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酪農とは、どんな仕事でしょうか。
簡単に言えば牛乳を搾る仕事です。
広大な牧場を漠然とイメージしますね。
そんな雰囲気に憧れる人も多いでしょう。
実際に若者が牧場を目指して北海道に来るそうです。
しかし9割は挫折し辞めてしまうとか?
そもそも酪農に対する誤解があるようです。

酪農に対する誤解とは

酪農は自然を相手にするおもしろい仕事です。
だからこそ都会に住んでいる人にはわかりづらいこともあるようです。

1.年中無休の仕事です

第一に考えてもらいたいことは、年中無休の仕事という点です。
これは他の農業とも異なります。
つまり畑なら、1日くらい管理しなくても、何とかなります。
しかし牛の乳を1日搾らないと?病気になります。
出産した経験を持つ女性ならわかるでしょう。
お乳がパンパンに張ってしまいます。痛いです。
乳が漏れ出すこともありますね。
風邪をひこうが親が死のうが、乳搾りは毎日、
もっと正確には朝と晩の2回やらなければなりません。
週休二日制のサラリーマンとは大違いです。
もちろん昨今ではヘルパーさん!代打を頼めることもあります。
ただし人が変わると乳の出が悪くなる?
意外に牛はデリケートです。

2.放牧していません

北海道の広大な大地!
もちろん畑は広いです。しかしそこに牛はいるか?
そんなイメージを持つと、ほとんど失望します。
つまり牛を放牧することは、ほぼありません。
なぜか?非効率だからです。
牛が動けばエネルギーを消耗します。
怪我や病気に罹りやすくなります。
一方でお乳をたくさん出してもらうためには、
草よりも栄養価の高いエサを食べてもらわないといけません。
そういう理由から、基本的に放牧はしません。
なお若い間、身体を鍛えるために広い草地で放し飼いすることもあります。
とはいえ酪農家自身がするわけではありません。
専門の業者などに預けます。
放牧に憧れる人は、挫折しがちなのです。

3.自然を楽しめるわけではない

放牧しないという意味もありますが、
自然を楽しめるわけでもありません。
もちろん冬用のエサを作るため、夏は畑仕事があります。
とはいえそれは一時期に集中して行われます。
あとは牛舎内の仕事がほとんどです。
早朝から深夜まで忙しいので、自然を満喫する?晴耕雨読?
のんびりしたことはできません。
実習に来た若者が、自分は何をしているのだろう?
都会と変わらず時間に追われている?稀ではないようです。

4.体力は必要ない

体力には自信があります!
そういって酪農家の門を叩く若者が多いようです。
もちろん力があった方が良いでしょう。
健康であることも、酪農には必須の条件です。
とはいえ最近は、あまり体力を必要としません。
つまり機械化が進んでいるからです。
50キロのエサ袋を運ぶこともあります。
しかしコツを掴めばできることです。
一時的なアルバイトならば体力勝負です。
ただし仕事として続けていくなら、体力以上に知力!
現在の酪農は科学的に考えていかないと
生き残れない厳しい仕事です。

5.牛はペットではありません

出産シーンに感動した!これもよく聞かれる話です。
しかし大規模な酪農家であれば毎日のように子牛が生まれます。
一方で子供が生まれないと乳は搾れません。
ということは妊娠しない牛は、即肉用として売られてしまいます。
また病気になって乳の量が減った場合も?
治療費がもったいないので、売られてしまうことも多いです。
長年飼っていれば愛着も湧きますが、牛はペットではありません。
あくまでも商売道具です。シビアな世界です。
雄の子牛は利用価値がないので直ぐに売られてしまいます。
その現実に耐えられますか。

やりがいのある仕事です

後継者難、輸入品との競争、糞尿対策、莫大な投資!
酪農は様々な課題を抱えています。
実際に日本の酪農家は年々減少しています。
とはいえやりがいのある仕事です。
農業の中では一番儲かる職種です。
やった分だけの見返りがあります。
思いこみによる誤解を払拭すれば、きっと成功できますよ。

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