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ビジネスに関しても、最近は論理的思考が強く求められるようになっています。

押し売りはいけません!

相手が納得できなくても「うん」と言わせるテクニック?

何となく説得されてしまう理由は、理屈で反論できないからかもしれません。

とはいえ、論理的思考とは何でしょうか?

単なるヘリクツとして終わらせないための工夫も求められます。

受験の小論文、昨今増えている記述問題の対策としても重要です。

論理的思考とは

論理的思考とは何か?

横文字で

  • ロジカルシンキング
  • クリティカルシンキング

と呼ばれることもあります。

とはいえ、これらは同じことなのか?明確ではありません。

後述するように

話を明確にする、論理的に組み立てていく、そうすると相手が納得しやすくなる?言い換えると反論できなくなる?

そんなテクニックでもあります。

一説によると、コンサルタント会社が流行らせた言葉だとも言われています。ビジネスシーンでは多用されるようになっています。解説書も多く売られています。

なお個人的にはダイヤモンド社「グロービスMBAクリティカル・シンキング[改訂3版]」がわかりやすくオススメです。

論理的とは何か

ちょっと脱線して、(というか本当は先にこちらを考えるべきですが)「論理的」とは何でしょうか?

これもなんとなくわかったようなわからない言葉です。早速購入した最新版の『広辞苑第七版』で調べてみると、

  • 論理学で取り扱う対象であること
  • 論理の法則にかなっているさま、りづめ

と記載されています。ちょっとわかりにくいです。ならば論理の法則とは何か?

そこで「論理」を調べてみても、

  • 思考の形式・法則。また、思考の法則的なつながり
  • 論証のみちすじ

などと書いてあり、論理的思考とは何か?結局よくわからないです。

そのため本記事では論理的思考を

「わかりやすい表現で相手に説明する技術」

と定義します。

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論理的思考に必要な明確にすべき5つのポイント

論理的思考をするに際しては、明確にすべき5つのポイントがあります。

これがあいまいだと、まったく相手に理解してもらえません。

1.原因と結果の関係

原因があるから結果が生まれます。これを逆にとらえてはいけません。

たとえば「気温が上がるとアイスクリームが売れる」これはわかりやすい因果関係です。

しかし逆にすると「アイスクリームが売れると気温が上がる」これはありえません。

つまり因果を逆に取ると、とんちんかんな話になります。

もちろん、因果関係がないことを無理やり結び付けてはいけません。

電車が遅れたので遅刻した?電車の遅れが直接の原因でしょうか?寝坊ではないのか。

このように原因を取り違えていることもあります。

たとえば「今年は春から初夏に向けてビールの売り上げが伸びています」という文章があったとします。

とはいえ、売上が伸びるのは気温がだんだん上がっているからです。

なのでこの場合には「気温とビール売り上げの関係」を指摘すべきです。

2.因果と相関の違い

故意に使われることもありますが、因果関係と相関関係を混同していはいけません。

たとえば、「二酸化炭素濃度が上昇したから地球の気温が上がっている」とよく言われています。

とはいえ、両者の因果関係は不明です。あくまでも相関関係があるだけです。

本当は逆かもしれませんし、熱帯雨林の破壊?別の要因が絡んでいる可能性もあります。

参考「国内の二酸化炭素濃度が最高値?でも悪者なのか

また「本を読む子供ほど学業成績がいい」という説明も難しいです。勉強ができるから本を読む、勉強できる人が本を読んでいるのかもしれません。

参考「蔵書が多いほど子供の学力は向上する?理由と反論を3つずつ

3.主語は何か

日本人は論理的思考が弱いと言われます。だから西欧人たちとディベートしても勝てません。

その理由は、日本語の特徴にあります。つまり主語があいまいだからです。

日本語は、主語がなくても成立します。

たとえば「寒い」とだけ日本語で言ったとします。

この寒いが

  • 個人的な感想なのか
  • 相手に同意を求めているのか
  • 今いる場所が寒いのか
  • それとも別の場所の話をしているのか
  • 今日なのか
  • 昨日なのか
  • 話の内容が寒いのか

日本人は、相手の言葉を場の空気を読みながら判断していることが少なくありません。

そのため日本語で考える場合、主語を明確にするだけで論理的に見えます。

つまり「今日は寒いね」というだけです。

これはちょっとしたテクニックですが、主語が明確だと、誤解も生みません。

特に子供と話している際、主語が明確ではないと、人気漫才コンビ「アンジャッシュ」さんのネタのように、会話がかみ合わないことも珍しくありません。個人的には楽しいですが。

