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中学受験で合格するカギは、スケジュール管理です。

そのため多くの受験塾では、小学4年生から受験対策カリキュラムを作っています。

すなわち、事実上小学4年生から中学受験はスタートするのです

そこで出遅れると、大きなハンディを背負ってしまいます。

しかし、小学6年生からでも逆転は可能です。

つまり、4月に入り受験日まであと10カ月しかなくても、計画的に勉強できれば中学受験に十分に間に合います。

独学であっても心配ありません。人数は少ないですが、独学で私立中学に合格する人もまれではないからです。

ここでは、

  • 受験塾が合わない
  • 経済的理由から受験塾に通えない

などの理由で塾に行かない子供を持つ親御さんに向けて、独学でもできる中学受験の必勝法を紹介します。

独学で中学受験に合格するための最低条件

受験塾に頼らず、6年生の4月から独学でも中学受験に合格することは可能です。

しかし、そのスタートラインに立つための最低条件があります。

4月に6年生となった段階で、以下のレベルに達していないと厳しいかもしれません。

1.読書習慣がある

小学6年の4月から独学で中学受験に合格するために必要な条件の1つめは、子供に読書の習慣があることです。

中学受験には、読書によって身につけた

  • 読解力
  • 思考力
  • 文章作成力

が必要だからです。

今後の中学受験は、国語以外の教科でも、

  • その場で考えさせる思考力問題
  • 記述式問題

が増えます。

ということは、読解力・思考力・文章作成力が必要です。

そうした能力は、読書によって培われます。

ネットや電子辞書で簡単に調べられる時代ですが、読解力の向上は、やはり読書に勝るものはありません。

小学6年生になった段階で読書習慣があれば、中学受験はで難しくありません。

ただし、月に1冊以上の本を読まない、読んだ経験がなければ、厳しいかもしれません。

参考「蔵書が多いほど子供の学力は向上する?理由と反論を3つずつ

小6の夏までに読書習慣が身に付けばセーフ

もちろん、6年生の4月からでも間に合います。今から読書習慣を身につけさせましょう。

具体的な方法は、毎日5分、1ページでも読む習慣を作ることです。

6年生の夏休みまでに読書習慣が身に付けば、中学受験にはギリギリセーフです。

さらに

  • 国語辞典
  • 漢字辞典

も手の届く範囲に揃えておきましょう。

2.5年生までに習った漢字はすべて読み書きできる

小学6年の4月から独学で中学受験に合格するために必要な条件の2つめは、小学5年生までに習った漢字が読み書きできることです。

漢字が読めないと、問題が解けない

なぜなら、問題文には漢字が含まれているので、漢字が読めない、意味がわからないなら、回答以前の話だからです。

国語のみならず、単純な計算問題以外であれば、中学受験には読解力が不可欠です。

その際に必要な能力は、漢字の読みです。

そのため、小学5年生までに習った漢字が読み書きできるかが、小学6年の4月から独学で中学受験をするための境界線になるのです。

小学5年生までに習った漢字を使った言葉、熟語の意味もわかっていると、さらに合格へ近づきます。

小6の夏までに読み書きできればセーフ

とはいえこちらも、6年生の夏休み前までに読み書きできるようになればセーフです。

可能ならば、夏休み前までに6年生の分も覚えさせておきましょう。

3.県庁所在地を覚えている

小学6年の4月から独学で中学受験に合格するために必要な条件の3つめは、都道府県庁の所在地を覚えていることです。

なぜなら社会の難関、かつ中学受験にもよく出てくるのが、都道府県庁所在地だからです。
  • これがスラスラ読み書きできるでしょうか
  • そもそも都道府県の位置がわかっているでしょうか

