娘より息子の方が可愛い?『ムスコン』の母親
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母親にとって、子どもは自分の元に舞い降りてきた天使のような存在。

生まれてくる子どもの性別なんてどちらでもよく、健康であってくれることが一番の願いです。

男の子と女の子。どちらが生まれても、自分がお腹を痛めて生んだ子どもです。かわいさに変わりはありません。

しかし、母親にとって息子に対する思いには、娘よりも何か特別な感情もあるようです。その感情をこじらせた『ムスコン』と呼ばれる母親がいるそうです。

息子に対する想いが加速?『ムスコン』って何!?

「○○コンプレックス」よく言われる言葉ですね。

  • マザーコンプレックスのマザコン
  • 父親が大好きなファザコン
  • 姉妹に対するシスコン

どれもこれも、対象者に強い執着心を持っていることを例えた言葉です。

今回紹介する「ムスコン」は【息子+コンプレックス】のこと。

母親が息子に対し、強い愛情や執着心を抱く状態を指します。

考えようによっては、娘であっても「ムスコン」』になるので、なぜ違う言い回しをしなかったのかと疑問に思いますが…。

通常〇〇コンプレックスとつくものは、ほぼ英語です。ならば息子はSONなので、ムスコンではなく【サンコン】になりますね。こちらの方が的確では?と思うのは、私だけでしょうか。言葉がある人物を想像させて、本来の意図が伝わらなくなってしまうからでしょうか。

母親が息子をかわいがる理由

母親にとって、娘は同性、息子は異性。異性を意識するのは、決しておかしなことではありません。

父親は娘がかわいい・母親は息子がかわいい。昔よりそう言われているのは理由があります。

娘や息子の年齢が上がってくるとともに、親は子どもを同等の人間として見るようになります。

娘は同性である母親に似てくるので、母親とぶつかる。一方で異性である息子は、手がかかってもぶっきらぼうでも可愛い。

まず娘と母がライバルとなる一方で、母は息子を溺愛(できあい)する。

そして息子が成長していけば、いつかできるであろう息子が選んだパートナーは、通常自分と同じ性別(女)です。

息子をかわいがる母親にとって息子のパートナーは、同性なのでライバルです。

つまり、以下の2つのことが理由で、異性の子どもの方が可愛いと言われているのだろうと予測されます。

  • 自分からみて同性である娘は、ライバルに値する
  • 自分からみて異性である息子の将来のパートナーは、ライバルになり得る
母親は息子可愛さのあまり息子に過剰に執着を持ちます。そのため、息子にできた自分と同性である彼女を見て、嫉妬心をむき出しにしライバル視します。
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一歩間違えると危険なムスコン

いくら愛情が有り余り、コンプレックスにおちいったとしても、ものには限度がありますね。

私には、両親と姉、そして息子と娘がいますが、全てのコンプレックスを持っています。

ファザコン・マザコン・シスコン、そしてムスコン×2。おかしな話ですが、それだけ家族に対する執着心が強いのでしょう。

とはいえ家族は家族、子どもは子ども。それ以上でも以下でもありません。

しかし、母親が息子に対し過剰な感情をもつ「ムスコン」をこじらせ、悪化させると「イオカステーコンプレックス」になる恐れがあります。

「イオカステーコンプレックス」とは、スイスの精神分析家が唱えた精神です。母親が息子に対して通常の愛情や執着心ではなく、性的欲求を持ってしまう状態のことを指します。

息子への愛情が歪んみ、息子自体を恋愛対象として見てしまうため、行きすぎるととんでもない事態に発展してしまうのです。

「母親が息子に対し恋愛感情を抱くなんて、あり得ない。」一般的にはそう感じるでしょう。しかし、感情をコントロールできず、そこまで発展してしまうことが決してないとは言えません。

「遠い将来、どこの馬の骨ともわからない女に、この子の体を触られたくない」との思いがふつふつと沸いてきた。息子は自分のものだ。好きにしていい筈だ。気がつくと当時3歳の息子の性器にキスしていた。遠い将来、よく知らない女にそうされる前に、母親である自分がそうする権利があるとの思いからだ。

出典:diamond.jp

私は実際にそういった例を見聞きしたことはありませんが、こういった感覚になる母親もいるようです。

たしかに、自分の息子には「自分がなんでも教えたい」という気持ちがあるでしょう。

とはいえ、それは日常生活における食事の仕方や人付き合いについてなど、常識の範囲のことでしょう。

息子を自分の物のように勘違いして感情をエスカレートさせると、取り返しのつかない事態になってしまいますね。

「息子が可愛くて仕方がない。」という母親は、しっかりとした精神状態を保つようにしなければなりませんね。

(関連:息子の彼女がどうしても嫌い?気に入らずイライラする感情の抑制法)

息子への異常な愛は若さへの渇望?

息子は当然、自分よりも活力ある若さを持っています。どれだけ年が離れていても、最低でも16歳の年齢差がありますね。

息子への愛情が過剰になるのは、「老いていく母親の若さへの渇望」があることも考えられます。

息子が大きくなるにつれ、母親はどんどん老いていくばかり。

つまり、中年女性が、若いジャニーズのアイドルに恋をするような感覚でしょうか。老いていく自分が息子に恋をすることで、若さを取り戻せるような感覚になる場合もあるでしょう。

また仮に同性であっても、若い世代の人と関わることで自分もなぜか若返ったような気になるものです。

成長していく息子に対し、自分の若き日を重ね合わせ、乙女のような感覚を思い出せるため、若い息子に恋をしてしまう母親もいるのではないでしょうか。

息子が可愛い!『ムスコン』が増加する理由

娘より息子の方が可愛い?『ムスコン』の母親

なぜそういった過剰で歪んだ愛情のムスコンが増加しているのか?

「女は弱く、常に男に守られたい。」という感情を持っています。母親であっても、女に変わりはありません。

現在、ひとり親の家庭が増加しています。たとえ離婚していなくても、夫婦が不仲だと頼りたいのは息子であるという状態。

シングルマザーで子どもを育ててきた私も、機械ものや力仕事はやはり息子に頼ってきました。

家に誰かが侵入してくるという夢を見て、夜中に目が覚め不安になっても、やはり頼るのは娘ではなく男である息子。男が家にいてくれるというだけで、ホッとするものです。

こういった状態が、母親のもつムスコンの感情を増長させているのでしょう。

何にせよ、ムスコンは過剰になりさえしなければ、決して悪いことではありません。母親が息子に対して、溢れかえるほどの愛情を持っているのは当然です。

しかしあまりに過剰になりすぎてしまうと、息子までもが母親に執着し、母子間の共依存を生んでしまうことにもなり兼ねません。

そのままにしておくと、母親の執着心が、息子の自立心を奪ってしまう元にもなり兼ねないのです。息子への愛情もほどほどにしておいた方がいいと言えます。

自立心を奪ってしまうと、大切な息子は進学し社会へ出ていかなければならない過程で、大変な困難が降りかかってしまいますね。可愛い息子がそんなことになるのは、本意ではないでしょう。

息子は息子、母親は母親、一人の人間として別々の道を歩んでいくようにしなければなりません。

(関連【教育のはなし】:【ママだけ大好き!】親と子どもの共依存?一緒に成長していこう!

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