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受験生を含めて、英語がいまいち伸びないと感じていませんか。本当の英語力を身に付けたいなら、学校で行われている一般的な勉強法では難しいでしょう。これはあくまでも「入試対策」にすぎないからです。

今年こそ本当の英語力をアップさせ、上達したいと望むならば、英英辞典を使いましょう。実際に私はこれで「壁を超えた」と実感しています。目からウロコが落ちたとは、このことです。今までまったく意識がなかった人も、一度開いてみることをおすすめします。難しくはないです。

英英辞典とは

英英辞典とは、英語を英語で説明する辞典です。日本人の感覚で言えば国語辞典と同じです。
言い換えると、本当の英語辞典とは、英英辞典のことです。つまり私たちが考える英語の辞書は「英和」もしくは「和英」と書かれているはずです。それらは本来の意味における英語辞典ではありません。

安心!英英辞典には使い方ページがある

とはいえ何か難しそうですね。しかし安心しましょう。英英辞典には「使い方」のページがあります。国語辞典にもありますが通常は飛ばしていますね。説明書みたいなものなので読まなくてもなんとなくわかります。

ただし英英辞典の場合には、「使い方」のページを真っ先に読むことをオススメします。

理由は以下のとおりです。

  • 具体的な使い方が説明されている
  • 使い方のページからも英語の仕組みを理解することができる

使い方のページを読むだけでも英語上達のヒントがあるので、価値があります。

英語は英語で理解するのが上達の近道です

なぜ英英辞典を使うべきなのか?英語を理解し上達する近道だからです。

1.そもそも文化が違う

英語で読み解く理由として、日本と英語圏では文化の違いがあります。具体的には単語の広がりが異なります。
たとえば日本人にとって牛は牛です。

  • 牝牛(雌牛)
  • 牡牛(雄牛)
  • 子牛
  • 乳牛

などの言い方はありますが、いずれも「牛」が付いているのでわかります。

とはいえ英語では、

  • 牛全般をcattle
  • bull(去勢していない雄牛)
  • ox(去勢した雄牛)
  • cow(雌牛、乳牛)
  • 肉になるとbeef

などと日本人では類推しがたい単語も使います。特に乳牛のことをdairy cattleと称することがあります。ちなみにdairyとは酪農のことです。

一方英語でコメはriceのみです。しかし日本語は、植物ならイネ、食品になるとコメ、そして炊いた後はゴハンになります。

なお日本人はライスと発音しますが、riceとliceは全く別物です。liceはシラミを意味するlouseの複数形です。日本人のラリルレロはLの発音に聞こえます。「ライスを食べる?」怪訝な顔をされるので注意しましょう。発音の違い?英語圏の人は空気を呼んでくれません。

2.英語や日本語に訳せない単語もある

上述の文化に通じることですが、英語から日本語、逆に日本語から英語へ訳せない単語も多くあります。

忖度

今はやりの言葉でいうと「忖度(そんたく)」を英語でどう表すか?そもそも忖度は日本の伝統文化です。諸外国では忖度の習慣はありません。

おもてなし

また「おもてなし」も英訳するには難しい単語です。日本人が思うサービスと英語のserviceは違います。
日本でサービスと言えば、暗に無料を意味しますが、英語では義務的な仕事だと解釈します。

ガソリンスタンド

外来語がまったく通じないこともよくありますね。外国人に道案内をする際、ガソリンスタンドと言っても通じません。英語ではgas stationです。

3.英→日→英だと遅れる

英語に限ったことではありませんが、外国語がわかるということは、「その言語で思考できる!」そういうことです。
言い換えると、英語で思考できるようにならないと、本当の意味で英語を理解したことにならないでしょう。

英語で言われた内容を日本語に訳して、日本語で考え、英語に直して話す、これでは時間がかかります。テレビでよくある中継のように、テンポが遅れます。そのためスムーズな会話ができません。ここからも英語で理解する習慣が求められるのです。

英語が話せると知られると、「通訳してくれ!」と言われます。
とはいえ「英語が使える」と「通訳」は別物です。英語が得意な人はだれでも通訳や翻訳ができるのか?まったくの勘違いです。
つまり英語が堪能な人は、英語を英語として理解しています。そのため通訳を頼まれても困ります。英語力と通訳力は違うのです。

気づいていないかもしれませんが、英語を日本語で考え英語に直すことこそ、日本人が英語を苦手とする、大きな・かつ最大の理由です。スムーズではないから難しいと感じてしまうのです。

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英英辞典のメリット

英英辞典を使う勉強法の具体的なメリットについてまとめましょう。

1.英単語をわかりやすく解説している

英語圏の人は英英辞典で学びます。そのため小学生でもわかるように記載されています。

試しにmonkey(サル)をひいてみましょう。

まず講談社学術文庫の『国語辞典<改訂新版>』で「サル」は

「霊長類のけもの。人間に最も近く、あと足で立ち、前足で物を握ることもできる。木登りが上手で、種類も多い。」

一方で開拓社『オックスフォード現代英英辞典』でmonkeyは

“member of the group of animals most similar to humans in appearance, esp a type of small long-tailed tree-climbing animal.”