4.事実は何か

もちろん、相手を持論に誘導したいこともあります。しかし説明をするときは、事実だけを述べるべきです。

ならば事実とは何か?客観的な数値です。

数字を示されると、納得しやすくなります。説得力があります。

もちろんデータのねつ造はいけません。四捨五入にも注意しましょう。

人間は、思い込んだら、そう見えてしまいがちですが、悪魔のささやきに気を付けましょう。

あくまでも事実のみを伝えるべきです。すると信用力がアップします。

5.言い方を変えているだけで同じことを言っていないか

話が複雑になってくると、同じことを繰り返していることが少なくありません。

たとえば「身長の高い人は靴のサイズが大きい」

もちろん個人差があるので100%イコールではありませんが、これは半ば当たり前のことです。

後述するように、内容を単純化して箇条書きしてみると、単に言い方を変えているだけのことがあります。

たとえば

「高級車は住宅街に多い」
「車を持つ世帯は戸建住宅を持っている」

と二つの文を書いたとします。

車の営業をしている際には重要はポイントですが、住宅街ではほとんどが戸建住宅です。

戸建てに住める人は、ローンが組めるので一般的に所得が安定している人です。ならば高級車も買えるでしょう。

つまり、二つの文は同じことを言い方を変えているだけで、同じことを言っている

論理的思考に使えるツール

いきなり論理的に考えるのは難しいでしょう。

そのためいくつかのツールを使ってみることをオススメします。

とはいえ机に向かう必要はなく、紙と鉛筆があれば、電車内でもできますよ。隙間時間の有効活用になります。

参考「集中力は10分しか続かない?隙間時間を使ったコマ切れ勉強のススメ

1.図表

論理的思考において最も有効と考えられるのは、図表です。

文章でダラダラ書くと、何が言いたいのかわかりにくく、読む方も面倒くさいです。

しかし図や表にまとめると、一目瞭然のことが珍しくありません。

プレゼンする際でも、数枚の表にまとめた方が本意が伝わります。

プレゼンが上手い人とは、言い換えると、図表作りが上手い人です。

もちろん表を作る、そのプロセスの中で、思考が整理されていきます。

定義を考え、分類ができます。シンプルな図表を目指せば、論理的思考に近づきます。

ただし、ルールを無視したグラフを描いてはいけません。作り方を考えないと、かえって意味不明になりますので気を付けましょう。

上述した因果関係を逆にすると、おかしな結論を導くグラフになります。

参考「小学生の時にグラフの正しい描き方を覚えよう

2.箇条書き

箇条書きも有効です。

言いたいことをいくつかにまとめる、それをあえて箇条書きにします。すると主語も明確になります。

言い換えると、簡潔な文章にすることです。すべてを「主語+述語」にまとめます。形容詞や副詞、接続詞などを極力排除します。

シンプルな文章ほどわかりやすいものです。言いたいことを分類しやすくなります。

なお、日本語には素晴らしい形容詞や便利な副詞が多くあります。とはいえ日本語があいまいと言われる理由はここにあります。

「うつくしい」などの形容詞や「いつも」などの副詞は、客観的な基準ではないからです。

文学作品以外なら、こうした修飾は省きましょう。

3.あえて反論する

自分の主張に対して、あえて反論を考えてみます。

すると、自分の意見の弱点が見えてきます。それこそが非論理的な部分です。

本番で相手に突かれて逆襲されます。

ディベートや企画会議に際しても、あえて反論側に回ってみることをおすすめします。すると論点や改善点が明らかになってくるでしょう。

小論文を書く際も、自分の主張に対して反論を試みましょう。

もちろん本番では時間が限られます。

そのため日頃から文章を書く練習をしておきましょう。練習で出ない力は、本番では出ません。

論理的思考は悪意のある第三者も黙らせる技術

ネットでは、ちょっとしたことで炎上します。

もちろんそれを売りにしているサイトもあるようですが、相手の上げ足をとることが日常茶飯事です。

政治家などの発言は軽すぎる?とは思いますが、何も考えていない証拠です。

ここでも論理的思考が求められます。

つまり、初めから相手のアラを探している悪意のある第三者に、論理的思考で説明・反論しなくてはならないからです

「言葉狩り」に負けないためにも、論理的思考を鍛えることが大切です。企業の広報などでは絶対に求められる技術です。

それに受験でも、採点者が善良な人だとは限りません。わざと曲解して、受験生の欠点を指摘するかもしれません。

それでも負けない、誤解を生まない文章を作ることが、合格への王道です。

面接でも、ねちねち質問してくる人がいますね。イヤな所だけ深堀してくる?昨今増えている〇〇ハラスメントも同じことです。

そこでも論理的思考をしていれば、毅然と跳ね返せるようになり役立ちます。

論理的思考は、悪意のある第三者に向き合うときにも必要なスキルなのです。

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