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2017年5月13日、はじめは夕方の小さなニュースでした。土曜日だったから?日本では大きな騒動になりませんでした。しかし週明けの月曜日、少しずつ被害の実態が明らかになりました。それはサイバー攻撃です。日立やJRなど大手企業が狙われていました。

世界の150カ国で30万台以上のパソコンがウイルスに感染したようです。北朝鮮が行ったとの報道もあります。真偽は別として、

もはやサイバー攻撃はひとごとではありません。

個人がその対処法を知っておき「避難訓練」もしておくべきでしょう。

サイバー攻撃とは

1.戦争のひとつです

サイバー攻撃とは、インターネット上の戦争です。

今では陸・海・空・宇宙・サイバー、既に軍事的な領域となっており相当数の要員が働いています。のんびりしているのは日本くらい?本当のミサイルよりも被害が広がる可能性を有しています。

コスパが高い兵器は?意外にも核爆弾!もちろん生物・化学兵器も同様です。だからこそ北朝鮮は真剣に研究しているのです。1発持てば?持っていると吹聴すれば、大国アメリカも手を出せないからです。

同じように低コストでできるのがサイバー戦です。

2.目的はスパイによる情報収集です

北朝鮮や中国、もちろんアメリカやロシアもそうですが、現在では既にサイバー攻撃を仕掛けあっているようです。
公にはしていませんが、

インターネット空間は事実上の戦闘状態にある

と言われます。

具体的には何をしているのか?

スパイによる情報収集です。

北朝鮮はそうやってミサイルや核兵器作成用のデータを得たとか。またどの地点にどんな兵器が装備されているか?要人はどこに隠れているか?そうした情報も重要です。

ちなみにあなたが毎日アップしているSNSも情報源として使われています。何気ない写真や動画には機密情報が満載です。日本はスパイ天国です。

3.身代金を得る目的もあります

今回のサイバー攻撃はランサムウエアと呼ばれる身代金を要求するタイプです。

つまりパソコンを乗っ取り、「解除してほしければお金を払え!データを人質にします。

ビットコインで要求したやり方も先進的ですね。

一昔前のランサムウエアなら、ハードディスク内を探していけばウイルスを見つけられました。しかし今は完全にパソコンが動かなくなる?専門家でも駆除するのは難しいようです。

4.相手の通信網を破壊する

実際に戦争を起こそうとしたら、真っ先にすべきなのは相手の情報網を破壊することです。

大陸間弾道ミサイル(ICBM)と呼ばれるミサイルの脅威も指摘されますが、情報網が寸断されたら使えません。つまりどこへミサイルを打ち込むか?すべてデータ化してミサイルを誘導する必要があるからです。

ちなみにインターネット自体が、戦争時にも使える通信網として開発された経緯があります。それが実際に戦場に変わってしまいました。アメリカでは第二のインターネット網を作っているとも言われます。この点もいたちごっこです。

5.機器を誤操作させる

アメリカ軍とはいえ人工衛星が壊され、衛星利用測位システム(GPS)が違うデータを送ってきたら、戦闘機能はマヒするでしょう。

古い人間なら容易に想定できますが、スマホやカーナビのない世界です。さらにミサイルを誤作動させて自分の兵器で自国を攻撃させる!そんなことが可能でしょう。

もっと単純には停電させる!原子力発電所のコンピューターに侵入されたら?核爆弾を撃ち込むのと同じ効果が期待できるでしょう。家庭にある電子レンジも、ネットにつながっていればコントロールされてしまうかもしれません。

発信元は怪しいサイトだけとは限らない

もはやサイバー攻撃はひとごとではありません。会社のみならず個人のパソコンも標的になっています。最低限のことは知っておくべきです。

1.メールの添付ファイル

古典的なウイルス攻撃ですが、メールの添付ファイルを安易に開いてはいけません

突然画面が変わることもありますし、何事もなく、ひそかにパソコンへ侵入されてしまうパターンもあります。まさにコスパが高い貧者の爆弾です。

2.メールにあるアドレスをクリックする

最近増えているのは、添付ファイルがないメールです。しかしそこにはリンク先のアドレスがあります。

請求書在中、発送準備完了、無料のアダルト動画!などユーザーの関心をひく文言があり、下をクリック!誘っています

とはいえ誘惑に負けてはいけません。

3.公的サイトから感染することもある

ウイルス感染はアダルトサイト?故にうしろめたさから被害を届けられない!そうしたパターンも多いでしょう。そのため被害件数は公になった数の数倍?と想定されます。

最新のサイバー攻撃は、怪しいサイトだけとは限りません。公的なサイトを閲覧している間に感染するケースも少なくありません。

逆に公的、有名なサイトほど襲われやすいし、不特定多数からアクセスを受けます。リスクは高いと言えるでしょう。

4.Iotで経路が増える

Iot(Internet of Things)すなわちテレビや車などすべての機器がインターネットにつながる時代です。

そのためどの経路から侵入されたか、特定することが難しくなります。今後はさらに、意外な家電が誤作動する可能性も否めません。

参考「IoTでAV機器は生き返るのか?有効な使い道を考えよう

なお被害はパソコンだけとは限りません。スマホも例外ではありません。知らない間に録音や録画をされている?データを盗まれる!変なメールが増えたり動作が重くなる?バッテリがすぐ切れるなら要注意です。
参考「スマホも危険です!ウイルス被害を簡単に防ぐ5つの方法