簡訳すると「形が人間に最も近い動物のひとつ、特に小型で尻尾が長く木登りできる動物」

ちなみに大型のサルはapeです。こちらもひいてみます。

“any of the four (usu tailless) primates (gorilla, chimpanzee, orang-utan, gibbon) most closely related to man”

つまり「最も人間に近い、通常尻尾のない4種類の霊長類(ゴリラ、チンパンジー、オランウータン、ギバン)」
ちなみにギバンはテナガザルのことです。

日本人はゴリラも含めてサルと考えるかも知れませんが、英語圏ではmonkeyとapeを、尻尾の有無や大きさで使い分けています。そうした雑学も身に付きます。

2.英語の語彙が増える

英英辞典を使う勉強法を続けると、必然的に語彙(ごい)が増えます。

たとえば上述のgibbonをさらに調べると、
“long-armed ape of south-east Asia”「東南アジアに生息する手の長いサル」

英語を少し学んだことがあれば、この文章の意味はすぐにわかりますね。

最初はわからない英単語だらけで面倒です。しかし使っていくと、説明に用いられる英単語には限りのあることがなんとなく理解できます。日本語の国語辞典も同じことです。そうした使い方がわかれば、意外に扱いやすいと思います。

3.英語検定対策になる

TOEICやTOEFLなどの英語検定は、英語で出題されて、英語で答えます。すべて英語です。そのため、いちいち日本語に直していると時間のロスです。
英語は英語で考える!
当たり前のことです。それを日本でやらないから、英語力が身に付かず、上達しないのです。

ただし英検(実用英語技能検定)は日本語が含まれているので、参考にはなりますが、直接の検定対策にはならないかもしれません。
それでも、「何のために検定を受けるのか?」考えてみれば、自ずと答えは出るでしょう。

4.動詞の活用パターンがわかる

英英辞典には動詞の活用パターンが丁寧に説明されています。
以前、それを大学の先生に教えられて、びっくりしました。

英語の受験勉強でも困るのが動詞の活用です。語形変化を覚えるのは当たり前ですが、動詞には30以上の使い分けがあります。詳細は英英辞典、もしくは文法書を参考にしてください。

とはいえ英英辞典には、動詞の活用が個々の英単語に示されています。文例も記載されているので、具体的な使い方がわかります。

英英辞典の選び方

英英辞典に興味が湧いたでしょうか。とはいえどれを選べばよいのでしょうか。本屋さんへ行くと様々な英英辞典が並んでいますか?しかし比較的大きな本屋へ行かないと、英英辞典は売っていないかもしれません。それだけマイナーな存在なのです。

初めて買う英英辞典は何でもいい

形から入る人もいるでしょうが、最初は何でも構いません。言い換えると古本屋で一番安い英英辞典を探しましょう。初めはとりあえず使ってみることです。
使い始めれば、もっと良い英英辞典が欲しくなります。そうなったら英語が上達してきた証拠です。

文例が多い英英辞典を選ぼう

なおあえて条件を付けるなら、文例が多く載っている辞典を選びましょう。「学ぶ」は「真似る」がなまった形だとか?つまり文例を覚え、それを応用することが語学上達の極意だからです。

オススメの英英辞典1.『オックスフォード現代英英辞典

そこで私のオススメ、というか私が大学の先生から薦められたのは、上述した開拓社から出版されている『オックスフォード現代英英辞典』です。英語名はOxford Advanced Learner’s Dictionaryです。ただし今は旺文社から出版されているようです。
オックスフォード現代英英辞典 第9版 | 旺文社

大元はOxford University Pressです。これが本家イギリスでも正当な辞典と考えられています。サイズは様々ですが、文字の大きさなどから選んでみましょう。

オススメの英英辞典2.『新英英大辞典』

ちなみに開拓社から今出版されている『新英英大辞典』は下記サイトで紹介されているように、高校生でもわかりやすく作られています。受験生に適しているかもしれません。
新英英大辞典(新装版 ビニール装) 株式会社開拓社

本当の英語力が身に付きます

本当の英語力とは何か?その定義によって勉強法は変わります。受験や検定試験をパスしたいという動機なら、それ用の対策本を使いましょう。
とはいえ外国人と対等に会話する、読み書きするための英語力を身に付けたいなら、英英辞典を使いましょう。すぐに上達を実感できます。

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