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今年もまた、3月11日がやって来ました。

そして、来月には熊本地震からちょうど1年を迎えます。

こうした震災記念日が来る度に言われるのが、防災対策

建物の耐震は大丈夫か?避難所の場所は把握しているか?水や食料の備蓄はあるか等、もしもの時の備えです。

災害から復興するために必要なものはお金です

しかしこれはあくまでも、災害が起きたときに当座の身を守る術。残念ながら、真の防災ではありません。

以前、住むならここ!震度5以上の地震の少ない都道府県はどこ?で検証したように、日本列島に住む以上、絶対安全と言い切れる場所はなありません。

即ち「防災」とは言えど、災害を防止する事はできないのです。

しかし、もし災害が起きたら。

私たちは、そこで立ち止まって嘆き悲しみ続ける訳にはいきません。

希望の光を照らす冬の星たち(前編) 冬の大三角を作る星とは ~1.17「阪神淡路大震災によせて」~で書いたように、人はそこから一歩を踏み出し前進あるのみ、で進んで行かねばなりません。

やっぱりお金がなければ始まりません

ではでは、大きな自然災害に見舞われた後、私たちがいち早く復興するためには、何が必要なのでしょうか?

やはりお金です。

下世話な話ですが、これこそが真実。

先立つ物がなければ…!!

お金の問題は、災害時に避けては通れない難関となって立ちはだかります。

地震=地震保険?外出先で災害に遭った時、頼れる保険は?

そこで昨今は、これからは地震保険で一本勝負も・・・!!でご紹介したように、地震にのみ特化した損害保険も出て来ました。

また、火災保険を見直して掛け金を増やす・震災や水害も補償してくれる特約を追加する等、補償を手厚くした方もいることでしょう。

ですが、これらはあくまでも建物に対する補償であって、命に対する補償ではありません。そのため、家が無事なら1円の保険金も下りません。例え、出先で被災し、死傷してもです。

実際、平日の日中に発生した東日本大震災では、職場や学校で命を落としたり、大けがをした人が大勢います。

つまり、外出先で災害に遭ったならば、頼れるのは労災保険・生命保険・傷害保険になるでしょう。

災害時の頼みの綱は、労災保険?生命保険?傷害保険?

事実、労災保険はかなり頼りがいがあります。

厚生労働省の労災保険に関するQ&Aページ業務災害関係を見ても分かるように、様々なケースで保険が適用され、補償を受けられます。

ただし労災保険なので、適用できる事故や災害は勤務先や通勤・業務時間の範囲内に限られます。その為、対象者が限定される事は否めません。

例えば、休日に遊びに行った先で災害に巻き込まれ死亡した、という場合は労災保険の対象外です。

こういったケースなら、頼みの綱は生命保険や傷害保険だけとなるでしょう。

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では、災害時に生命保険は頼りになるのか?

確かに、多くの生命保険は病死より事故死の方が補償額が高いです。大体、2倍程度に設定されています。

となると、震災による死はこれ以上ない不慮の事故死ですから、それなりの保険金が支払われるものと予測されます。

しかしその一方で、東日本大震災のように一度に何万人もの死傷者が出た場合、全てを契約通りに補償できるのかというと、これが実に微妙なのです。

東日本大震災における保険給付額を考えると・・・

東日本大震災においては、大きな津波被害を受けた太平洋沿岸を中心に、北海道から関東まで、1都1道18県で死傷者・行方不明者を出しています。

死者 15,893人
重軽傷者 6,152人
行方不明者 2,553人

(2017年3月10日現在)

行方不明者が発生した場合、警察に行方不明者の捜索願を出します。その後、行方不明者が一定期間たっても見つからなければ、家庭裁判所に失踪宣告を申立てする事ができます。

それが受理されると、行方不明者は死亡したこととみなされます。

それにより、行方不明者に掛けられていた保険金の支払い請求ができるようになります。

通常、家出や蒸発などの普通失踪は、警察に届け出を出してから7年間たたなければ失踪宣告は認められません。

しかし、事故や自然災害のような危難失踪の場合の行方不明者は、特別失踪として扱われます。

この場合は、捜索願を出して1年後には死亡したものと見なされます。

(勿論、全員が生命保険に加入していた訳ではないでしょうが、)そうなると、東日本大震災においては、上記の死者15,893人に加え、行方不明者2,553人も全て、保険金給付の対象となります。

とは言え、現在の日本の生保加入率80%以上という数字と、複数の保険に加入している人も大勢いるという事を考えると、その支払い対象件数は優に15,000件程度には達するものと思われます。

仮に、1人当たりの平均額が100万円としても、150億円!!

気の遠くなりそうな額です。

果たして、本当にこれだけの金額が、きちんと全ての遺族に支払われたのでしょうか?

その答えは→3.11を経て考える!大震災で保険は支払われるのか?(第2回)で。

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