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「私立中学を受験させたいけど、子供の学力が伸び悩んでいる…」

子供の成績と偏差値をつき合わせて「どこの私立中学を受験したらいいの?」と、親は志望校選択に迷うことがありますね。

子供の成績が上がらなければ、親もイライラして、子供に当たってしまうこともあるでしょう。

しかし、安心してください。

極端な言い方ですが、名前にこだわらず私立の中高一貫校で良いならば、入りやすい私立中学が少なくありません。

現状の教育システムにおいて大学受験を考えた場合、公立の中学や高校より、私立の中高一貫校の方が絶対的に有利です。

大学受験に向けたカリキュラムが根本的に、公立と私立では異なるからです。

参考「今だから問う!中学受験が持つ3つのメリット

そのため経済的な余裕があるならば、中学受験をあきらめてはいけません。子供に負担のかからない私立中学を探しましょう。

そうした学校には、共通した特徴があります。

志望校選びの目安に、入りやすい私立中学校の特徴を見てみましょう。

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入りやすい私立中学校の特徴とは

本屋へ行けば、私立中学の受験案内本を売っています。

そこに載っているさまざまなデータを読み解いていくと、入学しやすい私立中学校の特徴が見えてきます。

もちろん、これから説明することがすべてではありません。おおよその傾向として考えてください。そのため、詳しくは最寄りの進学塾で相談することをオススメします。

なお具体的な学校名を出していますが、私との利害関係は一切ありません。

参考「やる気のない子が私立中学校受験塾にいる理由と弊害

以下に示す数値は、晶文社「首都圏 中学受験案内 2018年度用」から引用しました。

1.偏差値が40以下もしくは記載なし

偏差値が40以下や記載のない私立中学はねらい目です。

偏差値40以下がひとつの目安です

もちろん数字上の話ではありますが、それでも偏差値が40以下となれば、比較的入りやすい私立中学と言えるでしょう。

そうした中学校の入試問題は、基本的な部分を確認するような、やさしい内容です。

偏差値を記載していない

また、受験案内の本に偏差値が記載されていない私立中学校も入りやすいと言えるでしょう。

  • 偏差値が計算できない
  • 計算すると30以下など通常ではありえないような数字になる

といった理由から、あえて載せないこともあるようです。

偏差値は平均を50に調整した指標です

偏差値について解説しましょう。

学校のレベルを計る基準となる偏差値とは、平均を50に調整した指標です。そこからどれだけ差があるかを比べます。

超難関中学なら、偏差値は70を超えます。

理論的にはいくつでも計算できますが、一般的に上限は72程度、下は35くらいまでです。

参考「偏差値とは何か?20点台から一流大学の合格は可能なのか

中学は義務教育なので公立校への進学する子供も多くいます。そのため、私立中学を受験する子供は限られます。

普通に考えると「小学校のクラスの中で頭の良い子たちが受験する」そんなイメージでしょう。

だから、高校や大学の受験で用いる偏差値とは母集団(受験生全体)のレベルが違います。

全体的に子供の偏差値のばらつきは小さくなります。

そのばらつきの小さい中でも、偏差値40以下の私立中学校であれば、数字上は比較的入りやすいといえるでしょう。

2.合格最低点が全体の4割以下、もしくは記載なし

合格最低点が全体の4割以下、もしくは記載のない私立中学もねらい目です。

4科目受験が一般的です

最近の私立中学受験は4科目受験が一般的になりました。つまり

  • 国語
  • 算数
  • 社会
  • 理科

です。

一部、英語や面接を取り入れる学校もあります。

とはいえ、中心は国語と算数です。

そのため

  • 国語と算数は100点満点
  • 社会や理科は50点満点

計300点満点なども多いです。

難関私立中学でも7割とれば合格できる

難関私立中学であっても、合格最低点は意外と低いものです。

たとえば早稲田実業学校中等部は、4科目300点満点中、2017年の受験における最低点は177点でした。

早稲田実業学校中等部(2017)
試験科目 4科目(300点満点)
合格最低点 177点

東大進学者数が多い開成中学も4科目310点満点中、最低点は195点でした。

開成中学(2017)
試験科目 4科目(310点満点)
合格最低点 195点
すなわち、試験の6~7割に正解していれば合格できます。

そう考えると、案外気楽になるのではないでしょうか。

もちろん問題が難しいということもありますが、私立中学の受験で満点を目指す必要はないのです。

最低合格点が4割以下でも入れる学校

そんな中で最低合格点が全体の4割以下なら、比較的入りやすい学校と言えるでしょう。

一般論ですが、そうした中学の入試問題は、スタンダードで解きやすい傾向にあります。市販の過去問などで確認してみましょう。

最低合格点を公表しない学校もある

最低合格点を公表していない学校もあります。

さすがに0点で合格するのは難しいでしょうが、それでも、最低合格点が低すぎて公表できない?そうしたパターンも少なくありません。

ただし、慶応系列のようにあえて(?)公表しないこともあります。

最低合格点がわからない私立中学を志望する場合は、何点くらいが合格の目安になるのか、通っている進学塾で相談してみましょう。

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3.定員割れ、もしくは倍率1.0倍以下

定員割れをしている、または倍率1.0倍以下の私立中学もねらい目です。

定員割れしている学校は入りやすい

毎年のように定員割れしている学校もあります。そうした学校も入りやすい私立中学です。

