
地震や台風などの災害が報道されていても、自分の住んでいる地域で起こっていなければ、いちいち不安になる人は少ないでしょう。
「自分は大丈夫だし」
「機会があったら、災害対策をしよう」
「対策はしたほうがいいんだろうけど、また今度でいいよね」
こうして、ついつい先延ばしにしているうちに、あなたの住んでいる地域で災害による大規模停電が発生!
「ああ、きちんと準備しておけば良かった…」
「スマホの充電が切れる!連絡が取れなくなるよ!!」
後悔しても、後のまつり。
災害時の電源確保は、情報収集や外部との連絡手段において、とても重要なのはご存じのとおりです。
そこで今回は、災害時に大活躍する、おすすめ大容量モバイルバッテリーを紹介します。
この記事を読んだ今が災害対策のチャンスです。ほしい商品が見つかったら、すぐに購入しましょう。
目次
1.ADATA AP20000D-DGT-5V-CBK (20000mAh)
筆者が使っているモバイルバッテリーがコレ。そのへんの道端(神戸三宮)で買いました。
このバッテリーを買ってからというもの、外出先での充電切れが怖くなくない!スマホとモバイルルーターをバンバン充電しています。
液晶で電池残量がわかるのも超便利で、おすすめです。
難点は、530 gと少々重く、ちょっとした鈍器にもなりかねない点。重いのは、外装でバッテリーを頑丈に守っているせいなんですけどね。
筆者は、コンセントまで立ち上がって行くのが面倒なオフトゥンの中でも使っています。
「スマホを使うけど、そろそろ寝そう。充電したいけどベッドから出たくない」そんなときも、これだけ容量があれば安心なんです。
なお、スマホを使いながらの充電なら、4回くらい使える印象です。
災害時のために、あと2台は買いたいと本気で思っている一品。家族1人につき1台いかがでしょうか。
充電可能回数 | スマホ・6.4回 タブレット・1.8回 |
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寸法 | 6.42 × 3.17 × 0.92 cm |
重量 | 約530g |
USBポート数 | 2(1A×1・2.1A×2) |
機能 | LEDライト 残量がわかるデジタルディスプレイ |
この商品はADATA 20000mAh モバイルバッテリー AP20000D-DGT-5V-CBKでした。
2.Anker PowerCore 20100 (20100mAh)
Amazonの人気モバイルバッテリーといえばコレ!2台同時に急速充電が可能で、iPhone8なら約8回、ギャラクシーS8なら約5回充電が可能です。
Amazonでは、1800件以上のレビューがついているこの商品。中には、2018/9/6に起こった北海道胆振東部地震でこのバッテリーを使い、非常に役立ったとの報告も上がっています。
このバッテリーは大容量ながら、コンパクトで、従来のサイズよりも約30%小さくなり、約27%も軽くなっていて、缶ジュース1つ分くらいの重さである点がおすすめ。
1つめに紹介した鈍器のような重さのバッテリーをモバイルしている筆者にとって、この軽さは魅力的ですね。
充電可能回数 | iPhone8・約8回回 iPhoneX・約5回 ギャラクシーS8・約5回 iPad mini 4・約3回 |
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寸法 | 16.6 × 5.8 × 2.2 cm |
重量 | 約356 g |
USBポート数 | 2(2.4A×2) |
機能 | 2台同時急速充電 |
この商品はAnker PowerCore 20100 (20100mAh)でした。
3.ポータブル電源 RAVPower RP-PB054(20100mAh)
コンセントでないと充電できないときには、この商品!
急な停電でも安心のバックアップ電源としても使えるので、おすすめです。
モバイルバッテリーながら、AC電源プラグを直接差せるので、ノートPCの充電ができるんです!また、USBはtype-Cにも対応しているのもうれしいところ。
65W/110V以下までなら、幅広い電気機器が動かせますよ。(扇風機はNGとのこと)
また、大容量ながら本体はわずか4時間でフル充電ができるんです。
いつくるか分からない災害に備えて、こまめに充電し、いざというときにすぐ使えるようにしておきたいですね。
充電可能回数 | USBポート・スマホ約9回 ACコンセント・ノートパソコン約1回 |
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寸法 | 6.9 × 6.9 × 14.6cm |
重量 | 約585 g |
USBポート数 | 2(USB×1 USB type-C×1) |
機能 | ACコンセント×1・USB type-C対応 |
この商品はポータブル電源 RAVPower 20100mAh RP-PB054でした。
4.ソニーUSBポータブル電源CP-V10BAW(10,000mAh)
「安いモバイルバッテリーは、急に熱くなったことがあって心配」という人は、国内メーカーのモバイルバッテリーがおすすめ!
