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文部科学省の大学設置・学校法人審議会は、2017年11月10日に学校法人加計学園が申請している獣医学部の新設について設置を認める旨の答申を林文部科学大臣へ伝えたようです。

これで2018年4月に岡山理科大学獣医学部(仮称)の開設が決まりました。

様々な意見はあるでしょう。

役人たちが安倍総理に忖度したのか?
とはいえ忖度していたとしても政府主導の特区です。何が悪いのか?
マスコミや野党の突っ込みは的外れです。

もっと前向きに考えるべき理由があります。

積極的に支持すべき理由とは

多くの人達が期待している大学です。地方創生にもつながります。日本の理科教育、自然科学の基礎力をアップする意味でも、獣医学部の新設を積極的に支持すべきです。

1.受験高倍率こそニーズの証

獣医師に需要がないと盛んに主張されていますが、現在ある獣医学系大学の受験倍率は、いずれも高くなっています。

これこそ紛れもないニーズの証です。
参考「獣医学部の新設に需要はあるか?獣医に対する7つのニーズ

高等教育の無償化も大切ですが、それ以前に行きたい大学がなければどうするか?机上の空論です。
もちろん高倍率の中を受験生が頑張って勉強すべきですが、目標を作ってあげるべきでしょう。

そもそも国家資格を有していても、相応の能力がなければ淘汰されます。

医師であっても、

  • 手術で失敗ばかりしている
  • 治療方法が的を外している

そんな医療機関に患者は行かなくなるからです。獣医師も同じです。

一方で少子化の流れがあります。受験生自体が全体的に減っていくでしょう。
ならば定員割れしている大学を整理・統合すればよいのです。受験ニーズに合わない大学を淘汰する仕組みを作るべきです。

なお獣医系に進みたい女子が多くいます。すると看護師や保育士、薬剤師などで見られるように、有資格者でありながら仕事に就かないケースも増えるでしょう。そのためにもたくさんの人材を育てておくべきです。

2.教員養成こそ急務の課題

認可が遅れた理由の一つとして、専任教員の高齢化があったようです。

つまり、現役バリバリの先生が獣医師界に逆らって加計学園へは行けません。そのため、他大学を定年退官した先生を寄せ集めしたからです。

もしくは、所属する大学の教授から無視されているような万年講師的存在、そして新卒のポスドクなどしか、新獣医学部には行けません。

こうした状況は、獣医師界による加計学園への嫌がらせ以外の何物でもないでしょう。
ここにも「いじめ」があります。
参考「いじめはなくならない?いじめに強くなる5つの方法

ちなみにポスドク(ポストドクター)とは、博士号(ドクター)をとったけど就職先が決まらない若手研究者のことです。日本では就職先がないので、これを理由として最近の若者は研究者を目指さない?深刻な事態が生まれています。

そもそも教員が不足しているのは誰のせいなのか?

今まで後継者教育を怠ってきた?言い方を変えれば、既得権益にしがみついていた現在の先生たちこそA級戦犯です。

もっとしっかりした教員を養成することこそ加計学園に託された急務の課題です。

3.石破4条件は建前にすぎない

野党は、「新学部設立に関して石破4条件をクリアしたのか?」盛んに追求していますが、これは建前にすぎません。

他の学部に対してもこのようにしていたのでしょうか?ここでも公平な議論が行われていません。

ちなみに石破4条件とは、2015年6月30日に閣議決定された「『日本再興戦略』改訂2015」に明記されている、当時の石破茂地方創生担当大臣が示した案です。

 

  1. 既存獣医師養成大学ではできない内容をする
  2. ライフサイエンスなど新たな具体的需要がある
  3. 既存大学では対応困難な内容をする
  4. 近年の獣医師需要動向を考慮する

とはいえ、こうしたことは建前にすぎません。言い方を変えれば、良くも悪くも簡単に作文できるからです。
クリアしているとも言えるし、していないとも言える、政治家や役人が好む玉虫色の文章です。