定員割れの理由は、成績優秀者だけを選抜しているのではなく、受験者数自体も少ないのです。ほぼ全入もあります。

中には1学年の生徒数が一ケタ!「学校として成り立つのか?」と心配になるケースもよくあります。

このほかにも、定員を満たしていても、1学年の定員自体が30名以下の学校もあります。

応募者が年々減っているので、定員を縮小する学校もあります。この場合は、将来的に中学部を閉鎖する可能性があります。

この点は注意しましょう。母校が無くなると悲しいものです。

実質倍率1.0倍の学校もねらい目です

一方で志願者数は多いけれど、実質倍率が1.0倍以下の私立中学も多くあります。

そういった私立中学を探して受験するのも、ひとつの方法でしょう。

志願者数が多いのに、実質倍率が1.0倍以下の理由は、受験生がすべり止めとして利用する私立中学だからです。

すべり止めなので、合格者が本命に合格すれば他校へ入学してしまいます。それを見越して、あえて定員より多くの合格者を発表しています。

参考「受験倍率の見方、志願倍率と実質倍率の違い

定員より多い合格者を発表していても実質倍率が1.0倍なら、よほどのことがない限り、その私立中学は落ちないということです。

中学受験の場合には、記念受験、本命校の受験前に練習の意味で他校を受験するパターンが少なくありません。

受験生全員がその私立中学校に入学するつもりで受験しているのではないのです。

私立中学の受験は志願倍率だけを見てあきらめるのではなく、実質倍率を確認しましょう。

私立学校では定員を満たすことを優先します

資格試験であれば、最低合格点があります。それに満たなければ不合格者の人数に制限はありません。

しかし私立学校の場合、定員を満たすことを第一に考えます。

イヤな言い方ですが、学校も経営体です。

生徒が来なければ、収入が減ってしまいます。生徒数確保は、どの学校でも至上命題です。

そのため、入試の結果が本来の設けている基準より低い点数の受験生を合格させることもあります。

それも定員割れしている学校や、実質倍率が1.0以下の学校が入学しやすい理由のひとつです。

4.合格者数が募集定員の2倍以上いる

合格者数が募集定員の2倍以上いるなら、入りやすい私立中学の可能性があります。

私立中学は多めに合格者を出すことがある

上述の実質倍率1.0倍の話とも関係しますが、合格者が他の私立中学へ入学することを考慮して、多めに合格通知を出す学校があります。

そのため、合格者数が募集定員の2倍以上いる私立中学は、入りやすいといえるでしょう。

たとえば上位校用のすべり止め校であれば、偏差値60近辺でも、定員の2倍以上の合格者を出していることがあります。

具体的には、芝浦工業大学柏中学校の場合、募集定員180名に対して合格者527名を出しています。最終的な入学者は193名でした。

芝浦工業大学柏中学校
募集定員 180名
合格者数 527名
最終入学者数 193名

渋谷教育学園幕張中学校も募集定員280名に対し合格者数803名を出し、最終的な入学者は312名でした。

渋谷教育学園幕張中学校
募集定員 280名
合格者数 803名
最終入学者数 312名

偏差値が高くても入りやすい私立中学はある

ここで示した私立中学校が必ずしも入りやすいとは言えないかもしれません。偏差値が高く試験問題は難しいです。

しかし実質倍率を考えれば、あきらめるべきではないでしょう。入学辞退者が増えれば、偏差値の高い私立中学でも補欠合格の可能性もあります。

5.地方の私立中学も入りやすい

首都圏も私立中学は偏差値が高く、倍率も高くなりがちです。通学時間が多少かかっても、地方の私立中学をねらうのもひとつの手です。

東京や神奈川以外は偏差値が比較的低い

首都圏であれば、受験する私立中学は東京や神奈川にある学校を選ぶことが多いでしょう。

とはいえ、

  • 埼玉
  • 千葉
  • 茨城

ちょっと遠いですが、

  • 栃木
  • 群馬
  • 山梨

にも私立中学があります。

これらの地域にある私立中学校は、比較的偏差値が低いのも事実です。

これは私立中学校の需要と供給の関係です。

地方であれば交通事情の問題もあり、遠くまで通うのが難しいため生徒が集まりにくいでしょう。

そもそも人口が少ないし、少子化傾向も続いています。定員を満たすには、必然的に合格基準を下げるしかありません。

それに地方の場合、県立高校の方が私立よりも大学進学実績が高い傾向にあります。

さらに、地方では公立信仰が強いです。逆に私立はすべり止め、そんなイメージがあるのも事実です。だから私立中学も入りやすくなります。

東京や神奈川に住む人は、通学の利便性を考えれば同一都県内の私立中学に通いたいでしょう。

しかし片道2時間程度を覚悟すれば、他県の中学でも通えないことはありません。下り方面の通学になれば、電車のラッシュも回避できます。

遠隔地の私立中学という選択肢もある

さらに

  • 東北
  • 北海道
  • 九州

などにある遠隔地の私立中学が首都圏で受験できる学校が増えています。

もちろん、実際に通うとなれば親元を離れた寮生活です。

それでも私立中学へ行きたいなら、地方という選択肢も残しておくべきです。

朝起きられない子供…やる気の問題ではない理由【キリツテイン】

私立中学受験をあきらめず、入りやすい学校を探そう

現状の教育システムが続く限り、東大を中心とした著名大学へ合格するには、私立の中高一貫校へ進学した方が絶対に有利です。

偏差値の低い中学校でも、特進クラスなどを設定し特別授業を行い、著名大学への進学を積極的に支援しています。

模擬試験の点数が悪くても、塾の成績が伸び悩んでいても、中学受験をあきらめる必要はありません。

校名にこだわらなければ、入りやすい私立中学はたくさんあります。それが大学付属であることもめずらしくありません。

志望校選びで迷ったら、進学塾で積極的に相談してみましょう。子供の能力に見合った適切な学校を紹介してくれるはずです。

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