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首都圏の人気路線でもある東急田園都市線で2017年11月15日の早朝、電気系トラブルが発生!

約4時間半、渋谷と二子玉川駅間が不通となりました。

1カ月前にも、同線では似たようなトラブルを起こしています。

電車に関するトラブルは、2017年に入ってからでも多発しています。9月12日には東京モノレールも止まってしまいました。

2020年の東京オリンピックを迎えるにあたって、日本の交通網は大丈夫なのか?

こうしたトラブルが続発する背景には、電気系技術者の不足があります。

「メンテナンスが不十分、人手不足で点検ができない!」

そんな悲鳴もあるようです。

(PDF)電気保安人材の将来的な確保に向けた検討について(H29.3.21)|経済産業省

そこで今注目されているのが電気工事士です。チャレンジしてみませんか。

電気工事士とは

1.電気工事士とは

住宅や事務所、ビル、工場など、現代の日本ではあらゆるところで電気が使われています。

その電気が通る場所は電気回路であり電気設備です。

とはいえ電気は見えないし、かつ感電、ショートによる火災など危険な「もの」です。

参考「秋は電気のショートによる火事が増えます!5つの原因と予防法

私たちが安心して電気を利用するためには、電気設備をメンテナンス、時に修理する必要があります。

それを行う人が電気工事士です。これは国家資格であり、第一種と第二種に分かれます。

第二種電気工事士

第二種は、一般住宅および店舗など600ボルト以下の低圧設備に対する工事を担当できます。

第一種電気工事士

第一種は、第二種の範囲および500キロワット未満のビルや工場などに対する電気工事に従事できます。

電気工事士の資格がないと工事はできない

電気工事士の資格を有しない人が、当該設備の管理または修理をすることはできません。

街の電気屋さんであっても、資格がなければできません。

2.受験資格がないので誰でも受けられます

電気工事士を受けるに際して、何らの受験資格はありません。つまり年齢、性別、学歴などは問われません。

定年退職後でも、小学生でも受験できます。外国籍の人でも制限されません。実にオープンな資格です。

ただし第一種の試験に合格しても学歴に応じた実務経験がないと実際に免状は公布されません。注意しましょう。

3.試験は筆記と技能の二段階がある

第一種および第二種ともに筆記試験と技能試験の二段階に分かれます。

ここでは主として第二種について説明します。

(1)筆記試験

第二種電気工事士の筆記試験は、次のような一般問題が30問出題されます。

  • 電気に関する基礎理論 5問程度
  • 配線理論及び配線設計 5問程度
  • 電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具 8問程度
  • 電気工事の施工方法 5問程度
  • 一般用電気工作物の検査方法 4問程度
  • 一般用電気工作物の保安に関する法令 3問程度

また配線図の問題が20問出題されます。

合計で50問あり、いずれも四択のマークシート方式で回答します。

合格の基準は公表されていませんが、おおむね6割以上の正答が合格ラインと考えられています。

ちなみに市販のテキストや問題集が多数書店で売られていますが、過去問の一部が試験を実行する一般財団法人電気技術者試験センターのウェブサイトにも掲示されています。

試験の問題と解答 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター

(2)技能試験

筆記試験の合格者に対して、約1カ月後に行われます。第二種電気工事士の場合、主な内容は次の通りです。

  • 配線の接続
  • 配線工事
  • 電気機器及び配線器具の設置
  • 電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
  • コード及びキャブタイヤケーブルの取付け
  • 設置工事
  • 電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定
  • 一般用電気工作物の検査
  • 一般用電気工作物の故障個所の修理

