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中学受験の主役は、もちろん子供達です。しかし脇役や裏方の支援が不可欠です。その一つは受験塾かもしれませんが、生活の場である家庭も大切です。では子供の中学受験を成功させるために、親はどうすべきなのか?焦る気持ちもありますが、翌春良い知らせが欲しいなら、夏休みの過ごし方に気を付けてみましょう。

中学受験に向けた、具体的な夏休みの過ごし方とは

中学受験の対象は小学6年生です。身体は大きいかもしれませんが、まだまだ子供です。中学受験を成功させるためのがんばりを子供一人にすべて任せるのはかわいそうでしょう。親のサポートが不可欠です。

言い換えると家庭での取り組みいかんで、合否が決まることも珍しくありません。

1.生活リズムを整える

(1)朝はいつも通りに起きる

夏休みが中学受験の合否を決める一つのポイントです。
そのため生活リズムを整えましょう。
なぜなら、無理をし過ぎると心身ともに乱れてしまいます。ここから9月以降に失速するケースが少なくないからです。

基本的な過ごし方は学校がある時と同じ、遅くても7時には起こしましょう。そして朝食をしっかりと食べさせましょう。夏休みだからといって朝寝は厳禁です。親こそ朝寝したいでしょうが、大人にとっても昼まで寝るのは良くありません。逆に疲れが溜まります。

9月になってから生活リズムを戻そうとしても難しいです。つまり夏休みは長いからです。朝起きられず9月以降の勉強が身に入りません。中学を受験できたとしても、今の志望校よりかなりランクダウンすることになります。気を付けましょう。

(2)朝食をしっかり食べさせる

生活リズムを整える意味でも、朝食をしっかりと食べさせましょう。
朝食べることによって脳を含めて身体全体に栄養を与えます。できれば御飯がよいでしょう。コメの方が腹持ちがよく間食を避けることができます。

共働きなどで朝忙しい場合は、夜に作り置きをする。今の時代です、電子レンジを活用しましょう。コンビニの弁当やお惣菜でも、栄養バランスを考えれば問題ありません。

(3)夜12時前に寝る

塾の宿題があったとしても夜12時前には寝る習慣を付けましょう。そうしないと朝起きられません。これが生活リズムを崩します。勉強は午前中にやる!そして午後に塾へ行く!そうしたスケジュールがベストです。

勉強のイメージは徹夜です。小学生でも夜遅くまで勉強することがあるようです。だからでしょうか?塾で居眠りする子も多いです。これこそ本末転倒の典型例です。何のために勉強しているのか?気づいていないとすれば最悪です。

なぜ夜中に勉強してはいけないのか?受験は午前中に行われるからです。
朝9時にベストな状態を作るのが理想です。年明けから朝方に戻そうとしても、まず難しいでしょう。本番頭がボーっとして失敗する事例は枚挙にいとまがありません。

2.健康管理をしよう

(1)受験は体力勝負です

本番は一番寒い季節です。風邪やインフルエンザが流行ります、そこを乗り切る体力を今の間に築きましょう。

なぜなら知識だけでは合格できないからです。つまり、受験は体力勝負でもあります。

昨今の小学生は、昔より大きくなったのでしょうか?受験塾で見ていると、6年生でも痩せて小さい子が多いです。これでは勉強に耐えられないでしょう。休み時間などで質問に来る子もいます。その際に立ちながら説明していると、ふらつく子もいます。長時間立っていることに慣れていないのでしょう。それでは受験まで持つかどうか不安です。

もちろん、体格は遺伝的要因が大きいでしょう。また食べ物の好き嫌いもありそうです。とはいえ栄養バランスのとれた食事をしっかりさせましょう。

(2)脳に栄養を与えよう

勉強の前に糖分補給は有効なようです。わかりやすいのはチョコレートです。砂糖を入れた紅茶や麦茶もよいでしょう。

勉強すると疲れます。無意識に甘い物が欲しくなります。これは脳で使われるエネルギー源がブドウ糖だからです。

もちろん糖分の過剰摂取は、子供でも糖尿病の可能性があります。水代わりにジュースやスポーツドリンクを飲むのは推奨されません。できれば水、麦茶がよいでしょう。コーヒーはカフェインがあり眠気防止になりますが、子供が飲みすぎると中毒のリスクもあります。

