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2016年2月17日に打ち上げられたX線天文衛星「ひとみ」が、
3月26日に、音信不通となりました。
4月1日午後3時から、宇宙航空研究開発機構JAXAが記者会見を開きました。
それらを元に、現状をまとめてみましょう。

ここまでの流れ

ひとみからの音信が途絶えたのは、2016年3月26日の午前です。
その後、アメリカ戦略軍統合宇宙運用センターは、
ひとみの周辺に5個の物体があることを発表しました。
またアマチュア天文家は、ひとみが激しく回転している?
つまり短時間に明暗を繰り返している状況を撮影しました。
そして3月30日JAXAは、機器トラブルであり、衝突ではない!
周りにある2つの物体は、ひとみから分離した物体?
考えているようです。
なおこれまでに4回ひとみからの電波を受信しました。
そのため、まだひとみの電源はオンになっている!
復旧の可能性を示唆しています。

考えられる3つの可能性とは

ひとみに何が起きたのか。考えられる可能性をあげてみましょう。

1 宇宙ゴミに当たった

人工衛星を飛ばしている宇宙空間には、ゴミが散乱しています。
いわゆる宇宙ゴミ、スペースデブリと呼ばれるものです。
第一に考えられるのは、これらがぶつかった可能性です。
地球に落ちずに周回するには、秒速7キロの速さが必要です。
それがぶつかれば?大惨事は免れませんね。
交通事故どころの騒ぎではありません。
とはいえこれまでの分析では、証拠が見出せないようです。
JAXAはこの可能性を低く見ています。
もちろん確定した話ではありませんが。

2 姿勢制御機能にトラブルか

ひとみには爆発するような物質を積んではいません。
とはいえ何らかの理由?そこが最も知りたい点ですが、
機器にトラブルが起きていることは否めないようです。
周りにある物体も、ひとみ由来と考えられています。
現状でわかっている点として、
本体がぐるぐる回転しているようです。そのため、
太陽電池パネルが、上手く太陽を向けていないようです。
それがまず修正されれば、電波の送受信が可能になります。
積んでいるバッテリー容量には限界があります。
太陽電池が復旧することを祈るのみです。

3 初期不良があったのか

3月上旬までは順調でした。何らの不具合もありませんでした。
しかしどこかの部品に初期不良があったのかも。
これも否定できません。
なお宇宙には宇宙線が飛び交っています。
これが機器にぶつかったら?壊れるリスクもあります。
未だ人類が知り得ていない現象があるのかもしれません。
あらゆる可能性を排除せず、原因究明に当たることが重要です。

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宇宙人の仕業か

ナンセンスかもしれませんが、宇宙人の仕業か?
JAXAは何も言及していませんが、
ひとみは、見てはいけないものを見てしまったのかも。
ひとみの目的はX線で宇宙を観察することです。
遠くから、見られたくない存在が、あっても不思議ではないですね。

復旧の可能性はあるのか

JAXAは、原因の究明を第一に考えています。
それがいつわかるか?現段階では、なんとも言えません。
とはいえ原因さえわかれば、復旧の可能性がゼロではありません。
金星探査機である「あかつき」も、
軌道への投入が失敗して5年の歳月を浪費しました。
それでも2016年3月31日JAXAが、皮肉なものですが、
本格観測を始める旨を発表しています。
もちろんかつての「はやぶさ」も、
幾多の困難を乗り越えて、無事任務を終えています。
宇宙は遠く、手が届きませんが、諦めなければ、
希望を見出すことはできるでしょう。

X線天文学への影響は

ひとみが活躍すれば、
X線天文学が急速に発展すると考えられています。
先に見つかった重力波と併せて、
宇宙に関する概念が大きく変わる可能性もあります。
それへの影響はどうなるのでしょうか。
遅れる可能性はあるでしょうが、
科学者が力を合わせれば、
新たな方法が見出せるでしょう。
今はそれを静かに待つしかないようです。

失敗こそ大きな経験です

多額の予算を使ってトラブルが起きた?
税金だ!文句を言う人も多いでしょう。
とはいえ失敗こそ大きな経験です。
どんな偉大な発見も、幾多の失敗の末、
達せられたのです。
災い転じて福となす!
私たちは暖かく見守り、
ひとみの復旧を祈りましょう。

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