都道府県庁所在地を新たに覚えるとなれば、大変です。

なので、6年生の4月の段階で知っておくことが、独学で中学受験で合格するための条件になります。

ゴールデンウィークまでに覚えたい

まだ覚えていない場合は、ゴールデンウィークが終わるまでに都道府県庁所在地を覚えさせましょう。

であれば、独学で中学受験に合格する可能性はあります。

覚え方はどんな方法でも構いません。

よくある都道府県庁所在地の覚え方は、トイレの壁に日本地図を貼る方法です。

これは意外なほど効果があります。常に見える場所に覚えるべきものを置く、これが学習のコツです。

4.家庭学習の習慣がある

小学6年の4月から独学で中学受験に合格するために必要な条件の4つめは、家庭学習の習慣があることです。

なぜなら、家庭学習の習慣がなければ、独学での中学受験は成り立たないからです。

独学での中学受験は、親子でスケジュールを管理しながら勉強を進め、合格を目指します。

誰かから指示してもらうことはなく、勉強しなくてはなりません。

そのため、子供が自ら勉強する家庭学習の習慣がなければ、独学が進まないのです。

なお6年生の4月から独学で中学受験をする場合、子供に毎日30分以上の家庭学習習慣が身に付いているか、これがポイントです。
週末にまとめて5時間家庭学習をするよりも、毎日30分でも続けることが大切です。