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予防策はあるのか

現状において100%の予防策はありません。これは病気と同じです。とはいえできるだけのことをしておけば、感染するリスクは確実に低減します。

1.セキュリティソフトを入れる

基本的な予防法は、セキュリティソフトを入れておくことです。

もちろん最新版にアップデートしておきましょう。コストはかかりますが保険と同じです。まさかのために備えておくべきです。

著名なソフトを使いましょう。安いからといって怪しいサイトからダウンロードしてはいけません。セキュリティを装った新手のウイルスである可能性も否めません。

2.パッチをアップデートする

ウィンドウズは穴だらけです。とはいえマイクロソフトだけを責めてはいけません。100%壊れない家がないのと同じです。

そのためパッチと呼ばれる修正プログラムを随時提供しています。これも最新版にアップデートしておきましょう。

今のパソコンであれば自動的にアップデートされるはずですが、パソコンが重くなる、頻繁に再起動を強いられる、周辺機器が動かなくなる!そんなリスクや煩雑さがあるため拒否している人も多いようです。とはいえ多少の不便さは覚悟すべきです。

ちなみに昨年(2016年)の5月13日、サイバー攻撃か?似たような事件が多発しました。つまりウィンドウズ10への強制アップグレード騒動です。北朝鮮はそれを意識したのでしょうか。記念日を大切にする国のようですから。
参考「Windows10に「強制」アップ?グレードされてしまいました

3.マックを使う

ウイルス作成者はコスパを重視します。最少コストで最大リターンを求めます。そのためウィンドウズは狙われやすい!

逆にアップル社のマックを使うと被害に遭いにくい?基本ソフト(OS)の仕組みが違うからです。

ただし最近はマック用のウイルスも増えています。注意はしましょう。

こちらも昔から言われたことですが、古すぎるOSも、古すぎてウイルスが対応できない?世の中の大多数に従うか、我が道を行くか、そうした決断も求められます。

4.ネットにつながない

時代に逆行する話ですが、

大切なデータが入っているパソコンをネットにつなげないことも有効です。

とくに企業などでマル秘、個人情報などはネットから遮断しておくべきでしょう。そしてアクセスできる人も制限しておくべきです。

個人なら、重要データを外付けハードディスクに保存しましょう。必要ない時は外しておく!それだけでも被害を防げます。

5.データはバックアップしておく

予防に100%はありません。そのため想定外を想定しておくべきです。

最悪の場合を考えて、大切なデータはすべてバックアップしておきましょう。

もちろん数十GBもあれば、バックアップする媒体が限られます。

しかし今ならクラウドがあります。会社組織であれば当然かもしれませんが、中小企業などは遅れています。個人も躊躇(ちゅうちょ)していますか。言い換えるならデジタルデータも断捨離すべきです。整理するよい機会かもしれません。

被害に遭ったらどうするか

最悪サイバー攻撃の被害に遭ったらどうするか?具体的な対処法を考えましょう。

1.ネットから速やかに外す

会社で使っているパソコンがウイルス感染を受けたら、速やかにネットから外しましょう。

つまりケーブルを抜きます。とはいえ今は無線LANが主流かもしれません。ソフト的に切断しましょう。

しかしそれもウイルスによって操作されているかもしれません。

ならばルーターの電源を切る!

一説によれば、日本で被害が少なかった要因はルーターにあったとも指摘されますが。なおWi-Fiは危険です。そこから侵入されるケースも少なくないようです。
参考「屋外でWi-Fiを使う際、情報を盗まれないための注意点は7つ

2.あきらめて初期化する

一度ウイルスに感染されたら、素人が完全に駆除することはほぼ難しいでしょう。ハードディスク内のどこに潜んでいるか、それを探し出すのは至難の業です。

あきらめて速やかに初期化しましょう。

そちらの方が賢明です。

だからこそデータはバックアップしておくべきです。個人では難しいならば、信頼できるパソコンショップへ持ち込みましょう。会社であればセキュリティ担当者と相談しましょう。

3.相手の要求には従わない

ウイルス被害に遭ったら、絶対に相手の要求に従ってはいけません。

背に腹は代えられないとしても、さらに被害が大きくなる可能性もあります。相手とは絶対にコンタクトをとってはいけません。

カモにされる

一度要求をのむと、カモにされます。何度もウイルス攻撃を受けやすくなります。ストーカーと同じです。プライバシーをさらすぞ!など脅されます。実際に写真などを盗まれるかもしれません。SNSをやっていたらアウトです。

直してくれるとは限らない

要求通りお金を払ったとしても、直してくれるとは限りません。ただお金を持っていかれるだけです。さらに高額を要求してくる可能性もあります。一時的に回復したとしても、ウイルスは置いていかれる?新たなサイバー攻撃の踏み台にされる危険もあります。

加害者にならないように

サイバー攻撃の怖い点は、自分が加害者になる可能性もあることです。自分のパソコンが踏み台になってしまうからです。すると警察からあらぬ疑いを掛けられます。そもそも他人へウイルスをまき散らします。迷惑です。

ある意味では避けられないことです。ちまたで起きる交通事故と同じです。

そのため保険を掛ける、セキュリティソフトを入れる、そうした社会だという認識をもつだけでも、被害を最小限にできるでしょう。
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