【悩みの無い人】とっても羨ましい!でもそんな人本当にいるの?
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悩みを持ち、苦しんでいる人は、『何故自分には、こんなに苦しい悩みがあるのだろう』と常に考えているでしょう。

そして、幸せそうな他者を見てこう考えますね。

  • 容姿端麗なあの人は、悩みなんて全く無いんだろうな。
  • あれだけ裕福な家庭に生まれた彼は、全てに恵まれているから悩みの無い人生を送っているのだろう。
  • 何故か嫌われてしまう自分と違って、誰からも好かれ友達に恵まれているあの人が、悩みを持っているはずが無い。

悩みの無い人が羨ましい!でも、悩みの無い人なんて本当にいるのでしょうか?

悩みの無い人って本当にいる?

他人の本音を100%知る事はできませんね。

もしも、人の心を読む特殊能力があるとすれば話は別ですが、そんな力があるはずはありません。

  • とっても幸せな環境に恵まれているから。
  • いつも楽観的に笑っているから。

そんな他人の様子を見て『きっと、悩みなんて無いんだろうな。』と考えてしまいがちです。

しかし、悩みの無い人なんてこの世には、一人だって存在しません。

悩みの無さそうな幸せな家庭

Aさんの近所に住む父母娘の3人家族(Bさん一家)は、いつも幸せそうでした。

Bさん夫婦は人当たりが良い上、毎日必ず一緒に犬の散歩に出掛けていて仲良し夫婦。

そして、会うと必ず元気に挨拶を交わしてくれる娘さんは、明るくハキハキ話す、とても美人な大学生でした。

それなりに立派な一軒家に住み、誰が見ても幸せそうで悩みなんて無縁だろうと感じる、絵に描いたような家庭でした。

娘に対する悩み

ある日Aさんは、Bさん妻が内科から出てくるのを見かけました。

Aさんが「どうしたの?」と尋ねると、彼女は言いました。

「娘のことで夜眠れなくて、睡眠導入剤を処方してもらってるの。」

  • せっかく大学へ入学したのに、勉強もせず『もう辞める』とまで言っている。
  • どこで何をしているやら、毎晩帰宅は午前様。
  • 携帯に電話をしても出ない上、あげくは電源を切っている始末。

そんな状態で、体調も悪く「睡眠導入剤がないと眠れない。」というのです。

「娘と話をしようと思っても帰ってくるのは朝方だし、昼間は部屋に閉じこもって寝ているの。タイミングが合って叱っても、『うるさいな!』と聞いてくれない。反抗期が今頃きたのかしら?」

