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石油が枯渇する?言われて久しいですね。
もちろん資源には限りがあります。
しかしそれを上回る科学技術の進展があります。
経済的に利用できる方法が日々開発されています。
一方で原子力に頼るのも限界がある?
そこで注目されたのがバイオマスです。
とはいえ最近あまり耳にしませんが、どうなったんでしょうか。

バイオマスとは

バイオマスとは、元々は生物量(biomass)を示す英語です。
そこからか?何らかの植物を利用したエネルギー資源の意味で
用いられることが一般的になりました。

生物資源であっても、石油や石炭は除外されます。
どちらかと言えば廃棄物系?
これまで利用されていなかったものを活用する!
プラスマイナスで二酸化炭素を増やさない!
そうした定義があるのも事実です。
具体的には、トウモロコシからエタノールを作る。
大豆からディーゼル油を精製する。
廃材を火力発電で使う!などが知られています。

普及しない理由は

バイオマス燃料は、太陽光などと比べて発電効率が良いと言われます。
とはいえ何故普及しないのでしょうか。

1.思いがけない原油安

2000年前後に、一時期バイオマスブーム?ありました。
この勢いが続くのか?様々な予測が出されました。
福島原発の事故が追い風になるとも言われました。
しかし昨今は思いがけない逆風が吹いています。
つまり原油安です。
産油国であるイランの経済制裁がなくなったことも一因です。
その前にアメリカでのシェール革命!
そもそもの原因かもしれません。
結局安いものに向かうのが経済原則です。
二酸化炭素の排出は、車や工場など、
末端で対策ができるようになりました。
燃費の改善も大きいですね。
当分はバイオマスに追い風が吹くことはなさそうです。

2.原料の安定供給が難しい

今まで廃棄されていた資源に眼を向ける!
無駄を省く!資源の有効活用!廃物利用!
掛け声は立派です。
とはいえだからこその問題点があります。
つまり原料の安定供給が難しいようです。
建築廃材を用いる場合には、
家の新築や改築があることが前提です。
景気に左右されますね。
海外からアブラヤシの殻を輸入することもあります。
しかし金になるなら?輸出国が制限します。
廃棄物を減らそう!そうしたご時勢では?
眼の付け所が違うのかもしれません。

3.食糧と競合する

一時期騒がれたのが、バイオエタノールやディーゼルです。
ブラジルでは特産物であるサトウキビを利用したエタノールが、
既にガソリンと混ぜて車用に使われています。
アメリカではトウモロコシを原料にしてエタノールを作ります。
またヨーロッパでは大豆から絞ったディーゼルがあります。
しかしどれも、本を辿れば食べ物です。
食糧問題が叫ばれている一方で、家畜のエサにしたり燃料にする?
ちょっと見ている方向が違いますよね。
食糧と競合する資源であれば、進まないのも当然です。

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ミドリムシが飛行機を飛ばす

今日本で注目されているのは、ミドリムシです。
これは単細胞の微生物です。
葉緑体を持ち自ら光合成をして養分を作り出します。
小さいからといって馬鹿にできません。
微生物だからこそ、大量に増殖できます。
既に食品やサプリとしての利用があります。
またミドリムシが作った油で飛行機を飛ばそう!
プロジェクトが進んでいます。
そもそも大きな身体を持つクジラの食糧は?
目に見えないようなプランクトンです。
同じ原理で大きなものを動かす!
これこそ自然、バイオマスのパワーです。
安定供給が軌道に乗れば、一般化するのは時間の問題です。

一人ひとりの意識です

いつまで石油や原子力を使い続けるのか。
それは一人ひとりの意識です。
2016年3月9日、高浜原発の運転を差し止める判決が出ました。
同年3月25日、四国電力が伊方原発1号機の廃炉を決定しました。
水素や電気など、車の燃料はどんどん変わっています。
しかし我が家の電気はどうするか。
身近なところから、植物資源を見直してみましょう。

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