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1月7日は「七草がゆ」の日です。という事で、前日になると、スーパーの野菜売り場の一角には、パック詰めされた春の七草セットというのがズラリと並びます。でも、中身を見て、“これが芹で、これがナズナで、これがハコベラ!”と言えるお母さんが、何人くらいいらっしゃるでしょうか? それどころか、今は咄嗟に、“セリ・ナズナ・ゴギョウ・・・!!”と、春の七草を全部簡単に上げられない方も少なくないとか・・・!? という事で、今日は子供に聞かれた時、恥を掻かずにすむように、春の七草と七草がゆについてお勉強しましょう。

これぞ、春の七草!

まず、早速ですが、春の七草はその名の通り、七つの葉物野菜を示します。覚え方は簡単!
「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ、これぞ春の七草!」です。

春の七草の正体

今ではいささか高級野菜の仲間入りをしたと言っても過言ではない春の七草! 何しろ、スーパーの店頭に並ぶパックには、300円前後から、大容量になると、500円以上の値が付けられています。けれど、元々は田畑の雑草と言われていたような物が大半で、その事は、先の7つを漢字で書くと、より一層分かる事でしょう。

春の七草を漢字で書くと?

ならばという事で、芹を漢字で書くと芹、薺は薺、ハコベラはハコベラで、スズナは菘、スズシロは蘿蔔となりますが、ホトケノザは仏の座と、正に読んで字のごとくで、逆にゴギョウは御形と、分かるどころか、いささか難しいイメージが湧いて来るかも知れません。しかし、蘿蔔の蔔は、大根を意味する漢字で、実際、大根のはそのものなのであります。そう、白くてスリムな見るからに大根の子供のような頭の天辺から伸びている葉っぱ、あれがスズシロなんですねぇ!! また、仏の座は、高さ10センチから30センチ程度のしそ化の植物ですが、葉っぱが仏様のお座りになる座布団のように見えるところから、こう呼ばれる様になりました。

これで春の七草はバッチリ!

スズシロと並んでもう一つ、パックを開けると、白くて丸いピンポン球のような物を根元にくっつけた葉っぱが目立ちます。あれがスズナで、その正体はズバリ、蕪の葉っぱ! さらに、ナズナというのは、俗にいうぺんぺん草で、一度や二度河原や田畑を歩いた経験のある方ならきっと、お目に掛かった事あるはずです。芹も同様で、別名白根草と言い、あぜ道には付きものの装飾品であると言っても過言ではないでしょう。加えて、芹は秋田名物のきりたんぽ鍋を初め、非常にオーソドックスな野菜として使われやすい野草ですから、スーパーの野菜売り場にも当たり前のように売られています。となると、残る歯ゴギョウだけ! 当然ですが、最後に残った物という事になり、特徴が分からなくても心配ご無用!! これで春の七草はバッチリ見分けられそうですね。

1月7日に七草がゆを食べるのは何故?

よく、1月7日に七草がゆを頂くのは、お正月にごちそうを食べ過ぎ、疲れた胃を癒やすためと言われますが、あれは謂わば、現代風の解釈! 本来は「人の日」に際する重要な習わしでした。そこで、平安時代中期には、“七日正月には七草がゆを食べる事!”と法律で定められていたのであります。その事は、当時の法令をまとめた日本三大格式の一つである「延喜式」という資料にも、はっきりと記されています。

「人の日」って?

「人の日」というのは正に読んで字のごとくで、人を労る日! 今でもお正月には殺生をしてはならないと言い、肉や魚を一切食べないとおっしゃる方が少なからずおられます。特に敬虔なる仏教徒の方などは、そういう意識が強いのではないでしょうか? けれど、大昔の中国では、全ての人がそれを強いられていました。ただし、完全に肉や魚を食べてはいけないのではなく、例えば元日は「鶏の日」、2日は「犬の日」、3日は「猪や豚の日」、4日は「羊の日」、5日は「牛の日」、6日は「馬の日」と定められていたのです。よって、元旦にフライドチキンはNGですが、牛丼はOKで、5日は反対に、牛丼はNGでも、親子丼はOKという訳ですね。さらに、魚はずっと大いに食べましょうという感じだったのではないかと思われます。そして、やって来ました1月7日! この日は、人の日」ですから、人を殺してはいけません。そのため、死刑執行が絶対に行われなかった日で、恐らく、当日に殺人事件など試みようものなら、仮に未遂に終わっても、それこそ死刑にされたかも・・・!?

1月7日は命の大切さを考える日

そんなちょっと奇妙な日とも言える1月7日の人の日は、人間のエゴで人を殺す事だけではなく、全ての生き物に対して、命の大切さを考えようという日で、魚介類すら、口にする事が許されなかったと言います。そのため、野菜をふんだんに使ったスープやおかゆがメインディッシュとなり、これが日本にも伝わって、今の七草がゆの始まりとなったのです。そういう意味では、バトル系のテレビゲームの普及により、人の命の大切さ分かっているようで分かっていない子供たちが多いと言われる昨今、是非1月7日には七草がゆを食べながら、こうした由来を語り、生命の尊さと生きる事の重みを家族で話し合われてはいかがでしょうか。

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