スポンサーリンク

諸般の事情で学校へ通えない人は多いはずです。

とはいえ、学校に簡単に通えるようになったら、行ってみたいですか?

もちろん実際は、そう簡単ではありませんが、チャンスができることはありがたいでしょう。

たとえば通信制学校です。高校中退者が増える一方で通信制高校が救いの場になっているようですが、大学の場合はどうでしょうか。

2018年春から新しい通信制大学がスタートするようですが、それを含めて通信制学校のメリットとデメリットをまとめてみましょう。

東京通信大学がスタートする

東京通信大学の概要

2017年9月12日の日本経済新聞20・21面の見開きを使って、東京通信大学の全面広告がありました。

テレビCMでも流れていたので興味はあったのですが、インターネットだけを使った大学が2018年4月からスタートするようです。

母体は東京モード学園で有名な学校法人日本教育財団です。これまでは専門学校を運営していましたが、ついに大学進出です。

ただし認可申請中?加計学園問題で陰に隠れていますが、2018年4月開校予定です。

設置する学部は、以下のとおりです。

  • 情報マネジメント学部(同学科)
  • 人間福祉学部(同学科)

今どきのニーズにあった「情報」「福祉」がキーワードとして入っているので、文科省の認可も受けやすいのでしょう。

東京通信大学の学費

気になる学費ですが、

  • 入学金20,000円
  • 年間授業料180,000円
  • 学籍管理費20,000円

トータルで入学時の費用が220,000円です。

入学から卒業まで最低62万円で済むとの話です。

ただし1単位当たりスクーリング費2,500円、社会福祉士や精神保健福祉士の資格取得には、実習費が10万円前後かかるようです。

それでも既存大学に比べれば破格のお値段です。

東京通信大学の入試形態

入試の形態も

  • AO
  • 推薦
  • 一般

とありますが、社会人枠を各学科100名確保しています。

18歳人口にこだわらないのが、これからの大学に求められる姿なのでしょう。

すでに放送大学がある

通信制大学という意味では、すでに放送大学があります。

通常の大学と同等の資格を得ることができます。
一方で、科目等履修生として、学びたい項目だけ受講することも可能です。

放送大学の授業はテレビで、誰でも視聴できます。見てみると、意外におもしろいです。

テキストも本屋さんで売られています。ちょっと値段は高いですが、専門書と考えれば納得できます。

大学は若い人だけの場!日本ではそんなイメージがあります。私も25歳で大学2年生を経験しましたが、違和感がありました。

しかし通信制大学であれば、逆に中高年が多いようです。「もう一度学びたい!」そうしたニーズに応えています。

スポンサーリンク

NHKの高校講座がおもしろい

NHKのEテレ、かつての教育テレビの時代から高校講座を放映しています。

これは日本放送協会学園高等学校、通称NHK学園のための授業にもなっています。

最近は著名タレントを配役し、わかりやすいのはもちろんですが、楽しく視聴できるような工夫があります。

どうしてもテレビで勉強すると飽きがきます。

とはいえタレントの掛け合いがあるので、違った意味で楽しく学べます。

塾もネット配信の時代です

学習塾もネット配信の時代です。後述しますがコスパがいいのです。それに、メールやLINEで質問できます。

将来的に塾は、集団型が減る一方で個別対応型のネット授業へ移行するのでしょう。


著名な先生の授業を全国各地で、自宅にいながら聴講できます。

もちろん著名だからといって成績が伸びるわけではありませんが、

  • 塾にとって集客ツールになる
  • 生徒も興味を持って聞ける

といったメリットがあります。

通信制学校のメリットは

1.マイペースで学習できる

通信制最大のメリットはマイペースで学習できることです。

映像授業でも、わからない部分を繰り返し流せます。用事ができたら、ストップもできます。

もちろん、細切れになりすぎると逆にわずらわしいこともありますが、便利です。

特に社会人の場合は、自分の空いた時間、週末や通勤電車内などを利用できるでしょう。

現状において飛び級はなさそうですが、4年未満で卒業することも将来的には考えるべきでしょう。


東京通信大学の場合、1回の講義が15分で完結するようです。

最近は塾でも1コマを短くするパターンが登場しています。

そもそも人間の集中力は続きません。こちらの方が学力は向上するのかもしれません。

2.コストダウンになる

運営側はもちろんですが、上述のように学費負担が軽減されます。奨学金がなくても通えます。

また通学費用は不要です。今どきのネット環境であれば、通信費も事実上無料です。

言い方はよくないですが、先生方がまとめて講義を録画すれば、先生のスケジュール的にも余裕ができます。

その合間を縫って授業の準備ができたり「副業」もできるはずです。

録画授業であれば、特別講師にさまざまな人を呼べるかもしれません。著名人と対談してそれを流すというパターンもありそうです。

工夫すれば、コスパに優れた多様な授業展開ができるでしょう。

3.地方からでも通えます

東京通信大学は東京都新宿区に本部を置きますが、地方在住者でも入学できます。上京しなくても大丈夫です。

日本全国どこに住んでいても、通信環境が整っていれば教育の機会が与えられます。

注目されている東京一極集中問題も解決できそうです。

通信制学校のデメリットは

1.学力を保証できるのか

よくも悪くもテストが学力チェックに役立ちますが、通信制の場合はレポートになります。それで学力が保証されるのでしょうか。

もちろん暗記に頼らないのが今時でしょう。記述力がアップするかもしれません。

とはいえパソコンを使ったレポートなら、コピペなどカンニングし放題です。

それを検索するソフトもあるようですが、いちいちやってられるのでしょうか。教育現場は信頼関係重視?性善説が原則かもしれませんが。

通信制塾の場合、特に深刻です。

自宅で学習できるメリットはあっても、学力の定着度をどうやって測るのか?客観的な基準がありません。

それで受験に失敗したらどうなるのか?心配ではあります。

2.コミュニケーション不足になる

教員と学生、学生同士などの付き合いがなくなります。

そもそも付き合い下手で登校拒否になる子もいますが、学校とは、勉強するだけではなく、コミュニケーション能力を培う場でもあります。

大学時代の友達が一生の付き合いになるケースは意外に多いですが、その機会を失するかもしれません。

サークル活動ができなくもなります。

とはいえ、通信制高校でも野球の甲子園大会に出場した学校があります。

たとえば長野県の地球環境高校、北海道のクラーク記念国際高校などです。さらに定時制や通信制に限定した大会もあります。

要はやる気次第です。

3.継続できるのか

通信制学校で学ぶということは、基本的に独学です。

しかし、独学は難しいです。どうやってモチベーションを維持するのかが、継続して勉強するカギです。

独学の壁にぶつかって断念する事例が少なくありません。


そもそも何のために学ぶのか?特に大学へ行く目的が求められます。

みんなが行くから、就職を意識したケースもありますが、東大を出ても仕事が保証されるわけではありません。

モチベーション維持には、目的を明確化することが不可欠です。

将来は義務教育も通信制になるかも

いじめやひきこもりの問題は減っていません。そういう意味では将来的に義務教育も通信制になるかもしれません。

タブレットを使ったデジタル教科書があれば、勉強する場を選びません。全員ではなくても、選択肢としてアリでしょう。

そもそも教育は義務ではありません。あくまでも権利です。

それを行使できる場が増えることは望ましいでしょう。

多様性をうたうなら、通信制教育はぜひとも広めるべき学習形態です。
スポンサーリンク