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哲学と聞いて、何をイメージするでしょうか。

難しい?わからない!

逆に、わからないことを「哲学的」と表現することもあります。

そもそも哲学とは何でしょうか。思想や宗教とは違うのでしょうか。

哲学とは、考えることです。難しくとらえることはありません。その考え方を解説している、実践しているのが哲学です。

理解できる必要はないので、哲学について興味を持ってみましょう。

哲学とは

1.哲学とは

哲学とは何でしょうか。

辞書で調べると「世界の根本原理を極める学問」と定義されています。

「人間の考え方」という意味で宗教とは異なり、「客観的な真理の追究」という意味で思想とは異なります。

一方で、人生観を意味することもあります。

人生哲学などと言った表現もあります。

理念、信念と言い換えることもできそうです。つまり、自分なりに世界や人生を考えた結果です。

なお古代ギリシャでは、哲学イコール学問でした。そのため現在でも博士号のことを英語でPhD、Doctor of Philosophyつまり哲学博士と称します。

博士とは、思考能力が高く学問に長けた、全般的に理解している博学な人を指すからです。

2.宗教との違い

宗教とは、神様や教祖様を絶対的存在としてあがめることです。

こちらは形而上学的な世界、つまり人間を超越した、どちらかと言えば主観的な話です。この点が哲学との大きな違いです。

参考「科学的に宗教を見分ける簡単な7つのポイント

3.思想との違い

思想とは、昔の偉い?人の教えです。特定の人の主観です。

そういう意味では上述した宗教も思想のひとつと言えるでしょう。

ただし、人間が作り出したもの!そう解釈した場合です。

神の御言葉である!そう考えれば思想ではありません。

哲学を若い間に学ぶ意味は

哲学は、できるだけ若い時に学び始めることをオススメします。

私は大学の「哲学」という講義から学び始めてしまったので、ちょっと出遅れました。

当時は斜に構えていましたが、もっと早くから知っていたらと思います。

1.大人になってからでは遅い

何歳になっても勉強できますが、哲学の場合、大人になってからでは遅いと思います。

さまざまなことを理解するようになると、哲学の意味を考えてしまうからです。うさん臭く感じてしまいます。

もちろんそれも一つの学び方ですが、哲学は最初、素直に頭へ入れた方がよいでしょう。変な先入観がない間に、触れてみることが大切です。

若い間に土台を築いておけば、上にはさまざまなものを構築できます。

2.若い間に多様な概念をインプットすべき

変な先入観や理屈が入ると、考え方が固定されてしまいます。そういう意味でも、若い間に多様な概念をインプットすべきです。

物理や数学など理数系の教科でも、頭の柔らかい間に多様な仕組みやメカニズムが頭に入っていると、理解が深まります。

大人になってから学び直すのは難しいです。

親や教師が「若い間に勉強しろ!」というのは、理にかなっています。

10歳代で哲学的な考え方を会得すると、

  • 将来的に思考の幅が広がります
  • 多様な受け止め方ができるようになります
  • 人間として成長できるでしょう

それが哲学のメリットです。

3.わからないから良い

哲学は難しくてわからない?とはいえわからなくてもいいのです。

極論すれば、哲学をわかっている人はいません。著名な哲学者ほど悪戦苦闘しています。安心しましょう。

わからないから哲学はためになるのです。禅問答?これが哲学です。

大人になると、わからないことを、わからないと言えなくなります。変なミエが出るのでしょう。

とはいえ、わからないことをわからないと言える若い間に会得すれば、さまざまな人が教えてくれます。

わからないから、わからないなりに考える!

要は考えることです。

哲学とは考えること、人間は昔から考えてきました。考えることによって豊かな社会を生み出しました。

現代人は、考えなくなっています。衰退に向かうのでしょうか。

哲学は、その考え方が学べます。常識を吹っ飛ばしてくれます。

「いろんな考え方がある!」そうした発見をすることも哲学の役割です。若い時は、考えるパワーがあります。

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おすすめの哲学書

哲学の入門書が最近話題になっていますが、どれを読むか?迷います。

とはいえ

  • 本屋で目についたもの
  • 古本屋で安かったもの!

