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わかっているようでわからない問題は多々あります。

たとえば、酸性アルカリ性とは、どういう意味なのでしょうか。

小学校で習っているはずなので、大人はみんな知っている?そうでしょうか。アルカリ性食品などという言葉にごまかされていませんか

実は誰も、あいまいにしか勉強していないのです。

今日は、小中高で勉強する酸性とアルカリ性について、わかりやすく解説しましょう。

小学校で習う酸性とアルカリ性について

小学生の子供がいる家庭なら、教科書で探してみましょう。

酸性

酸性水溶液の性質はこのように書いてあります。

  • 青色リトマス紙を赤色に変える
  • BTB液を緑色(中性)から黄色に変える

酸性水溶液とは

酸性水溶液を具体的に言うと、以下のものがあげられます。

  • 塩酸
  • ホウ酸水
  • 炭酸水 など
塩酸とは、塩化水素という気体の水溶液です。

アルカリ性

一方で、アルカリ性水溶液の性質は以下のとおりです。

  • 赤色リトマス紙を青色に変える
  • BTB液を緑色(中性)から青色に変える
  • 触るとヌルヌルする

アルカリ性水溶液とは

アルカリ性水溶液を具体的に言うと、以下のものがあげられます。

  • 水酸化ナトリウム水溶液
  • アンモニア水
  • 石灰水 など

小学生の学習範囲

小学校では、アルカリ性や酸性の本質を教えていません

中学校で習う酸性とアルカリ性について

中学校、特にゆとり世代であれば、酸性とアルカリ性についてはあまり詳しく勉強していません。

小学校の内容に、以下の内容が追加される程度です。

  • 薄い酸性水溶液は、酸っぱい味がする
  • 薄いアルカリ水溶液は、苦い味がする

参考としてpHにもふれている

また、中学ではpH(ピーエイチ/水素イオン濃度)についても参考としてふれています。

  • 酸性水溶液は電離して水素イオンを生じる
  • 酸性が強いほど、多くの水素イオンを発生させる
  • アルカリ性水溶液は電離して水酸化物イオンを放出する
  • 水素イオンと反応できる物質がアルカリである

などと記されています。

pHとは、水素イオン濃度を表す指数です。中性がpH7、酸性はpH7より小さい数値、アルカリ性はpH7より大きい数値になります。

水は水素(H)と酸素(O)からできています。水が電離すると、水素イオン(H)と水酸化物イオン(OH)に分かれます。

指示薬・試験紙

中学校では、酸性・アルカリ性を調べる指示薬試験紙についても学習します。下記は、各指示薬・試験紙と酸性・中性・アルカリ性に対する色の変化を一覧にしたものです。

指示薬・試験紙 酸性 中性 アルカリ性
BTB溶液 黄色 緑色 青色
フェノールフタレイン溶液 無色 無色 赤色
赤色リトマス紙 変化なし 変化なし 青色
青色リトマス紙 赤色 変化なし 変化なし
pH試験紙 赤色 緑色 青色
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高校で習う酸性とアルカリ性について

なんとなく酸性やアルカリ性についてわかってきたでしょうか。では次に、高校の科学の教科書で調べてみましょう。

酸性やアルカリ性に関する新しい内容は出てきませんが、その強さを測る指標としてpHを学びます。

理由として、高校生になれば指数の意味が理解できているはずだからです。もっと正確にいえば、対数logを学んでいるはずだからです。pHとは、対数で表示されているのです。

pHと酸性・アルカリ性の関係

水は電離すると、水素イオンと水酸化物イオンに分かれます。

水素イオンの量と水酸化物イオンの量を合わせると、対数としては掛け算になりますが、その合計は常に一定であり、1.0×(10の-14乗)になります。

この中間値が-7乗、すなわちpH7であり中性です。

数字が小さい、7未満だと酸性になり、数字が大きい、14に近づくほどアルカリ性が強くなります。

すなわち酸性やアルカリ性とは、水素イオンと水酸化物イオンの量の違いなのです。

水溶液1リットル中に含まれる
H+(水素イオン)の
グラムイオン数
pH値 性質 強さ
1          =10-0 0 酸性 酸性が強い






酸性が弱い
0.1         =10-1 1
0.01       =10-2 2
0.001        =10-3 3
0.0001       =10-4 4
0.00001       =10-5 5
0.000001     =10-6 6
0.0000001      =10-7 7 中性
0.00000001    =10-8 8 アルカリ性 アルカリ性が弱い






アルカリ性が強い
0.000000001    =10-9 9
0.0000000001     =10-10 10
0.00000000001   =10-11 11
0.000000000001       =10-12 12
0.0000000000001     =10-13 13
0.00000000000001   =10-14 14

アルカリや塩基という用語について

酸性は「酸っぱい」でイメージできるでしょう。

しかしアルカリという用語は、どういう意味でしょうか。

アルカリの語源はアラビア語

アルカリは、アラビア語で灰を意味するカリが語源です。そこに冠詞、英語でいうTheのようなアルがついたものです。

つまり、植物を灰にして、残ったものが示す性質をアルカリと呼んだのです。

塩基とは

一方で塩基という用語もあります。定義が難しいので、ちょっと紛らわしくなります。

塩基をカンタンに言えば、水に溶けたときに電離して水酸化物イオンを放出する、または、酸から水素イオンを受け取る物質のことです。

そして、塩基の持つ性質のことを塩基性と言います。(対義語は酸性)

また、水に溶けやすい塩基がアルカリであり、塩基の溶けた水溶液が示す性質が、アルカリ性です。

アルカリ性食品とは何か

アルカリ性食品とは何か?燃やして灰にした際、アルカリ性を示す食品です。

梅干しは、酸っぱいけれどアルカリ性食品です。

逆に、肉は酸性食品です。

食品に含まれている物質によって、酸性かアルカリ性が決まるからです。

ちなみに、人間の血液は中性で保たれるように維持されています。

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