短い時間から始めましょう

ただし、長時間勉強させ続ければよいわけでもありません。人間の集中力には限界があるからです。

  • 15分、または30分など時間を区切って勉強させる
  • 適度な休憩を入れる

この方が、子供は効率的な学習ができます。

参考「集中力は10分しか続かない?隙間時間を使ったコマ切れ勉強のススメ

子供に家庭学習の習慣が身に付いていない場合には、5分、10分など、短い時間から始めてみましょう。

こちらも6年生の夏休み前までにできていれば、中学受験に合格する可能性はあります。

市販本を使った独学中学受験カリキュラム

本屋さんへ行けば、多くの参考書が売られています。

市販の参考書を有効に活用すれば、独学でも中学受験に合格することは可能です。

以下では具体的なカリキュラムを説明しましょう。

1.夏休み前までに受験研究社「自由自在」を終わらせる

塾講師としての経験上、

  • 内容が充実している
  • まとまっている
  • カラーで見やすい
  • 練習問題も豊富

この条件をそろえている中学受験用参考書は、受験研究社の「自由自在」シリーズです。

「自由自在」シリーズから4教科
をそろえましょう。

そして、練習問題を含めて一通り終わらせましょう。

1回通して終わったら、もう一度初めから繰り返す、つまり夏休み前までに2周できるとベストです。

2回目は問題だけを解く、わからない部分だけ説明文に戻る、そうしたやり方でも大丈夫です。

複数の参考書を使わない

ちなみに、複数の参考書を利用する方法は、おすすめできません。

その理由は、参考書によって記述している内容が異なることも珍しくないからです。

特に小学校の理科に関しては、その傾向が強くあります。

参考「塾講師が問う!中学受験の理科はどこまで科学的に正しいのか<生物編>

「あっちとこっちで書いてあることが違う!」

と、子供が混乱してしまい、何が正しいのかわからなくなってしまいます。

また、メインで使う頼れる1冊を決めておくと、精神的にも安心します。もちろん経済的です。

2.夏休みは復習に費やす

夏休みは復習の期間です。もう一度「自由自在」を繰り返し読み、問題を解きましょう。

勉強とはパターンの繰り返しです。

繰り返すことにより知識が定着し、理解力が高まります。

同時に模範的な文章も覚えられるので、文章作成力に役立つでしょう。

「自由自在」問題集にもトライしよう

同じことばかりやると飽きてしまう、と子供が言う場合は、どうすればいいでしょうか。

ならば受験研究社の「小学高学年自由自在問題集」シリーズにトライしてみましょう。

国語、算数、社会、理科の4科目をそろえて、こちらも8月末までに2周できるとよいですね。

勉強にメリハリをつけよう

受験は夏が勝負です。夏休みの頑張り次第で、中学受験の合否が決まるからです。

とはいえ、ずっと勉強し続けると、集中力も切れ、勉強が頭に入りません。

そのため、

  • 勉強をするときは、集中してする
  • 休むときは、しっかり休む

といった、メリハリが大切です。

たとえば、午前中3時間・午後3時間・夕食後3時間勉強し、12時前に就寝する時間割りを組みます。

そして、早寝早起きが基本です。

また、日曜日は休む・読書に費やす、などの息抜きも大切です。

運動をして、ご飯もキチンと食べる

中学受験の勉強中でも、熱中症にならない範囲で運動もして、1日3回しっかりと食べましょう。

中学受験は体力勝負でもあるからです。

心身ともに健康を保たないと、合格できません。

3.秋は過去問を解きまくる

一通りの基礎知識が身に付けば、あとは実践あるのみです。

秋は、中学入試に出題された過去問題をたくさん解きましょう。

なぜなら、色々な出題や解き方のパターンを体得するためです。

入試問題はパターンです。そのパターンをどれだけ知っているか、それで合否が決まります。

入試という限られた時間内で解き方のパターンがひらめかないと、合格できません。

そのため夏休み以降、9月から11月にかけては多くの入試問題に触れ、色々な出題や解き方のパターンを身につけましょう。

オススメは、みくに出版「中学入試試験問題集」

そこでおすすめなのは、みくに出版「中学入学試験問題集」シリーズです。

これは、著名な中学受験塾である日能研で実際に使われている教材です。

表紙が銀色なので銀本とも呼ばれています。

国語・算数・社会・理科、それぞれ購入して片っ端から解いていきましょう。

男子校女子校、偏差値の高低は関係ありません。

ひたすら解くことが大切です。

この時点で過去問を解く際のポイント

旧年版の問題集でもOK

みくに出版「中学入学試験問題集」シリーズは、最新版ではなくても、古本屋などで旧年版を購入してもOKです。

なぜなら、この時点における中学入試の過去問題を解く目的は、実際に使われた問題を多く解くことにあるからです。
解答時間はスピードより確実性を重視

回答時間もそれほど気にする必要はありません。30分などの指定があれば、40分以内に解くくらいのペースでも大丈夫です。スピードより確実性を重視しましょう。

過去問を解く教科の優先順位

得意不得意もあるでしょうが、優先順位としては

  1. 国語
  2. 算数
  3. 社会
  4. 理科

です。

難関校の理科は難しいので、変に悩まず、解けない問題はスルーする勇気も必要です。

問題を解く優先順位

1ページ目から順番に解くのが基本です。

しかし、強いて優先順位を上げるなら、いわゆる六大学、