何でもよいのでとりあえず手にとってみましょう。

私がおすすめするのは、次のような本です。

1.ヨースタイン・ゴルデル著『ソフィーの世界』

子供向けに書かれた哲学入門書です。全世界で読まれている哲学書としては異例のベストセラーです。

文庫本はなく、NHK出版からの単行本があります。ちょっと大きいですが、逆に読みやすいかもしれません。

謎解き的な物語が進むので、小学生でも読み進められます。

そもそも子供用に書かれた本です。途中にちょっと難しい哲学の解説もありますが、そこもわかる範囲で進めていけば問題ありません。

2.プラトン著『ソクラテスの弁明』

悪法も法なり!

誰もが知るギリシャ時代の哲学者ソクラテスが死刑宣告を受けます、その最期を、弟子のプラトンが著したものです。

そもそもソクラテス自身は書を残していません。そういう意味では神的存在かも?

岩波文庫版が手軽です。その流れでプラトンの全集などを読んでみると良いでしょう。

ちなみに、プラントはアリストテレスの師匠に当たります。そうしてギリシャ哲学が引き継がれていきます。

3.ニーチェ著『ツァラトゥストラはこう言った』

はっきり言って、わけのわからない内容です。

著者であるニーチェ本人が悩んだ末に書いたようです。「神は死んだ」と言い切っています。宗教に絶望したのでしょうか。

それぞれ含蓄のある言葉があります。まずは通読することをおすすめします。

わからなくても問題ありません。哲学書は、読むことに意義があります。

こちらも岩波文庫(上下巻)があります。

4.ゲーテ著『ファウスト』

悪魔メフィストーフェレスに魂を売った?現世に失望したファウスト博士が時空を超えて繰り広げる話です。

こちらも場面転換が多く、読んでいて混乱します。とはいえそれでよいのです。

戯曲でもあるので、本の厚みはあっても文字数はそれほど多くありません。

岩波文庫では第一部と第二部に分かれます。

ゲーテを読んだ!そうした自信にもつながります。

5.パスカル著『パンセ』

数学者としても著名なパスカルの名言集です。

中でも「人間は考える葦(あし)である」は有名な言葉です。

つまり「一人の人間は、風で倒される草のように弱い存在である、しかし考えることによって強くなれる!」そう訴えています。

角川・岩波・中公・講談社など、それぞれ文庫が出ています。

全書を通して読むのは大変ですので、流し読みでけっこうです。

ちなみにパンセpanseesとは、フランス語で「思考」という意味です。

6.ムーア著『無限』

数学と哲学の両面から「無限」について解説している本です。

はっきりいって大人でも難しい本です。講談社学術文庫でも500ページ以上ある大著です。

とはいえ、哲学の歴史的な側面も解説しています。

そもそも、無限とは何か?考え始めると無限ループに陥るでしょう。

一度読むだけでは全く理解不能です。それでも読むことに意義はあると思います。

7.竹田青嗣著『現代思想の冒険』

タイトルに「思想」とありますが、ちくま学芸文庫から出ている哲学の解説書です。

昨今ある哲学入門書の走りと言ってもよいでしょう。とはいえあまり紹介されることもありませんが。

わかりやすく哲学や思想について解説しています。

この本を基準として、他の哲学解説書を読み比べてみるのもよさそうです。

哲学とは「考えること」です。

哲学は難しい?とはいえ哲学とは「考えること」です。

哲学的?といった言い方もしますが、哲学自体を理解する必要はありません。

考える、その過程が大切なのです。

なお、哲学書を一読してもわからない?

言い換えると1度でわかる人に哲学は必要ないのです。

哲学書を乱読すれば考え方がわかるし、変に悩むこともありません。

生きるヒント、答えが見えてきます。ぜひ若い間に読みましょう。

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