また、飲みながら食べながらの受験勉強はよくありません。メリハリをつけましょう。そもそも受験勉強に集中していれば、飲み食いを忘れるものです。飲みながらできるということは、集中していない証拠です。ならば10分程度の休憩をとりましょう。

(3)クーラー病に気を付けよう

中学受験する家庭なら子供部屋があるでしょう。そこにはクーラーが完備されているでしょうか。受験塾でもクーラーは当たり前です。もちろん勉強する環境を整えるべきですが、クーラー病には気を付けましょう。

体を冷やすと新陳代謝が下がる

ひとつは身体を冷やしすぎることです。体温が下がると新陳代謝が衰えます。食欲がなくなるなど消化器系にトラブルが起きます。頭痛や関節痛、風邪をひきやすくなります。暖房と同じく1時間に1度窓を開けて換気をしましょう。

クーラーをキレイに保ち、病気を予防する

一方でクーラーはきれいにしていますか?湿気が溜まるとカビが繁殖します。これが原因になる気管支炎や肺炎があります。咳やくしゃみがあれば早めに医療機関を受診し、合わせてエアコンの掃除をしましょう。

3.メリハリのある生活をしよう

(1)ストレスを発散させる

上手くストレスを発散させてあげましょう。そのため、適度なゲームや遊びは容認しましょう。

中学受験は一発勝負です。つまり義務教育なので浪人はありません。子供なりに相当のプレッシャーを感じています。そのストレスから家庭内で荒れることも珍しくありません。早熟な子は反抗期が来ます。

子供は自分でもストレスがあることをわかっていないでしょう。だからこそ余計に心身が乱れます。そのため、上手なストレスの発散は受験勉強に不可欠です。

なお子供にゲームを絶たせたいなら親も一緒に禁酒するなど、ともに頑張る姿勢を見せると良いでしょう。一般論ですが、親が読書しないと子供に読書習慣が身に付きません。これが読解力を弱めます。子供は親の鏡です。

(2)体力をつけるために運動しよう

ストレスを発散させるためにはどうするか?ひとつは運動です。子供は本能的に外遊びが好きです。今は様々な危険があるのでゲームなどの室内遊びに向かっているだけです。毎朝散歩するだけでも違います。気分転換に最適です。

夏休みのラジオ体操はあるでしょうか?これは全身運動です。真面目にやれば結構疲れます。身体の隅々まで動かすので、体力作りにも適しています。受験生ではありますが、小学校最後の夏休みです。たまには外遊びをさせましょう。

(3)ご褒美をあげよう

親が率先してメリハリを付けさせましょう。

たとえば

  • 日曜の午後は勉強をさせない!
  • 家族で外食をする!

何がご褒美的なことも有用です。
塾のテストで良い点をとったなら、まずそこを褒めてあげましょう。それだけで子供のやる気は変わります。

ずっと夏期講習に通い、夜は宿題をやる、土日も勉強でしょうか。そんな缶詰め状態は大人でも難しいでしょう。そのため適度なメリハリは必要です。大人なら飲酒など無意識にメリハリをつけています。しかし子供にはできないからです。

4.目的を明確化させよう

(1)中学受験が目的ではいけません

子供の将来の夢や希望をふまえ、中学受験の目的を明確にしましょう。

中学受験を目標にしていると、子供のモチベーションは上がりません。運よく合格しても、燃え尽き症候群に陥ります。大学受験が上手くいかないでしょう。親の願望を一方的に押し付けてはいけません。

なぜ中学受験をするのでしょうか?目的を親子で共有しているでしょうか。
「ただ単に子供のため!」
それでは説得力がありません。
今の子供が大人になる頃、これまでの常識は崩れているかもしれません。親が考える「まともな仕事」が20年後も「まとも」なままでいられるか?