  • 早稲田大学
  • 慶応大学
  • 明治大学
  • 立教大学
  • 法政大学

これらの付属中学の過去問を優先して解きましょう。

なぜなら、これらの学校が出す問題は素直です。珍問や難問はありません。

言い換えると、合格ラインをチェックする上での基準になるのです。

4.12月は志望校の過去問を解く

12月になったら、志望校の過去問を解きましょう。

その際、最新版の志望校の過去問題集を購入すべきです。

なぜなら、この段階における目的は、傾向と対策をつかむことだからです。

入試問題の傾向は、そう簡単には変わりません。出題パターンを知ることが大切です。

志望校の過去問の取り組み方

志望校の過去問は、最終的に満点が取れるようになるまで繰り返しましょう。

もちろん、いきなり満点はとれません。そのため、

  1. 1回目は時間を計って普通に解く
  2. 答え合わせをして、わからない問題は、模範解答の解説を読む
  3. その後もう一度チャレンジする

参考「【受験対策】過去問の有効な使い方、7つの注意点

この手順を満点になるまで繰り返しましょう。

もちろん、繰り返し解くうちに、答えを覚えてしまうかもしれません。

しかし、それでも問題はないです。

社会や理科ならば、それくらいまで突き詰めることが重要だからです。

なお、同じ学校で同じ問題は二度と出ません。そのため点数が悪くても深刻になる必要はありません。

また、時事問題はその受験年の話題のものなので、スルーしてOKです。

5.年明けに総仕上げします

受験生にクリスマスやお正月はありませんが、元旦くらいは休みましょう。

そして1月2日から、中学受験勉強の総仕上げを始めます。

「自由自在」を使って総仕上げ

知識の確認という意味では、夏休み前に使っていた「自由自在」の

  • 入試のポイント
  • 重点チェック
  • 力をつける問題

などを繰り返しましょう。

これによって、抜けていた部分がわかります。

それに、ひとつの参考書をボロボロになるまで使いこなすと、達成感を覚え、子供の自信につながります。

このほかオススメの問題集

■社会・理科

また、問題集としてKADOKAWAが出版する「中学入試 出るとこだけ図と表でまとめる 〇〇の要点整理」シリーズがおすすめです。

それぞれ○○には社会・理科が入ります。

1テーマが見開き2ページにまとめられ、左が要点、右に問題があります。上位校を目指す人でも使えるレベルになっています。

■国語

国語はちょっと名前が変わりますが「中学入試 正解が見える図と表でわかる 国語の読み方・解き方」です。

■算数

算数は同じKADOKAWAの関連書はありません。

文英堂「塾技(じゅくわざ)」が、上位校対策としてもオススメです。

これは理科版もあり、参考になります。

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独学で中学受験をする場合の、その他の注意点

1.時事問題対策にニュースを見る

社会や理科では、時事問題も出されます。

そのため、時事問題対策として日頃からニュースを見るように心がけましょう。

また、11月になれば時事問題集が出版されます。それを参考にするのも良いでしょう。

参考「【2018年度中学受験】理科の時事問題を予想する

2.学校は休ませない

受験日近くになると、学校を休んで家や塾で勉強する人も多いですが、学校は必ず行かせましょう。

そして、まじめに授業を受けましょう。

その理由は2つあります。

生活のリズムを整えるのため

第一の理由は、生活にメリハリをつけ、リズムを整えるためです。

規則正しい生活をするためには、朝起きて、学校へ行く、そうしたリズムが大切です。

ただでさえ、独学の場合はリズムが崩れがちです。

生活のリズムの乱れを正し、整えるために、学校を利用しましょう。

出席日数を気にする私立中が多い

第二の理由は、出席日数を気にする私立中学が多いからです。

小学校の成績や調査書などの提出を義務付ける学校があります。

そこでチェックされるのが、出席日数です。

インフルエンザなど病気を含めて、学校へ行っていない過去があると、問題児かもしれないと思われて、中学受験に通らない可能性があります。

3.健康管理に努める

体調面

健康な心と身体を保ちましょう。

中学受験には体力が必要です。

最後の最後まで頑張れるパワーと精神力を培う意味でも、健康管理に努めましょう。

特に中学受験は冬です。インフルエンザやノロウイルスによる胃腸炎も流行ります。家族ともども免疫力を高めましょう。

心理面

ストレスを抱えてイライラすると、効率的な受験勉強ができません。

それに独学だと、塾のように友だちと話して気分転換もできません。

先に説明したように、休むときは休み、リフレッシュすることが大切です。

子供が必要以上にストレスを溜めこんでいないか、しっかり様子を見てあげましょう。

参考「中学受験で子供がストレスを抱える5つの原因と兆候、効果的な解消法

あきらめなければ方法はあります

中学受験の鉄則は、あきらめないことです。

油断することなく日々地道に学習していけば、独学でも中学受験に合格できます。

そのためには、適切なスケジュール管理をしましょう。

ただし無理は禁物です。

適度な息抜きをして、ストレス解消にも努めましょう。

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