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毎日歯を磨いていますか。どんな頻度で、どんな方法で磨いているでしょうか。たぶん子供の頃に教わった方法をしっかりと続けているのでしょう。とはいえ、その方法は本当に正しかったのでしょうか。

歯を磨いているのに虫歯歯周病になる。歯がグラグラしてきたリ、隙間ができてきたら、一度歯医者さんと相談してみましょう。間違った歯磨き方法で行っているかもしれません。近年は、やり方が変わっているみたいですから。

歯が残っていると寝たきりにならない

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日本人は寝たきりや認知症になる高齢者が多い?理由は様々でしょうが、歯が失われたことと関係しているようです。つまり歯があれば食欲や生きる意欲が生まれるし、噛むことによって脳が活性化されます。
参考「ガムは健康食品です。7つの効能が期待できます

歯があると、立つ際のバランスも違ってきます。自分の歯が少なくなるにしたがって身体のバランス感覚が衰えてくるようです。踏ん張りも利きませんね。ちょっとしたことで転倒事故!稀ではないようです。
参考「転倒事故に気を付けよう!3つの原因と簡単にできる解決法

歯磨きの概念

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数十年前と歯磨きの概念が変わっているようです。中高年の人はチェックしてみましょう。もちろん違和感を覚えるかもしれませんが、歯磨きは、結局慣れや思い込みが大きく影響しているようです。

1.食後30分は磨かない

食べて直ぐに磨く人も多いですね。オフィスのトイレなどでも、ランチタイムには歯磨きをする人でいっぱいになっています。もちろんエチケットもあります。口臭が気になるからです。とはいえ口臭の原因は何でしょうか。

食後直ぐは、食べ物のが口内に充満しています。そのため一時的に歯がもろくなっています。そこで鋭利な歯ブラシを使うと?歯がボロボロになります。とはいえ歯には自己防衛能力があります。時間が経つと表面をコーティングしてくれます。それまで約30分、磨かずに我慢しましょう。

2.唾液の活用こそ最高の歯磨き

そもそも歯磨きは必要なのでしょうか。一種の呪縛に陥っているのかもしれません。磨かないと虫歯になる!とはいえ虫歯や歯周病、そして口臭の原因は何でしょうか。間違った敵を相手にしている可能性もあります。

口内には唾液があります。唾液で充満させることが最強の歯磨きです。つまり唾液には殺菌能力があります。口内に残った雑菌類を退治します。食後に酸化した口内を中和する作用もあるようです。ガムを噛んで唾液の分泌を促す方がよさそうです。

3.肉や野菜が挟まっても虫歯にはならない

虫歯や歯周病の原因は何か?野菜や肉が挟まっていることでしょうか。とはいえ虫歯菌の餌は、糖分です。つまりご飯やパンのカス、もちろん砂糖もあります。であれば肉や野菜は直接関係ありません。

ちなみに北極圏などをテリトリーにしている先住民は、基本的に肉食です。近年までは歯磨きなどもしなかったようです。しかし虫歯はなかった?野生動物にも虫歯はありません。そもそも日本人が歯磨きを始めたのはいつからでしょうか。

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磨き方

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歯の磨き方も、昔と今では大きく違うようです。わざわざ歯を傷めている!そんな磨き方が散見されます。特に知覚過敏の人は注意してみましょう。

1.力任せでゴシゴシ磨かない

歯磨きのイメージは、力任せでゴシゴシ擦ることでしょうか。横の動きが多いようですね。しかし横に動かしても、ほとんど意味はなさそうです。逆に歯の表面を削ってしまうことになるようです。

基本的な方法は、歯の隙間を丁寧に縦方向で優しく擦ることです。この部分に歯垢が溜まることこそ、虫歯や歯周病、そして口臭の原因です。食後30分ほどしてから、隙間を意識して磨いてみましょう。細かい動きをする電動歯ブラシも有効なようです。

2.泡立てすぎてはいけない

歯磨き粉をたっぷりつけてゴシゴシ磨いていますか。口の中が泡でいっぱいになりますね。それが歯磨きのイメージかもしれません。とはいえ泡立てすぎてはいけません。それで磨いた気になってしまう?短時間で終わってしまう原因です。

歯並びの良い人でも、歯の隙間などは複雑です。それを丁寧に磨くなら10分以上かかるでしょう。数分で終えてしまうと、何をしたのかわかりません。じっくりと磨くためには、泡立てないことが大切です。

