スポンサーリンク

リコーがカメラの生産を縮小する!小さいですが衝撃的なニュースが報道されました。一般の人にはなじみが薄いかもしれませんが、HOYAからペンタックスのブランドを買収した代表的なカメラメーカーです。

これは何を意味するのか?つまりデジカメの時代はわったようです。その裏には?もちろん写真が撮れる携帯電話やスマホの普及があります。昭和の時代と同じように、カメラは素人の手からマニア、そしてプロのもとへ戻るのでしょうか。

デジカメのメリットは

若い人にとってカメラと言えばデジタルカメラでしょう。フィルムカメラを実際に操作した経験がある人は、どのくらい残っているのでしょうか。面倒ではありましたが、現像時にワクワクした思い出があります。もちろんデジカメが普及するには、相応の理由があります。

1.その場で写真をチェックできる

デジカメ最大のメリットは、その場で写真をチェックできることでしょう。フィルムカメラは現像までに時間がかかります。また、いらない写真・失敗作はすぐに消去できます。その気軽さも若者などに受けた理由です。

2.ほぼ無限に撮影できる

デジカメの初期は枚数制限がありました。これは記憶容量の問題です。とはいえ今は、ほぼ無限に撮影できます。だから連写も可能だし、どうでもいい?写真を撮ってももったいなく感じません。さらにカメラなのに動画も撮影できます。技術の進歩は素晴らしいものです。

3.パソコンやSNSと連動できる

デジタルのメリットです。パソコン、そしてSNSを含めたインターネットと連動できます。こちらも初期は、ケーブルにつないで、1枚の写真をパソコンに送るだけで相当の時間がかかり、バッテリーがすぐに切れたものです。

平成の世は、安価かつ手軽が当たり前!無限のサービスが求められている時代です。それにうまく乗れたのがデジカメでした。

スマホに負けた

値段もリーズナブルでコンパクトになったデジカメですが、上述の通り

  • リコーは生産を縮小する
  • ニコンも一部のコンパクトデジカメの販売を中止する
  • 業界トップのキヤノンも生産コスト削減に取り組む

とのことです。

2016年の世界におけるデジカメ出荷台数は約2400万台、これはピーク時の2割にしか達しないようです。それだけ急激に市場が縮小しました。その理由は、もちろんスマホの登場です。

デジカメの出荷が減少するのと同時に、事実上は逆ですが、スマホが急速に増えていきます。それが約10年前のことです。この傾向は、特に小型デジカメで顕著です。持ち歩くのに、同じような大きさの機器はいりません。特にデジカメはカメラ機能しかありません。

ちまたのお店はコンビニに集約される!同じように、テレビやゲームを含めたさまざまな作業はスマホに集約される!オフィスから内線電話や個人用パソコンがなくなる?そんな時代は目の前に来ています。

スポンサーリンク

生き残るデジカメは何か

デジカメ製造メーカーは岐路に立たされています。思い切ってカメラ生産を止めるのか?それとも新たな市場を開拓するか?とはいえ、早い物勝ちです。デファクトスタンダードにならないと、デジタルの世界ではシェアを奪えないからです。

1.車載カメラ

今後伸びると期待されるのが車載カメラです。今でも自分を含めた事故があった際の証拠写真として不可欠な存在です。そのため標準装備になるでしょう。また高齢者に免許返納を促すには、自身の運転状況を知らせる必要がある、この場合の説得材料にもなります。

将来的に自動運転が可能になれば、そこで使うセンサー系も重要です。とはいえ求められる技術は、小型化を超えた微小化です。もちろんCCDカメラなど一部盗撮系に使われている製品があります。この市場も思いのほかに大きい?まさにカメラ技術は両刃の剣です。

2.監視カメラ

似た話として、街中の監視カメラも有用な市場です。東京都が監視カメラを増やす!一時期は騒然としました。監視社会が到来するのか!とはいえ犯罪件数がおかげで激減したとか?犯罪捜査にも貢献しています。今では監視カメラに対して文句を言う人はほとんどいません。

安価になったので、家庭用の防犯カメラとしての需要もあります。実際に撮影していなくても、カメラが設置されている!それだけで空き巣は近寄らないとも言われます。メーカーとしては見逃せないチャンスです。

監視という意味では、工場などでも使われます。異物混入事件などを防止する、その言い訳として、今後は設置が義務付けられるでしょう。指紋認証に代わる虹彩をチェックする、セキュリティ分野全般においても有望です。

3.一眼レフ

カメラ本来の用途としては、一眼レフへのニーズは高まると予測されています。つまり、スマホなどで写真が身近になりました。ならば、もっとキレイな写真を撮りたい!そうした要求が高まるのは必至です。

昨今顕著なのは、若い女性が一眼レフに興味を持っていることです。かつてはオジサンの趣味でした。とはいえ鉄道やミリタリー系にも若い女性が進出しています。一番敏感なマーケットを開拓できれば、生き残れるでしょうか?

とはいえ若い女性は、一番飽きやすい人たちでもあります。常に新鮮味を提供できるのか?流行を作り出す戦略が求められてくるでしょう。

マニア向けで生き残れるか

携帯電話で写真が撮れるようになった!それによって写真関連市場が急拡大したのも事実です。とはいえ消費者は移り気です。新しい、そして便利な機器が登場すれば、すぐに興味の対象が変わります。そうした情勢を的確にマーケティングできるメーカーだけが、今後は生き残るのでしょう。

もちろんマニアは健在です。そのマニア市場をどれだけ確保、もしくは広げられるのか?しかしレコードのように、フィルムカメラへの回帰はあるのでしょうか。平成が終わる頃、さらなる昭和レトロブームは来るのでしょうか。

スポンサーリンク