
あなたには、本気かどうか分からないけれど「好き」と言ってくる異性がいるんですね?
つまり、冗談まじりに「好き」と言ってくる人です。
「悪い気はしないんだけど、冗談を間に受けて自分が傷つくんじゃないか…?」
「自分も相手を好きだから、本気だったら嬉しいんだけど、冗談?本気?どっち??」
相手の言動に惑わされて、こちらの気持ちもグラグラ、グラグラ揺れ動く…。
「こんな煮え切らない状態、耐えられない…!!」
一体、どうしたらいいんでしょうか。そして、相手は何を考えているのでしょうか。
目次
冗談まじりの「好き」にざわつく胸
男性が女性に。女性が男性に。
どちらのケースでもありがちな事ですが、ただの友達だと思っていた相手から、冗談まじりの「好き」という思いがけない言葉。
- 相手の事を友達としてではなく、異性として気になっていた場合。
- 全く意識もしていなかったのに、「好き」という言葉を言われて気になるようになった。
冗談で「好き」と言ったと思えば笑ってごまかし、その後は何事にもなかったように振る舞う異性の友達。
「好き」という言葉は、もしかして本気なのか?いやいや冗談よね?などと、気になれば気になる程、自分の方が相手を好きになってきてしまったかも・・・?
そもそも冗談で「好き」なんて言えるの?
友人間であっても・冗談でも、「好き」という言葉は、気になっていない相手に対して言えるものではありませんし、からかって言える言葉ではありません。
- 性的な事を期待しているために「好き」と言う
- 何かプレゼントしてもらえる期待感の「好き」
こういった、何かしらの見返りを求めた場合も、決してないわけではありません。
ですが、基本的には、ある程度信頼し合った友達同士で交わす会話の中で、計算の上で言葉を発する事はないでしょう。
だって、あなたが信頼している友達なのですから・・・。
それで、「ただ体だけが目当てだった。」「食事をおごってもらうためだけだったかも知れない。」 だとすれば、あなたの見る目がなかっただけという事です。
信じたのは、あなた自身。誰のせいでもありません。
(関連:裏切りの奥底に秘められた真実とは?「ぎられた」?「ぎった」?の違い)
冗談まじりにしか言えない「好き」
友達付き合いをしていると、「好きかも知れない。」という感情が生まれると、誰でも必ず躊躇してしまいます。
- もし、好きだと告白してフラれたらどうしよう
- フラれたら、今までの友達関係を失ってしまう
- そうでなくとも、絶対ギクシャクした関係には、なってしまうだろう
100%と言える程、そういった不安がよぎります。
会話の合間に、あなたを褒めたり、冗談まじりに「好き」だと言うのは、そういった不安感があるからこそで、あなたの反応を試し見ているのです。
冗談まじりにしか言えない弱さの表れなのです。
「好き」が言えない女々しい男
特に、男性は思いのほか臆病です。
「当たって砕けろ!」という言葉は、何となく男性の行動の事を表現しているように感じますが、案外女の方が告白して駄目なら仕方ないという、潔さを持っています。
「女々しい」という言葉は、”女のような振る舞いや行動をする男だ。”と、認識されてはいますが、私の解釈では全く意味が異なっています。
「男のくせに、女にも成り切れない程の存在」という独自の見解を持っていますが、皆さんはどう思われるでしょうか?
雄々しい・凛々しい という言葉も同じです。
実は、女性の方が逞しく勇ましく潔い・凛々しい存在である事は、わかる人には良くわかる事だと感じます。
「好き」と言えないまま時は過ぎ・・・
中学生のある男女は友達関係にありましたが、どちらも互いに好きだと想いあっていました。しかし…
男の子は、関係が崩れてしまうのを恐れていて、
女の子は、自分なんかを見てくれるわけがないという、消極的な性格でした。
小学校時代からの友達で、中学・高校・大学を卒業し、社会人になっても友達付き合いは続きました。
いつも、互いに気持ちを悟られないよう、冗談まじりの会話を重ね、付かず離れずの関係性であったと言います。
どちらもともが違う相手と付き合ったりしながらも、その事には一切触れず・相手への気持ちも互いに隠し、仲の良さは変わらず続いていたのです。
好きが溢れた夜
ある日、酔った勢いで、二人は一夜を共に過ごすという事件が発生しました。酔いが覚めて、改めて見た彼の部屋には、はっきりとした彼女の痕跡があちこちに・・・。
女性は、必死で堪えようとしました。
- 好きだと思っていても、私にも彼氏がいた時もある。
- 彼女がいたって、当然よね。だって好きだって伝えなかったもの。
それでも耐え切れず、涙が溢れ思わず部屋を飛び出します。
男性は、大変困惑しました。冷静になって考えを張り巡らします。
「なんで泣くの?まさか・・・!?」
やっと「好きだ」と伝える事ができた日
半年・1年と時は過ぎ、電話しても全く出てくれない状態に男性は焦り、思い切って告白する事を決心しました。
自宅の前で長時間待ち伏せ、帰宅した彼女にやっと気持ちを伝えました。
「中学の時からずっと好きだったんだ。」
冗談まじりに言える状態ではありませんでした。誠心誠意、気持ちが届くようにと必死な想いで伝えたのです。
ですが、女性から返ってきた言葉は、「わたし今年、結婚するの。」
続けて彼女は言いました。「私も中学の時からずっと好きだった。」
冗談まじりにでも言えば良かった
その後、二人は一切連絡する事もなく、会う事もなく、若かりし日の事を絶えず思い出していました。
- あの時、冗談だと思われたって、「好きだ。」と伝えていれば、もしかしたら今二人は隣にいたかも知れない
- 何故もっと勇気を振り絞れなかったんだろう
- いったい何を恐れていたのだろう
二人は、こうして長年想いあった恋に、終止符を打つ事となりました。
冗談だっていい!想いを伝えよう
もし冗談まじりに「好き」だと言って関係がギクシャクしたものになっても、修復する事は可能です。
それよりも、長年想い続け、二人の結末が後悔だけの結果になってしまう事の方が、胸の苦しみは図り知れません。
いま・この時は、一生返ってくることはないのです。
そんな後悔をしないためにも、
- 友人関係でも、好きだと想うのなら相手に伝える
- 冗談であっても、伝えようとしている相手の気持ちを察して、真剣に考える
こういったお互いの努力は、必ず必要なのかも知れません。
もし仮に、「好き」だと伝えて、失恋したっていいじゃないですか。
後で、「こうしていれば良かった。」「なぜ好きだと言えなかったんだろう。」と思うのは、まさに【後悔先に立たず】です。
正に、当たって砕けろ!です。