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新聞を読んでいると、毎日のように見つかる単語があります。例えばクラウドです。個人的には関係ないと考えていますが、本当にそうでしょうか。ネットのプロバイダや携帯のキャリアからもサービスの話が聞こえてきます。

とはいえクラウドとは何か、どんなメリットデメリットがあるのか、注意すべき点などをまとめてみましょう。その後に判断しても、まだ遅くはないはずです。

クラウドとは

クラウドとは何か?漠然と、雲をつかむような気もします。そうですクラウドとは英語のcloud、です。コンピュータの世界では、漠然とした考えをとりあえず雲の記号で現してきた?それが定着してクラウドとの名称になったようです。

具体的に何をするものなのか?クモのようにネット上をうろつく?ネットにデータを保存し、どこからでも出し入れしやすくしたシステムのことです。サーバーがインターネット空間へ移動した!そうしたイメージでも良いのでしょう。

クラウドの種類は3つ

クラウドと言われても、今までのネット環境とは何が違うのでしょうか。例えば現在提供されているサービスは、次の3つに分類できます。

1.サーズSaaS

これはSoftware as a Serviceの略であり、ネットを経由してパソコンソフトを提供するサービスです。よく使われるのはhotmailなどのメールソフトとされています。

ソフトの利用法は、さらに2つに分かれます。つまりクラウド上で直接使用する場合、そしてもう一つは、各端末にダウンロードしてから使う方式です。

2.パーズPaaS

これはPlatform as a Serviceの略であり、アプリケーションの開発環境を提供するサービスです。そのためシステム開発者向けであり、一般的な利用は少ないかもしれません。

3.ハーズHaaSまたはイアーズIaaS

これはHardware as a ServiceまたはInfrastructure as a Serviceの略であり、ハードとしてのインフラを提供するサービスです。最もわかりやすいタイプかもしれません。具体的にはサーバーとして、またはデータ保管用のストレージとして利用することです。

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クラウドで何ができるのか

皆がやっていることですから、何らかのメリットがあるのでしょう。とはいえ実際にはどんなことができるのでしょうか。具体的な事例を考えてみましょう。

1.サーバーが不要になる

一番のメリットは、クラウドのイメージ通り、個別にサーバーを持つ必要がなくなる点でしょう。サーバーの管理は意外に大変です。IT関連施設の初期投資も削減できます。新しく会社を設立する際にはハードルが下がるでしょう。

つまりデータ量が多くなれば相応の物理的スペースが求められます。コンピュータ室の家賃や空調代もバカになりません。バックアップを考えれば、スペースは幾何級数的に増えていくものです。それらが不要になります。

またサーバーを含めたシステム管理者が不要になります。専門家の給料を削減できます。労働者側にしてみればデメリットかもしれませんが、作業者も無用なストレス、責任感というプレッシャーから解放されることになります。

2.保存容量を大きくできる

自社のサーバーであれば、保有するハードディスクのサイズによって保存容量が決まりました。しかしクラウドを利用すれば、契約次第で保存容量を適宜増減させることができます。もちろん費用はかかりますが、自前よりは簡単かつスムーズです。

個人で考えればわかりやすいですね。ハードディスクは安くなりましたが、増設するのは面倒なものです。場所をとったり配線も厄介です。ネット経由で保存できれば利便性は高まります。一時的にデータ容量を増やそうという場合でも対応しやすいでしょう。引っ越し時など便利です。

3.ソフトが共用できる

クラウドを利用すれば、繁用するソフトを共用できます。つまりソフトはクラウドのサーバー内に保存してあり、必要に応じて各端末へダウンロードして使用するという形態です。社員間で一つのパソコンを共用することもできます。

もちろんソフト会社との契約次第なのでしょうが、こちらも初期費用の削減につながります。バージョンアップする際も個別に行う煩雑さが解消され、一括交換が可能になります。面倒な作業、時間的なロスもなくなるでしょう。

4.特別なサービスを受けられる

これも契約内容次第ですが、クラウドを提供する業者から特別なサービスを受けることができます。例えばたまにしか使わない翻訳ソフトの使用などがあります。

またグループウエアの利用もあります。出先や自宅からなどどこからでもアクセスできるため、効率的な社員の出退勤、営業情報、そして経営データの管理が可能になります。

5.トータルコストを削減できる

上述したことは、結果的にトータルコストの削減につながります。あまったお金を戦略的に使うことができます。IT部門は重要ですが、あくまでも営業ツールにすぎません。コストを如何に減らすか、それこそが経営者に求められる手腕です。

デメリットはないのか

クラウドを利用するに際しては、もちろんメリットを強調すべきでしょう。将来的には必然的にその方向へ進むはずです。ならばこそデメリットにも目を向けておきましょう。焦って導入して失敗しないためには不可欠です。

1.セキュリティは守られるのか

クラウドで最も気を付けるべき点、また躊躇する理由は、セキュリティが守られるかどうかでしょう。昨今は民間企業に対するサイバー攻撃も少なくありません。クラウド本体が狙われることもあるでしょう。

どこまで重要な情報を保管しておくべきか。そこから盗み取られるリスクはないのか。十分な検討が必要です。そもそも被害に遭った際、お金で弁償してもらったとしても、それで企業のイメージ、損失は取り戻せません。

こちらもそもそも論ですが、機密データをクラウドという公の場に置くべきなのか?ネットにつなげること自体がおかしな話なのでしょう。データ漏洩のほとんどは、身内の犯行やうっかりミスだからです。

2.トラブル時には補償されるのか

上記のセキュリティに関連してきますが、トラブルに遭った際、どこまで補償されるのでしょうか。賠償金は被害に見合うのでしょうか。データを盗まれるのも心配ですが、自然災害を含めたデータの紛失も不安材料のひとつです。

データの紛失に関しては、バックアップ体制如何でしょう。とはいえ膨大になってくるデータをどうやって二重三重にバックアップするのか?そのためのクラウドではないのか?二度手間にならないようなシステム設計、契約が不可欠です。

3.本当にコスト削減できるのか

クラウドのメリットにコスト削減を上げています。もちろんサーバーが不要になったりソフトの共用など合理化につながる要素が少なくありません。とはいえクラウドサービスを提供する企業との契約内容はどうなっているでしょうか。

一般的には利用時間に応じて費用が発生します。とはいえ企業によってはクラウドを使う時間は限られているでしょう。集中する時間帯や曜日などを調べてみると、無駄な費用が発生している可能性も否めないようです。

業者のセールストークに流されて任せきりにしてしまうと、思わぬ出費となるリスクも考えておくべきです。自社内における専門担当者の育成が、成功へのカギとなりそうです。

避けては通れない道です

時代の流れを考えると、近い将来クラウドが当たり前になるでしょう。これは避けては通れない道です。個人であっても写真や動画など膨大なデータを扱うのが難しくなっています。安価で限りなく安心できる業者を選ぶべきなのでしょう。

もちろんデータの紛失や流失は、業者のみならず、預けた側にも責任があります。それを見越した安全対策の構築が必要です。知らなかったでは済まない世界です。

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