3.隙間をブラッシングする

ゴシゴシしないことと関係しますが、歯磨きの基本は歯の隙間をブラッシングすることです。つまり歯の隙間に歯ブラシを当てて、下の歯は下から上へ撫で上げる、上の歯は上から下へ撫で下ろす、そんなイメージです。

歯磨きとは、表面を磨くことではありません。このネーミングが間違った印象を与えているようです。磨くというよりは歯垢除去!専門的にはプラークコントロールとも称されます。歯が黄ばんでくるのは、歯磨きとは直接関係ないようです。

歯磨き粉

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歯磨き粉を売るメーカーの悪口を言いたくはありませんが、本当にそれを大量消費して良いのでしょうか。歯磨き粉に関しても、日本はガラパゴス状態だとか。今一度見直してみるのもよさそうです。

1.研磨剤入りは注意

歯垢を落とすためとはいっても、研磨剤入りの歯磨き粉は注意しましょう。加えて硬めの歯ブラシを使っていますか。これは磨くというより歯削りです。食後の酸で弱った処へさらにダメージを与えている?

歯の表層が削れてしまうと、神経が露出することになり、これが知覚過敏の原因になります。毎日磨いているのに歯がしみると感じる人は、今の歯磨き粉や歯ブラシ、磨き方を改めてみることをおすすめします。

2.フッ素も量によって異なる

近年、子供たちの虫歯が減っているようです。もちろん歯磨き習慣のおかげなのでしょう。また昨今ではフッ素やキシリトールを配合した歯磨き粉が増えています。これも歯のコーティングに貢献しているようです。

とはいえフッ素やキシリトールが入っているから、それで安心してはいけません。配合量によっては意味がないこともあります。逆に磨いた後の濯ぎが多すぎると、せっかくのフッ素が洗い流される危険もあります。軽く濯ぐ程度に止めましょう。

3.量は少なめにしよう

極端に言えば、歯磨き粉は必要ない?歯ブラシでブラッシングをする、あとは唾液の力でクリーンになるようです。とはいえ慣れない間は違和感があります。不安です。ならば量は少なめにしましょう。徐々に減らしていくとよさそうです。

私たちは歯磨きに対して、きれいになる?それ以上にすっきり感を求めているようです。ミントの爽やかさ!騙されていませんか。歯磨きの目的を今一度確認しましょう。爽やかさなら、キシリトール入りガムで十分です。

その他

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あといくつか、気になる点を紹介しておきましょう。

1.歯間ブラシが有効です

歯磨き粉を大量につけてゴシゴシ磨くよりも、歯間ブラシデンタルフロスが有効です。食べ物のカスは、これで取り除いた方が、歯を傷めることはないようです。こちらは食後直ぐにやりましょう。

爪楊枝はだめなのか?歯茎に刺さって傷める?太すぎて隙間に入らない?被せ物を剥がしてしまう?無効ではありませんが、使い方には気を付けましょう。

2.入れ歯やインプラントもメンテナンスしましょう

最近増えてきたのがインプラントですが、つけてしまうと安心してしまう人が多いようです。人工の歯だから虫歯にはなりません。とはいえ同時に増えているのがインプラント周囲炎です。

メンテナンスが不十分だと結果的に炎症を起こしてしまうようです。インプラント装着後数年すると起きやすいと言われています。入れ歯やインプラントでも、歯磨きをしっかりとしましょう。

3.予防に努めて定期検診を受けよう

予防に勝るものはありません。歯垢を取り除いたり虫歯の状況をチェックする定期検診を3ヶ月~半年に1回受けましょう。馴染みの歯医者さんを決めておくとよさそうです。

とはいえ現状の健康保険制度では、予防は全額自己負担です。だからでしょうか、痛くなってから歯医者に駆け込む人がほとんどです。わかってはいても、制度が変わらないと難しいのかもしれません。

歯は最高の宝物です

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歯は、大切にすれば一生使えます。死ぬまで自分の歯を持っている人は、寝たきりや認知症になりづらく、生活習慣病にも罹らないようです。もちろんそうした体調管理につながってくるのでしょう。

歯は最高の宝物です。虫歯や歯周病だと憂鬱になります。逆に歯がしっかりしていれば意欲的になれます。今一度歯磨きの方法を見直してみましょう。健康寿命が延びるかもしれません。

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