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効果的な演出、まるでアニメを見ているかのよう

今回のノラステ、何がパワーアップしているって、ライトとプロジェクションマッピングです。
前回の神と願いでもライトやマッピングの演出がすごいと思っていましたが、今回はそれを超えての演出でした。

ステージ全体が画面といっても過言ではないほど。OPでは変わらずアニメの主題歌を採用でした。【ノラガミARAGOTO】の主題歌「狂乱 Hey Kids!!」に合わせ、まるでアニメOPのようなマッピング。そして、曲と背景に合わせて出てくる俳優陣。

ライビュ画面では各俳優陣に寄ってくれるので、本当にOPを見ているようでした。

そして、OP・EDだけではなく武器として使われる場面でもライトとマッピングがとても良かったです。
ステージを照らすライトは消え、ステージ前面に一列に配置されたライトが客席に向かって光る。という目眩ましですね。
マッピングで光が交差し、次の瞬間には雪器や兆器が舞台上にいるという、アニメ演出を思わせるものでした。これが本当に素晴らしく、感動してしまいました。ただ、このライティングは座席の最前列など前方の人たちは結構辛いのでは?と思ってしまいました。

コントかな?絶妙な掛け合いが多いノラステ!

ノラステの演出は伊勢直弘さん。この方の演出する舞台は、とても楽しい掛け合いが多い印象です。その中でも楽しかった所を紹介しますね。

天神と真喩の掛け合い

天神役の和泉さんは、安定感のある演技で見ていて安心します。
そして、真喩役の吉田さんもオンオフが上手な女優さんなので、二人の掛け合いややり取りは楽しいです。
今回の天神様は、前作よりもはっちゃけているようです。

「なんていうのかなぁ、盛り上がりに欠けるっていうの?」
「お受験シーズンも終わりましたしね」
「そうそれ!お受験ロスなんだよね!」

という、天神様のおちゃめな所もありました。
真喩が、夜卜さんの所にいたことは私にとっては黒歴史というセリフを何度も言うのも面白かったです。天神様が思わず

「そこは食い気味に言うのね」

なんてツッコミいれてました。

そして、天満宮に小福が入ってきてしまったシーンでは、それはもう大変。

「うそーーーーーーー!!小福殿、入っちゃった?!」

と大慌て。境内の大きな鈴は落ちるし、あれとあれとあれが!!なんて、色々落ちたり倒れたりと大変そうでした。しまいには、毘沙門と夜卜の喧嘩が始まりますしね。
どうにかしようとした結果、「左遷」という一言を聞いてブチ切れる天神様。さすが雷神と言われるだけありますね!ステージいっぱいの雷でした!

それを見て笑ってる小福ちゃんがとっても可愛かったです。

小福と大黒

今回、天満宮に入ってしまう小福ですが、そこでのやり取りがとっても面白かったです。
毘沙門と夜卜が喧嘩するのを見て、

「仲良くなってる!」

と嬉しそうに言ってました。どうみても仲良くは見えないが。という他の人達と、観客の心の声を聞いたんでしょう。

「だって、神器使ってないもん!」
「小福ー!!お前がそんなこと言ったらー!!」

そこから始まる神器を使っての大喧嘩です。それを止めたのは天神様の雷とアヤカシ退治ですね。
小福ちゃん、貧乏神ですからね。

神器使って喧嘩してないの発言=神器使って喧嘩始まるの合図

ですね。

夜卜と雪音

この二人はいつでもどこでもコントかな?っていうくらいわちゃわちゃ楽しそうです。
本編では、福の神を目指す夜卜に、雪音はアヤカシを切ることを示しました。
それは、武神として人の為に行うものです。

「もー無理ぃ、先が見えない!」
「甘えるな!」
「だって誰も見てくれてないし!」
「売れたいんじゃなくて、福の神!そこブレないでもらえます?」

と、いつもの喧嘩というよりじゃれ合いですね。
鈴木さんの夜卜は底抜けに明るいかと思えば、雪音を思いやる所で見せる優しさ。このギャップにグッときます。もちろん殺陣はとても上手で、二刀流でよく動くなと思いました。
植田くんの雪音は本当に雪音ぴったりという感じ。悩む所での表情もよかったし、自信を取り戻した所もよかったです。

次回は、それぞれの絆についてお話しますね。

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