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牛肉は贅沢品ですか。すき焼きには何肉を使いますか。
一説によると、西日本は牛肉で東日本は豚肉とか。
カレーでも分かれるみたいです。
とはいえ国産牛と和牛の違いをご存知ですか。
肉牛農家は、誤解されているみたいです。

国産牛=和牛ではない?

多くの人は、国産牛=和牛と思っているようです。
とはいえそれは大きな誤解です。

国産牛としてスーパーなどで売られている牛肉の6割以上は、
乳用目的で飼われている白黒のホルスタイン種です。
本当の意味における和牛は、黒毛和種および褐毛和種です。

黒毛和種とは、体毛が真っ黒であり、和牛の代表格です。
和牛の名で販売されている牛肉の9割を占めると言われています。
また褐毛和種は「あかげ」とも呼ばれます。
他に日本短角種、無角和種などもありますが、
あまり一般的ではありません。

肉牛農家は3パターン

日本国内の肉牛農家は、大きく3パターンに分けられます。

1.繁殖農家

母牛を飼育し子供を産ませることを主とする農家を
繁殖農家、または子取り経営と呼びます。
この場合は、ほとんどが和牛を飼育しています。

生後3カ月もしくは9カ月頃に子牛市場にて販売します。
北海道を除けば、1戸当たり飼養頭数は10頭未満です。
比較的小規模な、こじんまりとした経営が多いですね。

2. 肥育農家

繁殖農家が販売する和牛の子牛をセリで購入し、
太らせていくことを専門にする農家を肥育農家と呼びます。
おおよそ2年から2年半かけて育てます。
和牛の肉はサシ、いわゆる脂肪の入り方が命です。

そのため栄養価の高い飼料を与えます。
これが結果として牛肉は高い!原因でもあります。
肥育農家は1戸当たり50頭以上の大規模経営も多いです。
言い換えると薄利多売!意外と利益は少ないようです。

3.酪農家

酪農家が自家の乳用種を肉用として育てることがあります。
つまり乳牛は、子供を産むことで乳を出します。
もちろんメスが生まれたら、自分で育て後継牛にします。
しかしオスが生まれたら?永久に乳は出しませんね。
悲しいですが、通常は直ぐに売ってしまいます。

子牛の革は、柔らかいので重宝します。
一方でオスを去勢してから育て、肉用として販売します。
これも結構な収入源です。
なお去勢をすると、肉にオス臭さがなくなります。
従順になるので飼育しやすいと言われています。

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ブランド牛とは

和牛と言えば何をイメージしますか。
松坂牛ですか、神戸牛でしょうか。
そもそもブランド牛とは何でしょうか。
とはいえブランド牛に明確な定義はありません。
あくまでも自主規制の範囲であり、地名表記されますが、
農協などの生産者団体が一定のルールを定めれば、
それでブランドが成立します。

なお上述したように、肉牛農家には種類があります。
中でもブランドにかかわるのは、最終的な肥育農家です。
つまり当該ブランドの生産地域で育てたものが出荷されると
ご当地のブランド牛になります。
言い換えると生まれや血筋は関係ありません。
産みの親より育ての親!そういうことです。

TPPの影響はあるのか

TPPが締結されるのか、ちょっと微妙な雰囲気です。
とはいえ日本の肉牛農家は守られるのでしょうか。
しかし成長するためには、古い体質を打破する!
日本人には外圧が有効です。

実際に1991年、牛肉の輸入自由化が起きました。
当時はパニックでしたね。
実際に牛肉の輸入量が増え、価格は下落しました。
それでも肉牛農家は生き残っています。
頑張る人は自ら道を切り開いているのです。
一次的な影響はあるでしょうが、より強くなれるはずです。

高齢化問題はありますが

肉牛農家も他の農業分野と同様に高齢化問題を抱えています。
特に肥育農家は、小規模な家族経営がほとんどです。
一方で法人を作って大規模化する動きもあります。

今回も外圧を契機に、上手く産業全体が成長して欲しいですね。
和牛なら逆に輸出チャンスもありますよ。

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