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2016年3月4日は、春の火災予防運動期間の中日です。
唐突ですが、自宅に火災警報器は設置されていますか。
消防法の改正により、
2006年から住宅に対する設置が義務付けられています。
主に寝室が対象ですが、台所もあると安心です。
とはいえ調理中に鍋が燃え出したらどうしますか。
落ち着いて対処できますか。
噂に惑わされることなく、
科学的に正しい消火法を知っておきましょう。

台所の火災は減っているが

消防庁の統計を見ると、
2005年ガスコンロを原因とする火災件数は5,713件でした。
毎日全国のどこかで15件起きている計算です。
とはいえ減少傾向を示しており、2013年は3,476件でした。
それでも毎日9件起きていますけどね。
ではこのように大きく減った理由は何でしょうか。
ひとつは2008年にセンサーコンロが発売されたことです。
この普及が大きいと言われています。
しかし油断禁物です。
コンロに起因する火事の25%は
揚げ物をしている際に起きているようです。

突然炎が上がると慌ててしまいますね。
そんな時はどうしたらよいのでしょうか。

科学的にやってはいけない消火法とは

1.水をかけてはいけません

火事だ!水をかけろ!
誰もがイメージしますね。
しかし油が燃えている場合は、
絶対に水をかけてはいけません。

何故なら水は100℃で沸騰します。
燃えている油に水をかけると、
一瞬にして水の温度が上がります。
小さな熱湯の水滴となります。
それが自分に跳ね返ってきます。
これを身体に浴びると、大火傷をします。
また火が壁などに引火する危険もあります。

2.マヨネーズをかけてはいけません

巷には、鍋にマヨネーズをかけると消える?
そんな都市伝説が流布しています。
しかしマヨネーズは油です。
余計に燃えてしまいます。
絶対にやってはいけません。

どうしてこんな噂が流れるのか不思議です。
同様に野菜を入れる?そうした説もあります。
こちらは水分の塊です。
破片が飛び散る可能性があります。

3.粉末消火器は使わない方がよい

消火器にもいくつか種類があります。
粉末消火器も住宅用としては手軽です。
主な成分はリン酸アンモニウムです。
基本的な消火原理は、燃焼物の反応を止める抑制反応です。
とはいえ粉末消火器は、冷やす効果が低いと言われています。
また粉末が飛散することもあります。
そのためてんぷら火災には適さないと考えられています。

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科学的に確実な消化法はこれです

鍋の油が燃え盛ってしまったら、どうすればよいのでしょうか。
もちろん119番へ電話です。
自分で手に負えない場合は、隣近所に大声で知らせる!
かつ安全な場所へ逃げましょう。
とはいえ可能性があるなら、次のような方法を試してみましょう。

1.濡れタオルを被せる

ひとつは鍋全体に濡れタオルを被せる方法です。
具体的には、鍋を完全に覆える大きさのタオルを用意します。
バスタオルくらいが最適でしょうか。
それを水に濡らし、軽く絞ります。水が垂れない程度です。
それを一気に鍋の上に被せます。

ここで大切なことは、隙間を作らないことです。
隙間から火が出るとタオルも焼いてしまいます。
だからできるだけ大きなタオルで、思い切ることが成功の秘訣です。
とはいえ急に準備できませんね。花火の時と同じです。
あらかじめ用意してからてんぷらを揚げると、安心かもしれません。
ちなみにこれは、空気を遮断する!冷やす!
そういう科学的根拠があります。

2.強化液消火器

台所など火を扱う場所には消火器を備えておきましょう。
てんぷら油などにも対応できるのは、
強化液消火器と呼ばれるタイプです。
含まれている薬液は、
主に炭酸カリウムなどの強アルカリ性水溶液です。
これが油と反応することにより、不燃化してくれるようです。
ただし消火力は強いですが、アルカリ性も強いです。
手や身体に付いた際には綺麗に洗いましょう。
機械類の場合には腐食したり故障する可能性もあります。
ちなみにこれは、可燃物を取り除く!冷やす!
そういう科学的根拠があります。

使い方に慣れましょう

どんなに素晴らしい技術があっても、
使いこなせないと意味はありません。
そのため日頃から、避難訓練などを利用して、
消火器の使い方に慣れておきましょう。

とはいえ落ち着いて行動できるか?
それに尽きます。

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