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友達として好き?恋人として好き?
男と女の「友達」としての、関係は成り立つのか?成り立たないのか?と、尋ねられるとあなたは何と答えますか?
成り立つ・成り立たない、人によって意見が、大きく二つに分かれると思います。
全くの個人的な考え方ではありますが、「友達として好き」という気持ちは、「異性として好き」という気持ちと何の差もありません。
そもそも、男女間に異性を意識しない関係性【真の友情】は存在しないのです。
気持ち悪い人を友達として好きになれるか?
- 生理的に苦手だと感じる人
- 好みの問題ではなく、気持ち悪いなと感じる人
こう思う人を友達として好きになれるでしょうか?基本的に、「友達にもなりたくない。」と感じると思います。
「友達として好き。」が成り立つ場合
ある女性が、仕事である男性と出会いました。
初めて出会った時、彼女はその男性に対し、生理的に気持ちが悪いという感情を抱きました。
仕事上の関係があるので気持ち悪いと毛嫌いするわけにもいきません。
ところが、1年2年と付き合いが深まるにつれ、彼の大変仕事熱心で、誠実な性格を知り、彼女は彼の内面的な部分を好きになっていきました。その後、彼女は彼に様々な相談にも乗ってもらうようになり、仕事以外でも友達付き合いをするようになりました。
彼女の彼に対する感情は「友達として好き。」でした。これは生理的に無理・見た目的にも異性として見る事ができないというものがあったからこそ、成り立った感情です。
こういったパターンのように、全く受け入れられない容姿の場合は「友達としての好き。」が成り立つ場合もあります。しかし、決してそう多くはないでしょう。
学生の場合や、何らかの接点がある場合以外で、気持ち悪いと思う相手の内面を見る機会なんてそう多くはありませんから。
「友達として好き」の理想論
話は、先ほどの女性と男性の話に戻ります。
実は、彼のほうは彼女の事を「友達として好き。」ではなく異性として見ていたのです。
当時男性には恋人がいましたが、仲がうまくいかなくなってきたのを期に、彼女を異性として誘うようになったのです。男性は、元々仕事熱心なタイプだったのかも知れませんが、彼女に必要以上に優しくしたのも、女性として好意を抱いていたからなのです。
結果、彼女は「友達として好きな気持ちしかない。異性として見れないし、友達なのだからそういうことはもう言わないで。」とお願いしました。しかし、そんな言葉はストッパーの外れた彼に届きませんでした。彼女は彼のあまりのしつこさに困ってしまい、連絡を断ちました。そして、友達付き合いもなくなったということです。
でも、もし相手の男性が自分の好きなタイプで生理的に苦手な感情がなければ、その彼女は「異性として好き。」という気持ちに変わったかも知れません。だって、自分が見た目的にも内面的にも好きだと感じる相手から、言い寄られて嫌な気持ちになる人がいるでしょうか?
【恋人として好きになれる対象】ではないため、「友情を壊すような事は言わないで。」と感じた彼女の気持ちは、ただの【理想論】ですね。
彼女は大変傷つきました。ですが、ただ自分にとって都合のいい【理想論】を思い描いていただけです。男と女の間に「友達として好き。」という感情は、基本的に成り立つことはないのです。
男は男・女は女に変わりはない
世の中は、基本的に性別は2種類しかありませんね。
好きも嫌いも、相手に対し好意を持つか持たないかだけで、「友達として好き」・「異性として好き」などという違いは何もないのです。
- どれだけ仲の良い男友達であっても、その女友達のことを「女」として見ているのは間違いありません。
- 小さい頃可愛がってくれた近所のおじさんでも、成長した時「女」を意識しているでしょう。
そう考えると、少し気持ち悪いなと感じるでしょうが、それが人間なのです。オスとメスしかいないのですから、何の不思議もなく当然の事です。
嫌いな人に好意は抱きません。好きと思った時点で、男は男・女は女なのです。
理性で抑えている感情
もっと言えば、血が繋がった親子であっても親戚であってもそういった根本的な部分は、全く同じです。
もちろん、そういった本能を動物のように剥き出しにしていれば、世の中大変なことになってしまいますが。
潜在的な面でも顕在的な面でも、持ち合わせた理性により、本能を抑える事のできるのが人間です。
彼女がいたり、彼氏がいたり、友達関係を壊してしまうかもという怖さがある場合は、「友達として好き。」だと思いたいという意識が働きます。それは、理性で抑えられている感情です。
もちろん「異性としての好き。」はただそういった単純なものだけではありませんが、基本的には男女間に「友達としての好き。」・人間としての「真の友情」はありません。