもないことにまで文句を言う夫。妻の不満はどんどん溜まっていきました。

そして夫婦は、喧嘩が絶えなくなり、とうとう離婚してしまいました。

大変極端な価値観の例ですが、夫の細かいこだわりは、必要だったでしょうか?

もちろん、相手を完璧に思い通りにしようとした夫の、不要なこだわりだったと言えますね。

もう少し綺麗に食べてよ

あるカップルの話です。彼女は付き合い始めの頃、彼の男っぽく、がっついた食べ方がとても好きでした。

それも「凄く美味しそうに食べているように見える。」「ワイルドで”男”って感じがいいのよね~!」と絶賛するほど。

ガツガツと食べ尽くしてくれる彼のために、こだわった料理を作るのが楽しみでした。

ですが、1年2年と付き合いが長くなると、彼女の気持ちに変化が表れたのです。

  • その汚いガサツな食べ方、もう少しどうにかならない?
  • 食べさせてもらっていない子どもみたいで格好悪いから、もっと綺麗に食べてよ。

あれだけ、「彼のワイルドな食べ方が大好き!」だと言っていたのに、「その食べ方が大嫌い!」に変わってしまったのです。

慣れが引き起こす価値観の押し付け

どうして、自身の価値観を相手に押し付け、それを押し通そうとするのでしょうか。

これは、付き合い始め、そばにいるだけで充分だと思っていたのが、慣れが生じ、そばにいて当然だという気持ちになるからこそです。つまり、自分本位の考えが、相手の欠点が目につくようになる原因です。

そして、次第に自分の価値観を押し付けるように変わってくるのです。

それに、腹が立っている状態で相手の欠点を見れば、もっと腹が立つのは当然です。

では、価値観の押し付けをしないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。

まず、自分の気持ちが変化している事に気がつくべきです。

「初心忘るべからず」という言葉があるように、大好きで夢中になっていた頃は、そんな細かなこだわりや価値観を相手にぶつけていなかったはずですね。相手を許し、受け入れる気持ちを持って接していたことでしょう。

なのに今は、相手の些細な欠点を見つけては、自分の価値観と違う、とイライラしてばかり。

相手はいつでも目の前にいるのが当然だ、と思ってはいませんか?

(関連:好きって気持ちが薄れる理由?なぜ人は熱が冷めてしまうのか?

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価値観は考え方次第で変化する

一方、【自分自身の信念を貫いたこだわり】の場合は、簡単にその価値観を変えることはできません。

ですが、そうでない細かな価値観やこだわりは、考え方次第で人は変化を遂げていくものです。

友人の価値観に触れて・・・

例えば、こちらでお話している【笑顔の価値観】で、常に笑顔で物腰の柔らかい友人に、「いつでも笑顔でいる必要なんてないんじゃないの?」とアドバイスした女性。彼女は、どちらかというと、きつい性格でした。

ですが、友人の【人を気遣える思いやり】で自分に接してもらえたら『大変気持ちがいいだろうな。』と感じました。

なので、その後の彼女は、できるだけ笑顔でいるように心掛けているそうです。

そして、自分が考えもしなかった『人の気持ち』を考える機会を与えてくれた友人に感謝をしている、とも言っています。

自分が好きな友人の価値観に賛同したからこそ、影響を受けたのです。

大嫌いなアーティストが大好きに・・・

ある女性は、Aというアーティストが大嫌いでした。

でも、彼氏はAが大好きで大変こだわりがあり、車に乗ると必ずAの曲を聴いていました。

女性は、初めこそ嫌だなと思っていたのですが、聴いているうちに気にならなくなり、遂にはAが大好きになったそうです。

自分の好きな人が好きなものだから、影響を受けたのです。

結局二人は別れてしまいましたが、彼女はまだAが好きなままだと語っています。

その彼に対していい思い出があるからこそ、彼女の中での価値観が変わったのです。

このように、自分がその相手に対しどう考えているか・見ているかで、価値観やこだわりは、いとも簡単に変化するものなのです。

価値観にこだわる前に必要なこと

そのこだわり本当に必要?真の価値観?本当に大切なものはなにか

実は人の価値観は、常に変わっているものです。人間同士が影響をし合い、変化し続けているのです。

ずっと同じ価値観の人は、ほとんどいないと言えるでしょう。

恋人に対して持つ感情で大切なことがあります。
  • 理解する心
  • 受け入れる心
  • 慈しむ心
  • 感謝する心

これらの気持ちを忘れずにいれば、相手を卑下しながら、つまらない価値観やこだわりを押し付けよう、と思う感情がなくなります。

自分と恋人の価値観の違いにさえも、気づかない事があるかも知れません。

最も大切なものは一体何なのでしょう?恋人の存在そのものではないのでしょうか?

自分の価値観やこだわりが、一番正しいと考えてはいけません。

相手の存在を大切にすると、慣れが生じても価値観を押し付けるような気持ちにはならないでしょう。

そうすると、価値観の違いがある事がごく普通のことなんだ、と自然に受け入れる事ができるようになります。そして、恋人と喧嘩をすることも少なくなってくるのです。

もし恋人の欠点が許せないと感じたら、ほんの少し見方を変えて、そこまでこだわる必要のない価値観なのか、絶対に譲れないことなのかを考えてみると良いのではないでしょうか。

(併せてご覧下さい。好きなのに価値観が違いすぎる?別れた後で後悔しないために

価値観の決めつけ精神は嫌われる?好かれる人が持つ柔軟な思考

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