東大を出ても就職できない人が少なくありません。一部上場企業であっても倒産する?業績不振で大量リストラ!公務員なら本当に安定でしょうか?そもそもそれが本当に子供のためなのでしょうか。頭でっかちな人は、社会で通用しません。

(2)将来の夢がない子は勉強しない

子供の将来目標を企てましょう。大人になったら何をしたいのか?その仕事をするためには、どうしなければならないのか?逆算で考えていきましょう。
わかりやすいのは、
医者になる!→大学の医学部に入る!→医学部に入りやすい中高一貫校を目指す!
ということです。

基本的に将来の夢がない子は勉強しません。勉強の必要性を感じていないからです。中学受験をする子供は、経済的な心配をしていません。今の生活に安住しています。危機感がありません。ハングリーにならないと、頑張ろうとはしません。

子供に夢があるならば、それを否定してはいけません。どんなバカげた夢であっても、それを実現するためにはどうするか?現実的に考えていけばよいのです。

(3)興味のある分野を伸ばそう

子供に興味のある分野があるなら、それを伸ばしてあげましょう。子供から質問があった場合、忙しいからなどと言い訳をしてはいけません。もちろん内容的に難しければ、「塾の先生に尋ねてみよう!」そう言えばよいのです。塾を上手く活用すべきです。

生まれつき無関心な子はいません。表に出さないだけであって、心の中では様々な希望を抱いています。私の経験として、理科を教えていることもありますが、塾では授業に直接関係のない科学の質問も飛び出します。それを説明していると皆静かになり目が輝いています。

5.「勉強しろ」とは言わない

(1)言ってやるなら苦労はしない

極論ですが、勉強するな!もしくは何も言わない!そうした方が子供は勉強しやすくなるでしょう。
人間は天邪鬼(あまのじゃく)です。
やれ!と言われたらやる気が失せます。やるな!と言われたらやりたくなります。

子供が家でゴロゴロしていると「勉強しろ」言いたくなります。とはいえ親が言う言葉ではありません。そもそも、言って勉強するなら苦労はしません。勉強しろと言っても、子どもは勉強部屋に閉じこもるだけであり、親への反抗心が生まれます。そして親子関係に亀裂が入ります。

逆に親がやるべきことは、生活態度や言葉遣いなどの躾です。塾に来て、周りの迷惑を考えない行動をする子が多いです。その実態を親は知っているのでしょうか?親がそれだから、子供もそうなるのかも。

(2)塾の自習室を利用させる

勉強は塾、家はくつろぐ、そうしたメリハリも大切です。

家で子供が遊んでいるとイライラしますか。また家にいられると面倒なこともあるでしょう。ならば塾の自習室を利用させるべきです。

質問が有料になる塾もあるようですが、使えるものは何でも活用しましょう。授業の合間で待っている先生がいたら有効に使いましょう。塾は勉強する空間なので、気持ちも変わるでしょう。

(3)モチベーションは続くわけがない

ほとんどの小学6年生は、最後の夏休みを楽しんでいます。つまり小学校の同級生は遊んでいます。その誘惑に負けないためには、明確な目標設定が大切になります。そもそもモチベーションが長く続く?そんな神話を信じてはいけません。

子供であっても、子供だからこそ、心と体の波があります。やる気が出ない日もあります。そんな時に「勉強しろ」の一言は堪えます。暖かく見守ってあげましょう。トンビはタカを産みません。

受験は夏が勝負です

中学受験は夏が勝負です。ほとんどの場合は受験塾の夏期講習に参加するでしょう。
とはいえ多忙になると心身ともに疲れます。9月以降の失速が心配です。
万が一の事態を回避するためには、

  • 規則正しい生活を送る
  • ストレスを溜めさせないこと

受験に奇策はありません。正道を進んだ家庭だけが栄冠を勝ち取ります。受験勉強に王道はないのです。テレビや体験本で紹介される特例に惑わされてはいけません。

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