『大人が学ぶべき事』中高校生以外にも流行【制服】から【体操着ディズニー】へ
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多くの場所で利用されている制服。学校はもちろん、看護師やキャビンアテンダント・警察官など、あらゆる組織で制服が取り入れられています。

学生時代は、制服の意味を考えたことなどない人の方が多いのではないでしょうか。

しかし女性なら、私服制度の学校の生徒を見て「おしゃれができてうらやましいな。」と思った経験もあるでしょう。また男子は同じ学ランでも、長ランや短ランといった変形学生服を着ていた生徒もいたかと思います。

もちろん、制服への考え方には個人差があります。「毎日決まった制服を着る方が楽でいい。」という意見もあります。

しかし、どちらかと言えば毛嫌いされていた制服が、今や違う風向きになってきています。

制服(ユニフォーム)の意味って?

日本での制服は推古朝の時代、西暦603年に制定された冠位十二階の服制が最も古い記録と言われているのだとか。

これは宮中での重要行事の際の着用を定めたものであり,冠・衣服は儀礼用の制服でもあった。

当初から制服は「公けの制度として正式に定められた衣服・服装」という意味を強くもっており,この意味は現代社会の中でも引き続き保持されている。

出典:www.jstage.jst.go.jp

制服(ユニフォーム)の意味は、他者と同じであることで組織として団結し、秩序を保つためでもあると言えますね。

詰襟が採用されたのは1873年、セーラー服が初めて普及したのは1920年のようです。
当時制服へ対する考え方がどうだったのかはわかりませんが、動きにくく窮屈だという印象を与えたのは間違いないでしょう。

今ドキの学生は制服が大好き?

私の中学時代はセーラー服ではなくブレザーでしたが、襟元のボタンは第1ボタンまでしか開けてはいけないという規則がありました。基本的に、否が応でも強いられて着用していた制服。

そして、髪型にも規律がありました。

  • 前髪は目にかかってはいけない
  • 肩より長い髪は結ばなければいけない
  • 男子生徒の髪も襟にかかってはいけない

隣の学校では「男子は必ず丸刈り」という決まりまでありました。どの生徒を見ても、一見は同じ髪型同じ服装。

髪型も制服も、規律を乱せば罰が与えられます。「なぜ同じでなくてはいけないのか。」「個性がなくなる。」こういったブーイングも出ていました。

しかし現在は「制服愛」があると言ってもいいほど、休日でも制服を着用する学生たち。基本的に女子の方が多いでしょうが、男子生徒も制服を着ている様子。今や「制服ディズニー」という言葉まであります。

その背景には「JK(女子高生)」というブランド化があるように思えますね。さらに集団で同じ制服を着ている仲間意識や安心感が、現在の制服ブームを巻き起こしているのでしょう。

そして女子学生がディズニーランドへ制服を着用していく「制服ディズニー」は、大学生や社会人にまで広まっているようです。

制服を着る学生でもないのに、コスプレでおそろいの制服を購入しディズニーランドへ行くのだとか。コスプレの制服はどちらかと言えば、ペラペラな素材が使われています。真冬でもその薄い制服を着用し、コートも着ず寒さを耐え忍んでまでディズニーランドへ出かけるのだとか。
社会人であっても、若さありきですね。

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【制服ディズニー】から【体操着ディズニー】へ

『大人が学ぶべき事』中高校生以外にも流行【制服】から【体操着ディズニー】へ

そして現在新たなブームとなっているのが、【制服ディズニー】ではなく【体操着ディズニー】というものです。

体操着と言えば、体育の時間に着用する運動着です。その運動着をおそろいで着てディズニーランドへ行くのが【体操着ディズニー】。【体操着ユニバ(ーサルランド)】もあるようです。

どちらかと言えば、【体操着ディズニー】には批判の声の方が多いようです。とはいえ、【体操着ディズニー】が最先端とあってか、このようなツイッターの書き込みも見られました。

みんなさ、制服ディズニーとかしょぼくね。
普通体操着っしょ。
体操着ディズニーなう。
見かけたら声かけましょう。

出典:twitter.com

そして迷惑をかけなければ良いのではという、若干擁護と思われる声も…。

体操着ディズニー別にいいと思うけどなあ。
たしかにダサいけど、思い出つくりだし

出典:twitter.com

たしかに思い出つくりであるとも言えるでしょう。東洋経済オンラインでは、【体操着ディズニー】の男子高校生に理由を尋ねると、このような回答が返ってきたと掲載しています。

「初めて3人で写真撮ったのが体操着で、原点に帰ろう!みたいな感じで決めました」「だいたいSNSを見ても、ディズニー当日も、高校生の大半は制服やペアルックが多かった。そんな中で体操着は同じディズニーの写真でも他の人と差が出せるなと思った」

【体操着ディズニー】をする目的は、仲間意識とともに目立つことのようですね。そして、目立つ行為を一人ではできない表れとも言えるのではないでしょうか。

【体操着ディズニー】から大人が学ぶべき事

マズローの五段階欲求理論で言えば、規則の上での着用ではなく好んで同じものを着る行動は【所属の欲求】にあたります。
どこかに所属しているという安心感。そしてそれによって、仲間から認められているとう承認欲求が満たされるのですね。

【制服ディズニー】も【体操着ディズニー】にしても、一人でしたって意味がありません。そして、おそらく一人ではできないでしょう。
目立つという行動が一人では怖くてできない。だから集団で目立とうとする考え方。実は、その考え方は【制服ディズニー】や【体操着ディズニー】をする中高大生・社会人だけではなく、私たちのごく身近に当たり前のようにある現象です。

大人としては【制服ディズニー】も【体操着ディズニー】も、首をかしげるほど理解できないことではあります。マナーとしてどうなのか?と問いたくもなるでしょう。しかし【制服ディズニー】や【体操着ディズニー】をする彼らたちは、こう言うでしょう。

  • 迷惑をかけているわけではない
  • 修学旅行生が制服でディズニーランドへ来ているのと変わりない
  • なぜ駄目なの?ジャージと同じじゃないか

確かに風変わりに見られるだけで、特に迷惑はかかりません。

そんな彼らから何を見て、学ぶべきか。大人たちの道徳性疑うチャンスではないでしょうか。社会の先輩である大人たちの行動をあらためて見直すきっかけを与えられている、と考えてもいいと思います。

  • 少人数ではできないのに、公共の場で集団だからと大声で話す
  • みんなが捨てているからと、同じように平気でゴミを捨てられる
  • 仲間がいれば安心して割り込みができる

ある意味、若者たちの見本にならなければいけない大人が、そんな行動をしているありさまです。【制服ディズニー】や【体操着ディズニー】を行なっている人たちを見て、大人たちは鏡映しになった自分の姿を見ているように感じます。

基本的に、大人ができていない事を若者ができるはずがありません。何を言っても、説得力などありませんね。ただ大人だという理由から「偉い」と位置づけるのではなく、そういった別の視点から見れば、少しは彼らの気持ちがわかると感じられます。

そして若い彼らが【制服ディズニー】や【体操着ディズニー】といった、少々わからない行動に出てもかわいいものではないですか。暖かな目で見守ってあげても良いのではないでしょうか。

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