隣の芝生は青い

Aさんは母子家庭。子ども二人を女手一人で育てており、長男について大きな悩みを抱えていました。

Aさんは『悩みの無い人なんてたった一人もいない。』と思っていました。ですが、やはり自分に無いものを持っている人を見れば、当然『羨ましいな。』と感じていました。

人とは、そういうものです。【隣の芝生は青い】と言われる状態ですね。

Bさん家族を『何不自由ない暮らしをしている上、素敵な娘さんを持って大変羨ましい。』と感じていたので、Bさん妻の話に驚いたそうです。

あれだけ素直で、大変感じの良く見えた娘さんがそんな状態だとは思いもしなかったと語っていました。

Aさんが、Bさんの家に子どもの悩みなんて全く無いだろう、と思っていたのは、思い込みだったのです。


どれだけ幸せそうに見える人でも、その人の本当の状態なんて、他人には絶対にわかりません。

多かれ少なかれ、何か悩みがあって当然です。悩みの無い人など世の中にはいないと言えます。

Aさんは『安易に羨むものではないな。』と、あらためて自身の欲深さに気がついたそうです。

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悩みが無さそうな人

またAさんは、常に笑顔を心掛けている女性でした。

実は、彼女は昔から他人によく言われる言葉がありました。

「いいなぁ。悩みなんて一切無いだろう!?」

若い頃はその言葉を聞いて、常に反論をしていたそうです。

「悩みの無い人間なんている?すごく失礼だよね!」

ですが、彼女は20代になってから、自分の中の感情に変化があったと言います。

「悩みなんて一切無いだろう!?」と言われると、必ず彼女は満面の笑みで「悩みなんてあるわけないよ。うらやましいでしょ!」と返すようにしたのです。

彼女は、本当に何一つ悩みがなかったのでしょうか?いいえ。そんなわけありません。

多くの悩みを抱えていたものの、それを隠していただけです。

  • 他者に対し、自分の悩みを知られることなんてあり得ない。
  • いつも笑顔で前向きな自分でいたい。

そういう人間でいることが、Aさんのの価値観の上では大切だったので、それをまっとうしていただけなのです。

悩みの無い人など、一人だっていません。

彼女は、他者に対し『悩みが無いからいいな。』と言ってくる人に対し『浅はかだな・・・。』と少し不憫に感じていました。

『人の悩みを知ったら、自分の悩みが少しでも楽になれるかも知れないのに。』そう思っていたそうです。

人の悩みや痛みを知る

Aさんは、お金の悩みも抱えていました。

ですが、少額ながら貯金があったことや、人徳に恵まれ、同年代より少し多く給料がもらえていたので、仕事や金銭面に対しそこまで大きな不自由はしていませんでした。

Aさんがまだ若い頃、友人のCさんは夫の借金で、パートの給料だけではやっていけなくなりました。

そして、Cさんは風俗で働く選択をし、泣きながら精一杯の努力をしていたそうです。

Aさんは、Cさんの心の痛みを目の当たりにし、他者の悩みや覚悟を軽く見ることは、絶対いけないことだと感じたそうです。

  • 見た目だけで、人を判断してはいけない。
  • 誰にでも悩みや苦しみはある。
  • 悩みの無い人など一人もいない。

Aさんが、そう考えるようになったのは、Cさんのことがあったからだそうです。

自分の悩みが一番苦しい

【悩みの無い人】とっても羨ましい!でもそんな人本当にいるの?

Aさんは、他人に対し『悩みなんて無いだろう。』と軽はずみなことを言う人も、必ず何か悩みを持っていると考えていました。

人は誰でも『自分の悩みが最も深刻で、大変だ。』と、思ってしまうものです。

なぜなら、その悩みによって自分が痛みを感じ、大変苦しめられているからです。

例えば、悩みやストレスが元で拒食症になり、ガリガリに痩せてしまった人がいるとします。

そんな人の現状を見ても、他人は『大変だな。』と、少し心を痛める程度にしか感じないでしょう。

悩みは、その人自身にしか理解することはできないのです。

拒食症のような、症状でハッキリとわかる他者の苦しみを見ても、当事者の心の中を理解しきれないように、自分自身の悩みを人に話しても、その苦しみを理解してもらえることはありません。

人が最も大切にしているのは自分自身。なので、人の苦しみまで考える余裕はありませんね。

しかし、そこで人の悩みを少し考えると、自分の悩みなんてほんのちっぽけなものだ、という考えに変わる可能性があります。

また『人間は誰でも同じなんだな。』と気づくことができます。

【我が身をつねって人の痛さを知れ】

このことわざは決して、同じ痛みを理解する、というだけの意味だけではありませんね。

悩みが違った場合でも、人の痛みをわかろうと努力すれば、人が持つ悩みに対してもっと深く理解し、気づくことができるのです。

全く悩みが無さそうな人だと感じても、必ず何らかの悩みは持っています。

自分が抱えている悩みとは違い、全く想像もできないような悩みを持っている場合だってあるのです。

簡単に『羨ましい。』という言葉を出すのは、相手に対して大変失礼なのです。

もちろん、悩みだけに限らず、どんな事であっても決めつけてはいけません。

何でも『自分が最も○○だ』と考え、人の悩みを馬鹿にしたり人を妬んだり、軽視するのは、間違っているのです。

その考えは所詮、自分の価値観だけの判断だからです。

(関連:価値観の決めつけ精神は嫌われる?好かれる人が持つ柔軟な思考

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