4.報道がフェアではない

専任教員が足りない点について北海道大学のある先生はテレビ番組において、
学生数以上の先生がいないと十分な教育ができない
と指摘していました。
その際には、国立大学における数値が例示されていました。これはアンフェアな報道です。

つまり加計学園は私立です。他の私立大学と教員数を比べるべきでしょう。私がいた大学にも獣医学部はありましたが、教員の数は学生数より少なかったはずです。

米軍が起こす事故、オスプレイ報道などでもありますが、都合の良い数字だけを出す報道はフェアではありません。

事実を曲げているのは誰なのでしょうか?

5.獣医師連盟から献金を受けている

国会で加計学園問題を厳しく追及する野党ですが、その急先鋒、新しく希望の党の代表になった玉木議員は、なんと獣医師連盟から献金を受けています。親族に獣医師がいるからです。

この点もマスコミではあまり報道されません。なぜか?同議員に忖度しているのでしょうか。

産経ニュースの2017年5月22日の報道によれば、2年前に開かれた日本獣医師会の総会において「おかしな方向に向かいそうになった際はしっかり止める」と発言していたようです。

これではどちらが教育をゆがめているのか?わかりません。

もちろん関連団体の利益を守るのが政治家の役割ですので、同議員の主張を攻めることはできません。

とはいえ感情論で議論してはいけないでしょう。誰が誰に忖度しているのか?正しい報道を求めます。それがジャーナリズムのはずです。

6.変えるのは学生です

今の状況では、高校生が第一志望として加計学園へは行きづらいでしょう。事実上、他の大学で落ちた学生のすべり止めになる公算が大です。

それでも定員は十分埋まるはずです。獣医を目指す子供たちは多いからです。

加計学園だからといって落胆することはありません。逆に新しい学校です。学生が頑張れば、日本で一番優れた獣医学部にすることもできます。

現状を変えるのは、教授や政治家ではなく、実際に学ぶ学生です。

岡山理科大学獣医学部(仮称)から、世界に名をとどろかす有能な研究者、患者目線で治療に励むまっとうな臨床獣医師が生まれることを期待します。

7.地方創生になる

地方に大学があれば、必然的に若者が集まります。関連産業も成り立ちます。結果的に地方創生になります。だからこそ当時の石破大臣が案を提示したのでしょう。

文科省が東京都区部での新規大学を制限することに対して反論が噴出しています。もちろん地方の大学が頑張るべきでしょう。とはいえ東京に人が流れる現状を看過して良いとも思えません。逆に東京が暮らしにくくなるからです。
参考「文科省は東京23区での大学定員増加を認めない方針!各方面の言い分と問題点

もちろん獣医学部ですから、地元の農業、特に畜産業に貢献します。四国は酪農も盛んです。言ってみれば、獣医学部が長く求められていた地域です。今までなかったのが不思議なくらいです。
参考「政治力で四国の特区に獣医学部を!本当の問題は何か?簡単に解説します

そもそも論ですが、獣医師界が率先して「獣医のニーズがない」と言うこと自体おかしなことです。
自分の仕事を広げようという意欲がなさすぎです。
狭いパイを奪いあうのではなく、市場を広げる努力をしてほしいですね。

加計学園頑張れ

現在開かれている国会では、盛んに議論が行われています。
とはいえ野党は何をしたいのか?もっと議論すべきことがあります。

一方で
「解散には大義がない」
「選挙結果は民意を反映していない」
さらに首相の所信表明演説が短いことにケチをつける?そのように、まともな議論をしないから議席を失ったことが未だわかっていないようです。

私は自民党や安倍総理の支持者ではありません。アンチ権力です。反対のための反対をしたい人です。それでも今の野党の追及は的外れに見えます。

加計学園には頑張ってもらいたいです。獣医学部があった大学に通っていた人間として、祝意を贈ります。

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