4.受験は年2回

第二種電気工事士の試験は、年2回、6月と10月に実施されます。

ちなみに平成30年度は上期が6月3日(日)下期は10月7日(日)です。第一種は10月7日のみです。

受験の申し込みは、第二種の上期が3月14日~4月4日、下期は7月9日~7月23日、そして第一種は6月13日~6月27日です。

技能試験は第二種の上期が7月21日(土)または7月22日(日)下期は12月8日(土)または12月9日(日)そして第一種は下期と同じです。

なお平成30年度から、ニーズを考慮したのでしょうか、受験機会が広がります。

つまりこれまでは上期または下期のいずれか年1回しか受けられませんでした、しかし今後は年2回受けることが可能になりました

さらに47都道府県すべてで試験が受けられ、かつ午前は第二種、午後は第一種と両方を同日に受けることも可能です。

電気工事士の資格取得がオススメの理由

1.電気がないと何も始まらない

電気系技術者が求められる理由とは、つまり現代生活において電気がないと何もできないからです。

想像してみてください、電気が一切使えなければどうなるか。もちろん充電できないのでスマホも使えません。

オール電化住宅はアウトです。電車はストップします。家や事務所の暖房や冷房も使えません。

それに対処できるのは電気系技術者だけなのです。

照明器具の設置などは自分でもできそうです。

ただし自分の持ち家であっても、電気回路の修理や壁の中にある配線をいじるには電気工事士の資格が必要です。

勝手にやると違法です。注意しましょう。それだけ電気は危険なのです。

2.当面は電気の時代です

人工知能AIの普及が進んでいます。「将来的にAIが人間の仕事を奪ってしまう!」そんな危機感もあるようです。

参考「AIが普及しても大丈夫?生き残る7つの仕事とは何か

とはいえAIは何で動いているでしょうか?電気です。つまり電気が止まれば、AIは何もできません。

つまりAIが普及しても、エネルギー源をメンテナンスしてくれる電気系技術者は不滅です。

車の世界でもガソリンエンジンから電気に転換されようとしています。

もちろん電気に置き換わるエネルギー源が将来的に登場する可能性もあります。

それでも当面は電気の時代です。それを操れるのはAIではなく技術者です。

3.ITエンジニア以上に熱望されている

ITエンジニアも現状では人材不足が指摘されています。そのため小学校でも2020年度からプログラミング授業が始まります。

参考「プログラミングが必修化?家庭でやっておきたい5つのこと

とはいえ、根本的な技術である電気系技術者の方がもっと熱望されています。

上述のように、電気がなければパソコンが動かないし、プログラミングどころではありません。電気は当たり前ではないのです。

将来的に安定した仕事を考えれば工業高校などの職業高校へ進学するのもありでしょう。

一部の工業高校では在学中に電気工事士の資格取得が目指せる場合があります。

参考「安定を求めるなら、職業高校を選択すべき3つの理由がある

4.独立できる

弁護士や税理士などと同様に電気工事士も独立できます。同じ士業です。

もちろん単に技術があるだけではいけません。営業力も求められます。経営者となるためには、マネージメント能力こそ不可欠です。

とはいえ自分の会社、事業所を持つことができます。そうした夢を抱いているならば、電気工事士は大きな選択肢になるでしょう。

ちなみに電車などのメンテナンスは、電鉄会社の作業員もいますが、仕事の多くは下請企業に任されています。

そこでも電気系技術者の人材不足があります。十分な整備ができない状態です。

そうした意味でも独立のニーズはありそうです。

5.自分の勉強にもなる

資格を取ったからといって仕事にする必要もありません。

実際に電気工事士の受験も簡単ではありません。

電気に関する相応の知識が必要です。高校の物理数学的な能力も求められます。

とはいえ自分の勉強になります。

本格的な工事はできなくても、自宅で電気系統のトラブルが生じたい際、どうすればよいのか?方策が見つかるでしょう。

参考「【実話】AIが暴走する!あなたの家でも起きる可能性のある恐怖

英会話と同じく、ただ漠然とした目的のみで勉強するのは難しいですが、資格取得という目標があれば敷居が低くなります。

家を新築・リフォームする際にも参考となるでしょう。

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今、電気工事士が熱い

電気工事士は、老若男女を問わない資格です。

将来何をしようか迷っている若者、独立を目指す中年層であってもチャレンジできます。

電気は、これからも必要不可欠なエネルギーです。それを支える技術者に、なってみませんか。

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