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水を毎日2リットル飲み続けると、認知症が改善しないまでも悪化を防止できる?

そんな説が巷を賑わしているようです。
既に実行している介護施設があるとか。
にわかには信じがたいことですが、本当ならば家族にとっても朗報です。

とはいえどのような原理で認知症に作用するのでしょうか。
正しく理解すれば、完治はしなくても進行を止められるかもしれません。
怪しい商法には気を付けるべきですが、可能であればチャレンジしてみましょう。

認知症の原因は脱水症状にもあった

認知症のメカニズムについてはいくつか知られるようになりました。

有害物質が脳内で作られて蓄積することが原因と考えられています。

そうした物質の分解を促進させることで認知症の予防ができる!と期待されています。

とはいえ人体は複雑なようで、意外に単純な原理で働いています。
そもそも脳で使えるエネルギーはブドウ糖だけだとか。
つまり有害物質が脳内へ入らないように血液脳関門と呼ばれる仕組みがあります。
他のエネルギー源も入れない、だから薬も効きづらいと言われています。

そこでもカギになるのがです。
認知症の原因は脱水症状にもあった?
水は人体において重要な物質です。
ブドウ糖を含めた様々な物質を溶かしこむことができます。

そうした水が不足することで脳機能が低下する、もっともな意見ですね。

脱水状態はリスクだらけ

水が不足する、いわゆる脱水症状はリスクだらけです。
昨今注目されるようになりましたが、具体的な問題点について復習しておきましょう。

1.体温調節ができない

夏の暑い日、十分な水分補給をしないと脱水症状に陥ります。
喉が渇いた時点で、軽度の脱水状態にあると言われます。
するとどうなるか?
体温調整ができなくなります。
これがいわゆる熱中症の状態です。

水は他の物質に比べて、熱しにくく冷めにくい!
特異な性質をもっています。
だからこそ後述するような体内の代謝に寄与できるのです。
さらに身体の温度を上げ過ぎない、逆に下げ過ぎない、そうした調整を自動的に行えます。

すなわち人体は水冷式です。
ラジエータ内に十分な水がないと身体を冷やせません。
脳がオーバーヒートしたら若い人でも危険です。

そういう意味では、平時から水分を摂取しましょう!
理にかなった話です。

2.代謝機能が低下する

人体の6割は水で構成されている!
その理由は?
水が体内における代謝に不可欠な物質だからです。
水が存在したから進化したのか?
水に合わせて進化したのか?
どちらが正しいかわかりませんが、人体そして人間が生活できる環境下において水は貴重です。

液体の水が少ないと様々な生体物質を溶かしこむことができません。
ブドウ糖とも関係する砂糖水で考えると、水が少ないと粘度が高まります。
いわゆる血液ドロドロ状態です。
それで健康を保てるわけがありません。
サラサラにしたければ水を追加する必要があります。

地球外生命体の探査に際して液体の水の有無を条件にしがちです。
鶏と卵の問題ですが、水があれば生命活動ができる!
地球上の生物であれば必然です。
代謝機能を高めて健康で暮らすためには常温の水がないと困ります。

3.尿で有害物質を排出できない

代謝と関係しますが、人間は尿の形で有害物質を排出しています。

糖尿病などで腎臓の機能が低下すると、人工透析によって有毒物を排除しなければなりません。
透析には膨大な水が必要です。
災害などで断水すると、透析患者はピンチです。

水分摂取を意識の有無を問わず制限してしまうと、おしっこの量が減りますね。
そして出てくるおしっこの色は真っ黄色!
濃縮されています。
考えてみれば危険なことかもしれません。
適時適切に排尿することは人体の維持において重要なのです。

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高齢者が水を飲まない理由

高齢者は水を飲まない?
だから認知症が進行してしまう!
ならば水を飲めば解決するのでしょうか。
とはいえ高齢者は積極的に水を飲もうとしません。
その理由を考えてみましょう。

1.トイレに行くのが面倒だから

高齢者に限ったことではありません。
現代日本人は水分摂取量が少ないようです。
その理由として、トイレへ行くのが面倒だから!
特に介護を受けている人であれば、迷惑を掛けたくないこともあるようです。

また汗をかきたくない!
夏場に水分摂取を控える理由です。
とはいえ熱中症になれば逆にをかいて体温を下げようと身体は働きます。
これがさらに脱水症状を強める!
悪循環です。

汗も尿も適度に出していれば、代謝を高めることができるし、体温調節も可能になり、臭いも気になりません。
濃い、濃縮された汗や尿こそ臭いの元凶です。

2.喉の渇きを自覚できない

高齢になると様々な認知機能が衰えます。
認知症はその最たるものですが、喉の渇きも自覚できません。
また暑い、寒いという感覚も鈍ります。
周りから見て、夏なのに厚着をしている高齢者がいれば注意してあげましょう。
体温上昇をさらに強めます。

自覚できないという意味では誤嚥性肺炎も深刻です。
つまり気管に異物が入ったことを身体が感知できない、そして排出する力が弱まっている証拠です。
適度な水分を摂取して身体の機能を高めることは、あらゆる面において重要なのです。

3.2リットル飲むのは健常者でも大変です

1日2リットルの水を飲めば認知症の悪化予防になる?
一見すると朗報ですが、2リットルを飲むのは意外に大変です。
健常な大人であっても、毎日飲もうとすると難しいでしょう。
当然ですがアルコール飲料は厳禁です。

もちろん分けて飲むべきです。
3回の食事で200mlずつ、つまり昔の牛乳瓶1本分です。
お茶を2杯飲めばよいでしょう。
その他に、寝起きと就寝前に1杯、風呂の前後で1杯、10時と3時のおやつに1杯!
これでも1.2リットルです。

注意点は何か

水が認知症の悪化予防になるとしても、注意すべき点がいくつかあります。
そうしないと良くなるものも良くなりません。

1.治療薬は飲みましょう

水を飲んだからといって認知症が完治すると誤解してはいけません。

とはいえある程度の緩和、初期であれば進行を止められる、それが正しいのであれば、現状の治療薬は不要になるのでしょうか。

水ですべてが解決するならば、それこそベストな選択ですが、現実は甘くありません。

現在すでに服用している薬は、お医者さんの指示にしたがって飲み続けましょう。

自分勝手な行動は危険です。

2.水商法に注意

水が認知症に効果的?そんな話が流布すると、必ず登場するのが水商法です。
現在でも既に一部のミネラルウォーターやウォーターサーバーなどでは健康を謳う商品が登場しています。
規制が入りましたが、水素水も怪しいでしょう。

もちろん消費者が納得し、かつ効果も認めているならば問題ないでしょう。
とはいえ無知に付け込んで儲ける輩は排除すべきです。
消費者も賢くなりましょう。
テレビや雑誌で評判になったからといって、万人に効くことはありません。
冷静になりましょう。

3.カフェインとアルコールは厳禁です

水分補給をすべきですが注意したいのはカフェインアルコールです。
どちらも場合によっては活性剤になりますが、有害物質でもあります。
そして双方とも利尿作用があります。
摂った以上に出てしまいます。
夏は特に厳禁です。

そういう意味では単なる水道水、味が欲しければ麦茶などがよいでしょう。

なお緑茶にもカフェインは含まれますが、カテキンによって無毒化される率が高いので、コーヒーよりは良いようです。

水道水を飲みましょう

水道局をどこまで信じるか?そうした話にもなりますが、水道水を飲みましょう。
日本で一番安全かつ安価な水です。
カルキ臭いのが嫌なら、一晩おけば塩素は抜けます。
また薄いお茶にして味を変えてもよいでしょう。
水こそ命の源です。

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