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中学受験に限らないかもしれませんが、受験を考えたら、塾に通うのがほぼ常識となりました。もちろん独学は可能ですが、市区町村立小中学校で使う教科書だけで学んでいては受験に勝てません。不思議なことですが、これもほぼ事実です。

塾へ入れば専用のテキストや問題集がもらえます(買わされます)。本来はそれに徹するべきですが、市販の参考書を購入する家庭も少なくありません。見ているとムダに思えますし、そもそも有効に使われていないようです。

本屋で立ち読みしていると、

  • 参考書選びで親子ケンカしている
  • お母さんと思われる人が悩んでいる?

そんなシーンが多々見られます。そこで具体的な参考書の使い方について、考えてみましょう。
参考「受験生必見!夏休みにオススメの教材、科目別の参考書や問題集」

複数の参考書を買ってはいけません

初めに言っておきたいことがあります。参考書や問題集を買い過ぎてはいけません。結果的にすべて中途半端になり受験に失敗します。どんな参考書であっても一通り使いきりましょう。どうしても物足りなかったら、次の参考書を買いましょう。

私は塾講師という仕事柄、本屋で立ち読みしたり、実際に多くの参考書や問題集を購入しています。とはいえそれは、違いを知るために、あえてしていることです。マネしてはいけません。

参考書を買う前に塾と相談するべし

また塾へ通っているならば、参考書を買う前に塾の先生と相談しましょう。特に中学受験では、塾の教え方と異なることもあるからです。子供が混乱します。そもそも塾に通っていれば、市販本を買う必要はありません。

具体的な参考書の使い方とは

参考書によって使い方は若干異なりますが、どれでも共通している方法について考えてみましょう。

1.事典のように調べもので使う

「問題集」と書かれているもの以外、例えば下記で紹介するような参考書は、詳しい説明があります。最近は印刷技術も向上したので、わかりやすい図やカラー写真なども多く掲載されています。それを使って事典としての使い方があります。

学校の勉強で、または日々の生活において疑問に思ったことを、さくいんから探していくことができます。そこから派生的な調べものができるでしょう。

難関校を受けるのであれば、幅広い知識が求められます。言い換えると限界はありません。すべてを網羅することは不可能です。そのためまずは参考書で調べる。それでも足りなければ、図鑑を参考にしてみましょう。個人的におすすめなのはポプラ社のポプラディア大図鑑『WANDA』シリーズです。

ちなみに進学塾の子供達が電子辞書を使っている光景を目にします。とはいえ特に小学生ならば、紙の辞書や事典を使いましょう。電子辞書は持ち運びが便利ですが、あくまでも大人が使うものです。便利の裏には落とし穴があります。
参考「紙の辞書を使いませんか?子供の能力が伸びてきますよ」

2.問題集として使う

受験が迫ってくれば当該学校の過去問や受験用問題集を買うこともあります。とはいえ毎日の学習において市販参考書は問題集として使うことができます。もちろん学校で学んだことを深く知るために問題を解くこともできるでしょう。

基礎知識チェック用の問題から、難関校入試用の問題まで幅広く掲載している参考書が多く売られています。子供のレベルに応じて解いていきましょう。難しいと感じたら、解答の解説を読みましょう。そこからも知識が得られます。

過去問の場合もそうですが、解いた後は単なる丸付けではいけません。なぜ間違えたのか?理由を考えましょう。そして具体的な解き方を学びましょう。理数系の受験問題はパターンを覚えることが大切だからです。

3.毎日読んで通読する

4年生、5年生であれば、1冊の参考書を毎日少しずつで良いので、通読することをおすすめします。各単元の終わりに関連問題があるので、続けて解きましょう。

どの参考書も系統立てて編まれています。通読することで総合的かつ体系的な知識が得られ、応用力も身に付きます。

中学受験用の参考書であっても、しっかりと読めば4年生でもわかるはずです。わからない漢字や語句があれば、国語辞典などで調べましょう。そうすると国語力が身に付きます。

700ページもある参考書があります。見ただけ怯んでしまいそうです。とはいえ千里の道も一歩から!1日見開き2ページを目標にしましょう。そのうちに2枚3枚とめくるようになっていくはずです。

