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細菌と聞けば、病原菌!怖いイメージですね。
しかし細菌の種類は千差万別です。
人間にとってありがたい存在もあります。
とはいえまだまだわからないことだらけです。
それでも最近は、すごい細菌が活躍しているみたいです。

細菌とは

そもそも細菌とは何でしょうか。
いくつかの分類法が知られていますが、
膜で囲まれた核を持たない、原核生物と称されるものです。
単細胞生物であり、バクテリアと呼ばれることもあります。
分裂することで増えていきます。
著名なのは大腸菌やブドウ球菌などでしょうか。
他の細胞や生物に寄生する従属栄養細菌が多いですが、
光合成を行う独立栄養細菌も少なくありません。
ちなみにカビは真菌であり、まったくの別物です。

細菌が活躍している分野とは

私たちのお腹の中を含めて、様々な場所に細菌はいます。
そこで今後または既に活躍している分野を紹介しましょう。

1 発電する

発電する細菌が見つかっています。
乳酸をエサにするシュワネラ菌、
酪酸をエサにするジオバクター、などです。
体内で有機物を分解することで電子を放出します。
これが電気の源になります。
将来的には田んぼで発電できる?
そんな研究があるようです。
まだまだ課題はありますが、天候に影響されない?
再生できる新エネルギー源として期待されています。

2 水素を作る

車では燃料電池が話題です。
その原料は水素ですが、それを作り出す細菌がいます。
例えば光合成細菌です。
体内で有機物を分解する際に、水素を作り出します。
またシロアリのお腹の中にも、水素生成菌がいるようです。
水素の化学合成はお金もかかりますが、
自然の生物に作ってもらえれば、
水素ステーションの普及に貢献してくれそうです。

3 石油を作る

石油は、そもそも動物の遺骸が分解されてできたものです。
ならば細菌が作る?おかしくはないのでしょう。
とはいえ実用的なのかが問題です。
例えば古細菌の一種であるメタン菌は、
天然ガスの成分でもあるメタンを作ります。
またラン藻とも呼ばれるシアノバクテリアも炭化水素を作ります。
将来的には遺伝子組み換えによって効率を上げる!
研究が進んでいます。

4 食品

食品分野では枚挙に暇がないでしょう。
納豆菌や乳酸菌は、子供でも知っていますね。
ちなみに発酵と腐敗の違いは何か?
人間にとって有用なものを作る場合が発酵です。
逆に有害なものを作る場合が腐敗です。

どちらも細菌による働きという点では同じです。

5 医薬品

女性などに好かれているのは、ボトックスです。
そもそもは食中毒の原因でもあるボツリヌス菌が作る毒素です。
筋弛緩作用があるため、しわ取りなどに応用されています。
なお免疫抑制剤に使われるタクロリムスは、
筑波山にいた土壌細菌から分離されました。
臓器移植などの際に拒絶反応を抑える!
不可欠な医薬品として役立っています。

6 農業

農業は、細菌と直結している分野でしょう。
例えば根粒菌は、主にマメ科植物の根に住み着き、
窒素を供給する役割を有しています。
また植物体内に共生する微生物の総称としてエンドファイトがあります。
これらの菌は、植物の免疫力を高めたり、成長を促すようです。
詳細はわかっていませんが、
将来的には病害を予防して食糧の増産!
可能性は無限です。

7 石油を分解する

石油を作る細菌がある一方で、石油を分解する細菌もいます。
タンカー事故など、環境汚染時に活躍すると期待されています。
石油は、人工物的なイメージがありますが、
そもそもは炭素と水素からできています。
見方を変えれば、単純な栄養源です。
それをエサにする細菌がいても、おかしくないですね。
現在では複数の属に該当する多くの細菌が知られています。
ちなみに微生物などを使って環境を浄化することを
バイオレメディエーションと呼びます。

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まだまだありそうです

身の周りには、まだまだ未知の細菌類が多くいます。
病原菌であっても、毒と薬は裏表です。
使い方次第で、私たちの生活は、どんどん変わります。
そうした有用な研究が進むことが期待されています。

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