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福井県立恐竜博物館と福井県立大学などは2016年6月25日、
哺乳類の化石が見つかった旨を発表しました。
これは恐竜時代にいた小型草食哺乳類のものとして国内初です。
とはいえ(※)また福井県です。
なぜ福井ばかりで、化石が見つかるのでしょうか。
(※以前の記事→福井で見つかった恐竜は新種?恐竜に関する誤解をとこう

哺乳類とは

背骨を持つ動物は、大きく5つに分類できます。
つまり魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類です。
おおよそこの順に、進化してきたと考えられていますが、
鳥類と哺乳類は、爬虫類から分岐したようです。
恐竜時代にも、私たち哺乳類の小さな先祖が細々と、
巨大な恐竜から逃げるようにして生活していました。
今でいう、小さなネズミみたいな生き物です。
ちなみに哺乳類の特徴は、
・母親の胎内で一定の大きさまで育ててから生む(胎生)
・環境に関わらず体温を一定を保てる(恒温動物)
・体表が毛で覆われている、そして
・子供を母乳で育てる(哺乳)などです。
しかし例外は多々あります。
・卵を産むカモノハシ、
・未発達状態で子を産み特殊な袋で育てる有袋類、
・変温動物と思われるナマケモノ、
・体毛がなくなったヒト、などです。
しかし母乳による母子のつながりは、共通しています。

福井で見つかりやすい理由とは

今回の大発見は、小学生によるお手柄です。
2年前に、発掘体験で見つけたようです。
実にラッキーですね。当人にとっても嬉しいでしょう。
とはいえどうしてまた、福井県なのでしょうか。

1.地層がある

第一の理由は、福井県周辺に中生代の地層があるからです。
恐竜は、主に2億4500万年前から6500万年前にかけての中生代、
この時期に栄え、そして突然絶滅した動物群です。
中生代の地層が残っていれば、化石があって不思議はありません。
特に見つかりやすいのは、同県勝山市北谷にある
白亜紀前期の地層と推定されている手取層です。

なお中生代は、古い方から三畳紀、ジュラ紀、白亜紀に分かれます。
ジュラ紀は、映画ジュラシックパークでもお馴染みですね。
その流れで、白亜紀前期なら、たくさんの恐竜がいたはずです。
そして哺乳類も細々と生存していたと考えられています。

2.積極的に調査している

地層があるということも大きく影響しているでしょうが、
だからこそ積極的に調査をしています。
冒頭にも書きましたが、福井県立恐竜博物館があります。
専門家による調査のみならず、子供たちの体験学習も盛んです。

子供の頃から恐竜に対する夢を培っているのでしょう。
化石を探すことが一般的になっているのかも。

3.工事が盛んになってきた

かつて日本海側は、大陸に近いこともあり日本の表玄関でした。
しかし昨今は、裏日本との呼び名もあります。
そのため近代的な開発は、どうしても遅れがちでした。
とはいえ2015年には北陸新幹線が開通しました。
その他にもトンネル工事が行われており、その掘削現場、
福井県との境にある石川県白山市桑島でも化石が見つかっています。
福井県もこれから新幹線の工事が始まります。
そういったまだ見ぬ地層が掘り起こされているという点も、
発見される可能性が高まる理由かもしれません。

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日本中で化石は見つかっています

日本に恐竜はいなかった!かつてはそんな話もありました。
しかし福井県に限らず、これまで全国各地で化石が見つかっています。
例えば、北海道夕張市、岩手県岩泉町、
福島県では、海竜のフタバスズキリュウが発見されました。
さらに三重県鳥羽市、徳島県勝浦町、
九州は福岡県北九州市や熊本県御船町でも探し出されています。
地層と聞けば地震をイメージしがちですが、
それによって新たに開けた地層から化石が見つかる?
可能性も否定できません。
元々日本列島は大陸とつながっていました。
そのためこれからも古い地層を探せば、
恐竜は哺乳類に限らず、多くの化石が出てくるでしょう。

意外な事実がわかるかも

今回見つかった哺乳類の化石で賞賛すべき点は、
ほぼ全身の骨格が、良い保存状態で見つかったことです。
種の特定や進化の謎を探る上で貴重です。
このような標本が集まることにより、科学は進歩します。
新しい発見によって意外な事実がわかるかもしれません。
興味のある人は、福井県へ行ってみましょう。
あなたも発見者になれるかもしれません。

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