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昨今あまり見聞きしなくなりましたが、エリート教育とは何か?

国立大学付属小学校や同中学校がエリート化している?国立学校としての機能を果たしてない!

一部にバッシングがあります。

とはいえ、エリート教育はいけないことなのでしょうか。

そもそもエリート教育とは何か?メリットとデメリット、社会全般としての必要性について、真剣に議論すべきです。

単なる嫉妬やひがみでとらえてはいけません。

エリート教育とは

エリートとは何か?

語源のeliteはフランス語であり「選りぬき」「精鋭」という意味です。

そうした人たちに施す教育をエリート教育と呼びます。特別な内容で、リーダーとして求められる知識や心構えを叩き込みます。

日本であれば、お受験・中学受験などを経て、著名私立小中学校・国立大学付属小中学校へ進むのがエリートだと考えられています。

とはいえ小学生の間は天才的であっても、育つにつれて凡人化する子も珍しくありません。

一部の難関校であれば、そこから東大へ進み、官僚になったり企業の幹部候補生として採用されることもあるでしょう。

一般的なサラリーマン、凡人?とは違った発想ができること!それこそが良くも悪くもエリートとして大切なことです。

似た言葉に「英才教育」があります。エリート教育と同義に使われることもありますが、どちらかと言えば今流行りの幼児教育、たとえばスポーツや音楽、芸術などを早い段階から指導することを意味します。

「選ばれた」という観点から考えると、少し違うかもしれません。

氏か育ちか

天才とは、生まれ持った才能なのでしょう。とはいえ天才的な能力を高める、伸ばすことは可能です。

せっかくの才能を無駄にする子供も少なくありません。そういう意味で、生まれなのか育ちなのか?難しい問題です。

参考「生まれつきではない?天才を育てる5つのポイント

両親がともに東大卒でも、子供が東大に入れる保証はありません。逆に両親が中卒でも、医者や弁護士になれる可能性はあります。

支援する親の考え方、そして本人の意志も重要です。それに加えて、社会の在り方も大切です。
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エリート教育のメリット

エリート教育にはメリットもあります。社会全体として考えれば必要不可欠です。

誰かがやらなければならないことですが、誰でもできることではありません。選ばれし者にだけ与えられる特権です。

1.リーダーとして必要

単なる群集から秩序ある社会として成立するためには、適切なリーダーが必要です。

大局を見て、人々を正しい方向へ導く!これがリーダーとして重要な資質です。

リーダーが間違えると、野生動物でもあるように、集団が全滅します。

戦争で顕著です。大将がバカな考えを起こすと、現場が混乱します。また現場の隊長が判断を誤ると、部隊が壊滅します。

どんな場面でも慌てず、適切な判断ができるリーダーが不可欠です。

そうしたリーダーは、生まれ持った才能も大切でしょう。

とはいえ、その才能に相応の教育を付与することにより、能力を高めることができます。

凡人が1万人いるより、一人の卓越したリーダーがいる方が、社会は安定します。

2.特異な能力を伸ばせる

小学生の時に天才と呼ばれた子供は多いでしょう。驚異的な計算能力を持つ、様々な資格試験に最年少で合格する!

とはいえ、大人になって何をしているのでしょうか?そうした才能を伸ばせているでしょうか。

才能を埋没させるのは、本人にとってのみならず、社会にとって損失です。AIが活躍する時代なので人間の暗算力など取るに足らないでしょうが、それでも活かし方があるはずです。

人間には、人それぞれ特異な能力があるはずです。単にそれが見出せないだけです。本人も気づいていないのでしょう。それをエリート教育によって伸ばせれば、世の中はもっと発展するはずです。

3.本人のやる気につながる

基本的に人間は誰でも、期待されると頑張ります。そうやって本人のやる気や意識が向上します。すると相乗効果で能力は高まっていくでしょう。

世の中には、誰からも見出されずに埋もれていく「天才」が多くいます。経済的に恵まれないからエリート教育が受けられない、なげく人もいるでしょう。

そうした人をどうやって見つけるか?難しいですが、本人からの発信も不可欠です。

日本は、まだ、本人がやる気を見せれば、多様な方法が見つかる社会です。特に最近は何でもできるようになっています。

ちょっとした勇気があれば、逆転することは十分に可能です。

エリート教育のデメリット

エリート教育は、一歩間違うと当人のみならず社会を破滅させます。誰でも良いわけではありません。教育する側にも注意が必要です。

1.特権階級になると格差が生まれる

安定した社会になると、階級分けが生まれます。いわゆる特権階級です。

今の日本も格差があると言われます。もちろん諸外国に比べれば、格差とは言えません。つまり生活保護を受ければ、生きられるためです。

とはいえエリート教育は、この階級分けを強め格差を拡大させます。エリートの子女が優先的に「選ばれて」エリート学校へ入れてしまうからです。

一部にコネがありますし、今の日本では塾に通わないと受験に負ける!これが現実です。

私立大学の医学部は、普通のサラリーマン家庭からは通えません。必然的に開業医の子弟が集まるようになります。そうして特権階級化し、格差が生まれます。医者が患者ではなく、病気に向かってしまいます。

2.現場が見えなくなる

小さい時からエリート教育を受け、周りからちやほやされると「はだかの王様」になります。自分の生活圏で物事を判断しがちです。それは将来リーダーになる人にとって危険です。適切な指示が出せなくなるでしょう。

ある大臣は、この典型です。国民を「下々の人」と言います。自分は偉いと勘違いしているようです。

とはいえ、自分が首相だった時どうだったでしょうか?現場を見えない人がトップに立つと、悲劇です。政権交代を許した?もちろん隣国ほどではありませんが。

そのためエリート学校では、現場を見る教育も不可欠です。

たとえば教員養成大学で行う教育実習が重要になります。そこで現場の実態を知るべきです。

なお国立の教育大学には付属小学校や中学校があります。そのため教育実習も付属校へ行くようです。

とはいえ、付属校に来る子供たちはエリートです。それを「本当の」小学生と思ってはいけません。教育実習は、市区町村立学校へ行くべきです。

3.プレッシャーでつぶれてしまう

期待されて頑張れる人がいる一方で、プレッシャーでつぶれる人もいます。

オリンピックメダル候補!しかし予選敗退?

メダルを獲れず、謝るアスリートもいます。どこに問題があったのか?メンタル面でしょう。

そもそもプレッシャーに弱い人は、リーダーには向きません。そういう選別をすることも、エリート教育に含まれます。

全員がエリート学校を卒業できるとは限らないし、卒業させる必要もありません。間違って選ばれた人だったようです。

知識や経験も必要ですが、どんなことにも動じない強い精神力こそ重要です。瞬時の判断力も、精神力から生まれます。

自分勝手に走らないためにも、メンタルを鍛える意味はあるでしょう。

エリート教育は必要です

賛否両論はあるでしょうが、エリート教育は必要です。ただし入り口を公平にすべきでしょう。能力があれば、出身家庭を問わず、門戸を開くべきです。結果的に社会が安定します。

大切なことは、能力のある子供を見つけて支援することです。ねたんではいけません。暖かい目で見守り育てましょう。そういうところに税金を使うべきです。

2017年10月22日に実施された衆議院議員選挙では、どの政党も教育の無償化を訴えていました。是非それを実行してほしいものです。

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