
刀剣乱舞の目覚ましい成長
ライブビューイングの抽選に外れてしまったため、今回はDMMにて配信された大千秋楽を鑑賞しました。
ミュージカル刀剣乱舞は、加州清光が三条派の刀剣男士と共に阿津賀志山での任務を行った『阿津賀志山異聞』、厳島神社世界遺産登録20周年記念の奉納行事『in厳島神社』、今回の蜂須賀虎徹と新選組を元主とする刀剣が幕末の時代で任務を行う『幕末天狼傳』、ミュージカルでの刀剣男士が一同に集まる『真剣乱舞祭2016』と、この1年で飛躍的に成長をしているミュージカルと言えます。
気になるキャストとビジュアルは?
今回の気になるキャストはこちらになります。
加州 清光 佐藤 流司
大和守安定 鳥越 裕貴
和泉守兼定 有澤 樟太郎
堀川 国広 小越 勇輝
長曽祢虎徹 伊万里 有
蜂須賀虎徹 高橋 健介
近藤 勇 郷本 直也
土方 歳三 高木 トモユキ
沖田 総司 栩原 楽人
加州清光役の佐藤さんは、前回から続いての出演となります。この方の加州清光はビジュアルがとても良くて、また彼の加州が観れることが嬉しかったです。
また、新選組の中心となる近藤、土方、沖田についてもドラマや舞台で活躍している俳優陣が揃っていました。中でも沖田総司役の栩原さんは、大河ドラマ龍馬伝でも沖田総司を演じていらっしゃったので、新選組の作品に縁のある方ですね。
キービジュアルが発表された際、私の好きな加州清光の完成度は言うまでもなく、その中でも堀川国広がとても自分の中のイメージとマッチングしていて期待値が上がりました。背景色が新選組を思わせる浅黄色カラーなのもいいですね。
刀剣乱舞は、ミュージカル・舞台ともにメインのストーリーがとてもよくできていて、刀剣男士ではない役者陣もすごくいい演技をしてくださるので楽しみでした。
刀剣男士が幕末を駆け巡る!
幕末天狼傳は、新選組を中心とするストーリーです。ミュージカル、舞台版ともに、隊長として任命され成長するのはゲームで初期刀候補となる5振りから選ばれているようです。来春のミュージカルでは初期刀候補の名前が確認できていないので、どうなるのか今から楽しみでもあります。
前作のミュージカル、『阿津賀志山異聞』の隊長である『加州清光』から、『蜂須賀虎徹』へと第一部隊の隊長が引継ぎとなりました。
そして、部隊編成は『蜂須賀虎徹、加州清光、大和守安定、和泉守兼定、堀川国広、長曽祢虎徹』の6振りです。
この中で、蜂須賀虎徹と長曽祢虎徹はあまり仲がよくありません。それもそのはず、名家・蜂須賀家に家宝として伝わる『蜂須賀虎徹』は真作、新選組局長・近藤勇の愛刀『長曽祢虎徹』である長曽祢は贋作です。刀剣乱舞の中での長曽祢虎徹は自身を打ったのは虎徹ではなく源清麿作であると明言しています。そもそも、刀剣の世界で虎徹を見たならそれは贋作であると思え、というように、贋作が非常に多い刀剣であるのです。
簡単に言ってしまえば本物と偽物、贋作であると自身で知りながらも、虎徹であると名乗る長曽祢虎徹と、真作である蜂須賀虎徹には大きな溝があります。
今回狙われたのが、新選組であるということ。そして、贋作である長曽祢虎徹と組まされたことに不満のある蜂須賀は、他に適任者がいるのではないかなど主に進言しますが、長曽祢に主にも考えあってのことだろうと止められます。
最初からピリピリムードが漂う中、このストーリーにはもう1振り、揺れ動く心を止められない刀剣がいました。それが、『加州清光』とともに沖田総司の刀であった『大和守安定』です。
ゲーム作中でも、沖田くんという言葉聞くことがあり、思い入れはひと際強いのだろうと思います。
次回は、そんな『大和守安定』のストーリーも交えてネタバレしていきたいと思います。