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雷はなぜ起こるか
それは、溜まった静電気が放電するというとっても単純な原理です。
雷ができるまで
1 まずは水分が雲をつくります。
雲は水分のかたまりですが、空へ高く上がっていくと氷の粒になり、それが、ぶつかり合ったりこすれ合ったりするようになります。
ここで、静電気が発生します。
2 発生した静電気は、雲の中に溜まっていきます。
この帯電した雲が、雷曇。
3 さらに雷曇の中では、マイナスの電気を持った氷の粒が、雲の下の方に集まってきます。
プラスの電荷は上に集まります。まるで巨大な磁石みたいですよね。
4 さらに、そのマイナスの電気につられて、地表にはプラスの電気が集まってきます。
もし、空気が電気を通す素材でできていたなら、さらっと空気に流れる雷曇の電気だけれど、空気は電気を通さないので、ギリギリまで電気は雲の中にとどまります。
5 そして、雲の下の方に集まったマイナスの電気と、地表に集まったプラスの電気とが中和しようとして電気が飛んでいきます。
以上のメカニズムを落雷といいます。
地表に落ちずに雲と雲の間で起こる雷も、原理は同じ、静電気の放電。
ちなみに、市販されているマイナスイオン発生器は、この雷と類似の原理を利用しているのだそう。
音はしないけれど、放電を起こしているのです。
2016.6.23追記
※さらに詳しく解説した、小学生でもわかる!雷の仕組みについて学ぼうも是非ご覧ください。
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