
女性が最もこだわっているであろう価値観。
それは、美しさです。
何故なら、女性にとって美しさは永遠の課題とも言えるからです。
- 綺麗な色白肌。美肌になりたい。
- 平行二重の、ぱっちり目の美人になりたい。
- 痩せて美しいスタイルになりたい。
- ムダ毛のないスベスベな体を手に入れない。
男女かかわらず、容姿の良さは第一印象を大変良く感じさせますね。
目次
プラスになる美しさの価値観
女性である以上、美しくありたいという【欲】を消し去ることは不可能ですね。
でも、そういった感情を持つことは大変大切です。
『絶対に美しくなるんだ!』というポジティブな精神が、人にマイナスの影響を与えることはありません。
どんなことでも自分を信じる思考を持ち、前向きに行動することは、成功へ導く力となります。
そして、仏陀の教えが根本となっている『マインドフルネス』という瞑想を行う事により、マインドセットが成功へ導かれるとしています。これはGoogleの研修をはじめ、大企業で取り入れられている精神でもあります。
少し話がかけ離れてしまいましたが、私たちの日常生活の中でも感じたことはあるはずです。
『痩せて美しくなろう!』と、美しくなった時のことを思い浮かべることによって、やる気が起きダイエットが成功した。
でも、『どうせ美しくなるなんて無理なんだ。』と思えば、成功するどころかダイエットにさえ取り組むことはできません。
自身の中に美しさの価値観を持つことで、努力する感情や、やる気がみなぎるのであれば、どんどんこだわるべきなのです。
美しさの価値観の【執着心】
せっかく自分に美しさの価値観を持っても、その性質によっては自分に悪影響を与えることもあります。
それは、【美しさに固執してしまう】ことです。
言い換えれば、美しさに対する執着です。
もちろん、美しさだけに限らず、どんなことでも執着してしまうと、大切なことが見えなくなってしまいます。
子どもよりも自分の美しさが大事?
幼い子どもを持つある女性は、大変若く美しい女性でした。
毎日子どもを連れて公園へ行くときも、綺麗な洋服に高いハイヒールを身につけ、誰もが振り返るほどの美しさでした。
ある日、子どもと公園へ行ったとき、昨日の雨のせいで砂場で遊んだ子どもの手は、ドロドロでした。ですが、子どもはその手で「ママ~!」と、いきなり彼女に抱きついてきたのです。
そのとき、彼女は自身の美しい身なりが汚れてしまうと、咄嗟に子どもを突き飛ばしてしまいました。
そして子どもは、地面に顔を強打し、落ちていた木の破片で怪我をしてしまったのです。
美しい見た目であることを優先した結果、最も大切な我が子に傷を負わせてしまった、悲しい事故でした。
もちろんこれは、彼女が美しさという価値観だけにとらわれていたことが原因です。
美しさへの価値観は変化する
美しさは、プライベートな出逢いだけでなく、仕事上でも有利に働くことがあるでしょう。
以下のページでご紹介した『ハロー効果』という人間の心理です。
(参考:価値観とルックスどっちが重要?男と女の結婚観はこうだった!)
そして、お話したように【ゲイン・ロス効果】というものもあります。
- 優しそうな人だと思っていたのに、本当は冷たい人だったとがっかりした。
- とても可愛らしかったから『いいな。』と感じたのに、人の悪口ばかりを指摘する姿に幻滅した。
- 綺麗好きな性格と言っていたのに、家に遊びに行ったら驚く程散らかっていた。
- ぶっきらぼうで愛想が悪い人の、思いがけない親切な行動を見た。
- いつも冷たくあしらわれていた人に、温かな言葉をかけてもらった。
人が感じる第一印象は、表面だけに騙されたものである、と証明できる裏付けです。
そして、容姿の美しさは、ただひと時だけの評価しか得られない、とも言えます。
私の方が綺麗なのに何故あの子なの?
ある会社で、女子から密かに人気を集めていた男性がいました。
周囲の女子は、その男性をゲットしようと、メイクやヘアスタイルを整え、こぞって綺麗になろうとします。
好かれるために、彼に優しい言動を心掛けていましたが、彼と付き合うことになったのは、最もパッとしない容姿の女性でした。
皆、『自分の方が美しいのに、何故あの子!?』と感じました。
彼が、自分の彼女に選んだ女性は、誰に対しても隔たりない態度で、チャラチャラと着飾ることもせず、黙々と仕事をする人でした。
つまり、その彼の美しさへの価値観は、見た目だけでなく、心の美しさだったのです。
このように、見た目の美しさだけの執着するよりも、それよりももっと大切な事に目を向けることが、自分をより磨くことにも繋がるのです。
上述した【ゲイン・ロス効果】が起きたという可能性もありますね。
自分と他者の価値観の違い
自分と他人の価値観は違って当然ですね。多くの人が、美しさに対する価値観も違うものです。
自分の美しさの価値観で『こういう顔になりたい。』と思っていても、他人がその顔を見て必ず美しいと感じるわけではありません。
Aさん:女優〇〇の美しさが、大好き。
Bさん:えー。あまり綺麗だとは思わないな・・・。
Aさん:絶対目がおかしいよ!あんなに綺麗なのに!
Bさん:それぞれの価値観があるんだから、好みが違って普通でしょ?
どうでしょうか?
【自分だけの価値観である美しさ】に必要以上にこだわっても、全く意味のないことだとわかりますね。
100人が美しいと感じるものでも、『そうでもない。』と感じる人だっているからです。
そして、美しさの価値観が違うから、それがおかしいと思うのも、自分自身だけの価値観ですね。
(関連:【常識を疑え】価値観の違いによっても変化する『当たり前』)
いくら自分が美しいと感じる物でも、他人から見れば美しくないと感じられる場合がある。それをふまえれば、どれだけそこにこだわっても、もっと大切な部分に目を向ける必要があるとわかりますね。
多くの人が共通する価値観
一度、自分だけの美しさへの価値観より、多くの人が共通する価値観を考えてみて下さい。
笑顔を見て嫌な気分になる人は、まずいません。常に笑顔を絶やさず、明るい人物は多くの人から好かれます。
『自分は美しい。』と自信過剰になり、棘のある表情の人に対して不快感を感じるのは、多くの方が経験したことがあるでしょう。
- 清潔感という美しさに価値を見い出す。
- 誰に対しても変わらぬ態度で接する。
- 相手の気持ちを常に考え、誰にでも優しく思いやりの気持ちを持つ。
- マナーを守り、自分の中でのルールを貫く。
- 一生懸命なポジティブ精神で好感を与える。
外見の美しさよりも、もっと大切なことに目を向けて下さい。
それによって、自分磨きができるのです。
ただし、今までお話したことは、あくまでも世の全ての方に通じる価値観ではありません。
自分自身が信じた価値観であるのなら、少数派であってもそれを貫く強い芯を持つことも大切です。その芯は、あなたの最大の魅力となるでしょう。
(併せてご覧下さい。大嫌いな自分を好きになれる方法。誰でも出せる【愛されオーラ】)