「大容量だけど、こんなに安くて大丈夫?このバッテリー…」って思うとき、たしかにありますよねー。ましてや、災害時にバッテリーから発火なんてされたら、気持ちが折れてしまいます。
テーマパークでモバイルバッテリーが発火した、というニュースもありました。
(USJ「ハリポタ」エリアでぼや騒ぎ 携帯電話のモバイルバッテリーから発火 けが人なし :産経新聞)
よろしい。ならば、安全設計が搭載されているモバイルバッテリーだ!
このソニーのモバイルバッテリーは2018年9月発売の新商品。ソニー独自の安全設計「Safe Charge」が搭載されています。
- 熱発生を抑える&熱を伝導しにくい
- 充放電中に危険な状態にならないよう、安全にストップ
- 発火しにくく、より膨れにくい電池の構造技術
ソニーの技術で安全に使えるモバイルバッテリーです!
充電可能回数 | スマホ約4回 |
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寸法 | 71.1×133.5×16.5mm |
重量 | 約233 g |
USBポート数 | 1 |
機能 | Safe Charge(セーフチャージ) チャージスルー機能搭載 自動充電停止機能 |
この商品はソニー USBポータブル電源 (10,000mAh)CP-V10BAWでした。
5.マキタ BL1860B(6.0Ah・18V)
北海道胆振東部地震後、話題になっているのがコレ。
- マキタのインパクトドライバ
- マキタの掃除機
- マキタの草刈機
などなど、あなたのおうちに充電式のマキタ(makita)製品はありませんか?
実はマキタ製品の充電池は、別売りのUSBアダプターを使ってモバイルバッテリーとして使えるのがおすすめポイント。6.0Ahのバッテリー容量なら、スマホを12回充電できるだけの能力がありますよ!
こんな風に使います。↓
こんなんしてる人見た事ねーよ… pic.twitter.com/FlsAkLUtEl
— 超ふじむら (@allexyuki) 2018年4月9日
アダプタについているクリップをベルトに引っ掛けるだけ。腰にバッテリーを付けて使えるんです。
なお、充電器がない場合はそちらも必要ですので、ご注意ください。
※マキタの充電式商品の一部には、バッテリーと充電器が付属しています。その場合は、バッテリーに対応したUSBアダプターだけを購入すればOKです
※紹介している商品は、マキタの18V、および14.4Vのリチウムイオンバッテリ対応のものです。お手持ちのバッテリ・充電器・アダプターがある場合は、対応している商品かどうか必ずご確認をお願いします
この商品はマキタ BL1860B(6.0Ah・18V)でした。
なお、日立工機(現:HiKOKI)にも、似たような商品があります。
※充電器別売り
もっともっと大容量バッテリーがほしいなら
「モバイルじゃなくて、災害時に家族で使えるもっと大容量の電源・バッテリーも知りたい!」と思っている人もいますよね。
そんなアナタにオススメのバッテリー・電源も紹介しましょう。
1.ポータブル電源
車中泊やキャンプ・夜釣りなどにも活躍するポータブル電源です。容量は安心の174,000mAh!家族で使うのにも重宝するでしょう。
2.発電機
続いては、発電機。燃料は2種類です。
- ガソリン
- カセットコンロ用ガスボンベ(カセットボンベ)
- ガソリン・カセットボンベ併用
「発電機はあまり使わないかも…」と思う人もいるでしょうが、災害がこれだけ身近になった時代です。必ず使い道はあります。
もちろん、キャンプなどでも使えるので、ぜひご検討ください。
※発電機は外で使いましょう。宅内で使うと一酸化炭素中毒で、最悪の場合、死亡します。(発電機、室内では危険 上富良野でCO中毒死:北海道新聞)
ガソリン用
インバーター式なので、安定した発電ができます。
カセットボンベ用
持ち運びがしやすく、燃料がカセットボンベなので、女性でも扱いやすい発電機です。
大容量モバイルバッテリーは買って損なし
2018年9月に上陸した台風21号では、電柱が約800本倒れる被害がありました。地震もそうですが、電柱が倒れてしまうと、停電の復旧は長期化する可能性が高くなります。
最低限のモバイルバッテリーの用意、家族が多い場合は発電機の準備も検討し、万が一に備えるのが安心ですね。