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中学受験におすすめの市販参考書

市販の中学受験用参考書はたくさんあります。日々新しいタイプが登場しています。とはいえ2017年の秋現在で、私が良いと考える参考書を紹介します。レベルが高い順に並べています。

1.文英堂『特進クラスの理科』

ある程度のレベルにあり、かつ難関校を目指す人におすすめの市販参考書です。説明部分はポイントを抑えるだけです。その代わりに問題が充実しています。比較的難しい問題も多くあるため、応用力を高めたい人には適しています。

写真がほぼないので、他の参考書に比べて地味です。しかし図が充実しています。そういう意味では落ち着いて勉強できる一冊です。初版は2011年ですが、以後改定はされていません。

2.受験研究社『自由自在 小学高学年 理科』

中学受験用と考えた場合に最も使える市販参考書です。内容も詳しく全体を網羅しているので事典的な使い方に適してます。初版は昭和29年!直近の改訂は平成26年(2014)信頼できる一冊です。

かつ例題も豊富です。やや難しい過去の入試問題なども掲載されているため、難関中学を狙う人でも使える万能本です。

なお『自由自在』は3・4年生用もあります。早めに準備をする家庭であれば、学校の勉強を補う、プラスアップする目的で使えるでしょう。ここでの基礎力が、6年生で響いてきます。

3.旺文社『小学総合的研究 わかる理科』

子供が興味を持って読み進めることができる一冊です。用語解説や「もっと詳しく」など脚注も充実しています。事典的な使い方に適しています。初版は2012年、2015年に一部改訂されています。

例題も豊富です。簡単な基本問題が中心ですが、過去の入試問題も掲載されています。なお問題がわからなかったら、どのページに戻ればよいかを指示しているので親切です。

4.学研『?(はてな)に答える!小学理科』

例題や入試問題は一切掲載されていません。ただ事典的に、読んで学んでいくタイプの参考書です。カラー写真や図も多く掲載されており、内容的にも充実しています。4年生くらいからじっくりと勉強する場合におすすめです。

700ページの大著です。だからこそタイトルで示されている通り、疑問に答えてくれます。ほぼ各ページの下に脚注のように「豆知識」があり、プチ情報が得られます。初版は2014年です。

学研からは入試対策用として『わかる!できる!応用自在 理科』もあります。こちらには例題や過去の入試問題なども掲載されています。受験が明確になっている人には、こちらの方がおすすめです。

参考書ごとに内容が違うこともある

中学受験用の市販参考書や問題集を買う場合に注意したいことは、あれこれ買いあさることはせず、どこか1つの出版社に決めましょう。その理由は、参考書(出版社)ごとに記載されている内容が異なる場合もあるからです。

私が塾で教えていての実感ですが、これは本当に正しいのか?科学的なのか?そう思える内容、問題が多々登場します。そこで参考書を調べてみると、出版社ごとに違う解説をしていることがあります。
参考「塾講師が問う!中学受験の理科はどこまで科学的に正しいのか<生物編>」


そもそも理科、科学では解明されていないことも多いです。理論的に難しいこともあります。それを小学生用に噛み砕くので、ややこじつけの説明になる?そうした珍問も少なくありません。

そのためどれか1社に決めたなら、それで押し通しましょう。関連する問題集も、同じ出版社で揃えましょう。そうしないと子供は混乱します。これは塾に関しても同じです。塾ごとに、極端に言えば先生ごとに教え方は違います。

独学での中学受験も可能です

地元の市区町村立小学校では中学受験対策をしてくれません。そのため受験塾に通うのがセオリーです。とはいえそれらの多くは集団塾なので、子供によっては合わないことも多いでしょう。ならば独学をしてみましょう。
参考「塾を続けるか迷ったら独学で成功する3つの心得を考えよう」


市販の参考書、そして志望する学校の過去問を使えば、独学は難しくありません。実際にそれで難関中学を突破したケースもあります。著名な進学塾に疑問があれば、独学してみましょう。市販の参考書も優れています。ボロボロになるまで使いこなしましょう。
参考「【2018年度中学受験】理科の時事問題を予想する」
(有名進学塾との併用コースあり。関東の中学受験は家庭教師のノーバス

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