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受験対策の王道は、過去問を解くことでしょう。どの塾であっても、時期がくれば過去問を解かせ、その解説に時間を費やします。

とはいえ中には間違った解釈?指導法も多々見受けられます。

過去問は強力な受験ツールではありますが、使い方を間違えると効果がないだけではなく、逆効果のことも珍しくありません。

そこで受験対策に有効な過去問の

  • 使い方
  • 解き方
  • 注意点

などをまとめてみましょう。

過去問とは

過去問とは、名前の通り、その学校で出された過去の入試問題です。それを数年分まとめた書籍が出版されています。有名なのは大学用の赤本です。

とはいえ最近は、同業者による青本、緑本なども登場しています。もちろん高校や中学受験用過去問も多々出版されています。

受験校が独自に提供、出版、直接販売することもありますが、多くは第三者的な出版社、もくしは予備校がオリジナルの解説を付けて出しています。

そのため必ずしも受験校が認めた解答とは言えません。

たとえば複数の出版社から出ている過去問を比べてみると、解説や解き方が違う?中には計算結果や模範解答が違っていることもあります。

そのため過去問の解説を100%信じてはいけません。納得できない、解説の意味がわからない場合は、塾の先生などと相談しましょう。

なお入試問題とは、受験校が受験生に求めるレベルです。
「最低限この問題が解けないと、学校に入っても大変ですよ!」
そう教えてくれています。無理に入って授業についていけない生徒も珍しくありません。覚悟を決めるための問題です。

過去問を有効活用するための7つの注意点

過去問は、ただ解けばいいというものではありません。そんな姿勢でいると、大きな失敗をします。過去問を解く際の心構え、ポイントをまとめてみましょう。
参考「成績が伸びない5つの理由、成績が上がる5つの対処法

1.満点を目指してはいけない

過去問はあくまでも過去問です。たとえ100点をとったとしても、それで入学が保証されるわけではありません。そのため100点を目指してはいけないし、100点だからといって安心してもいけません。

言い換えると、0点でも良いのです。トライすることに価値があります。
そして後述するようなことに注意すべきです。そうしないと、まったく意味がなく、単なる時間潰し、過信や油断を生むだけで終わります。

この考え方は模試も同じです。A判定をもらっても、イコール合格ではありません。さらに精進し、合格ライン以下であれば、別途対策を講じればよいだけです。偏った過去問信仰は捨てましょう。

2.時間配分を重視しよう

ほとんどの学校は、入試問題に傾向があります。これを変えることは、ほぼありません。

そのため

  • 大きな構成を確認しましょう
  • 時間配分を重視しましょう

つまり過去問を解く際は、必ず時間を計りましょう。

難しい問題を第一問目に持ってくる学校もあります。そこで時間を費やして、
「後の問題が解けなかった!」
こんな失敗は珍しくありません。受験は時間が決まっています。そうした時間配分をあらかじめ知っておくだけでも、点数が変わってきます。

時間に関しては、最後に5分程度、見直しの時間ができるように配分しましょう。
ケアレスミスを防ぐために重要です。もちろん効率的な解答、計算方法、記述の仕方などを事前に学習しておきましょう。

3.繰り返し解こう

一度解いて、丸付けして終わり?これではまったく意味がありません。上述のように満点をとって安心するパターンです。たとえ満点をとったとしても、2回は繰り返し過去問を解きましょう。

もちろん間違える問題があるはずです。
そこは

  • 解説を読んで確認し、再び解き直しましょう
  • 時間内に全問正解するまで繰り返しましょう

ただし、ここで注意があります。つまり最初は〇だったのに、次に解いたら間違えた問題です。

これは適当に答えていた?知識が定着していない理由です。満点とって安心する大きな失敗が、これです。わかっている問題は、百回解いても間違えません。

こうした曖昧な部分を知るのことが過去問を解く理由であり、メリットでもあります。

4.間違った理由を考えよう

正解していても、たまたまあっていたのかもしれません。そのため丸付けの際に、
自分はどうしてこの答えを導いたのか?もしくは選択肢を選んだのか
じっくりと考え直してみましょう。

それが基礎知識の確認になります。

もちろん間違えた問題はさらに時間をかけて、なぜ間違えたのか?間違えるにも理由があるはずです。単なる計算ミス?それでもなぜ計算ミスが起きたのか?検証すべきです。検算のクセをつけることも重要です。

また勘違い、間違って覚えていることもあります。
早めに曖昧な部分、間違っていた点、それを解決していきましょう。

間違ったことを嘆くのではなく、曖昧な部分が見つかったことに感謝すべきです。前向きにとらえましょう。

5.古い年度から解こう

過去に出た問題は、二度と出ません。そのため古い年度の問題から解いていきましょう。

たとえば、中学入試の理科で、今年電気の問題が出たら、よほど電気が好きな学校?もしくは好きな先生がいない限り、翌年は出ません。

ならば過去問を解く意味はあるのでしょうか?
過去問を解くのは、あくまでも傾向を知るためのものです。大問小問などの構成、出題分野などを確認できます。

変に山掛けしてはいけませんが、出題範囲が繰り返し、パターン化している学校もあります。

6.時事問題は気にしない

過去問に時事問題が出ますが、それは当該年度特有の問題です。わからなくても心配ありません。

言い換えるなら、受験年度の時事問題を確認しましょう。最近は便利な問題集も出版されています。
参考「【2018年度中学受験】理科の時事問題を予想する

時事問題を出す学校か否か、これも過去問を解くことでわかります。中には時事問題が一般化することもあります。たとえば理科でありがちなのか環境問題です。

受験校が

  • 古典的・王道的な問題を重視するのか
  • 新しい分野・時事に向いているのか

判断できます。

7.解説を読んでもわからなければ教科書に戻れ

難しい問題ばかりやっていても学力は伸びません。急がば回れです。解説を読んでもわからない箇所は、学校の教科書、市販の参考書などに戻って学習し直しましょう。中途半端にしていると、一生わからずに終わってしまいます。

模試や市販の問題集でも同じですが、解いてわからない問題、分野を知ることが大切です。自分の苦手分野を早めに知ることが十分な対策につながります。

面倒な分野であっても、合格のためにはトライしてみましょう。

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過去問をいつから始めるべきなのか

塾によって様々な指導法があります。夏期講習が終わってから直ぐに始めさせることもあります。

一般的には実際の入試の早くて2カ月前、遅くとも1カ月前に始めましょう。つまり事実上、12月くらいから過去問に取り組み始めるのがベストです。

たとえば中学受験の理科は応用問題がほとんどなので、基礎知識が固まっていないと半分以上はわからない、間違えるでしょう。そこで自信を失うともったいないです。そのため早くても11月まで待ってから始めた方が良いでしょう。

また公立高校の過去問も、早すぎると学校でまだ習わない範囲が出題されます。具体的に言うと数学で三平方の定理は、中学三年生の秋以降に学びます。

夏に過去問を解き始めると、こんな難しいことをこれから学ぶのか?勘違いして混乱します。注意しましょう。

焦らずに解きましょう

過去問を解いて、過信しても、逆に落胆してもいけません。現状を理解することが大切です。

そのため

  • 制限時間を厳守
  • しかし、丸付けは時間をかけてじっくりと

これらを心かげた上で、過去問を解きましょう。

間違った問題は、直ぐに参考書や教科書に戻って確認しましょう。

過去問は有効なツールですが、扱い方を間違えると大失敗します。経験者の指導に従うことをおすすめします。

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