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バレンタインデーは相変わらず盛況でした。これは何を起源にした行事なのでしょうか。また昨今はハロウィンで盛り上がるしクリスマスも盛大です。結婚式は教会で挙げる?しかしキリスト教徒として洗礼を受けたわけではなさそうです。

典型的な日本人は、お正月に神社とお寺へ初詣のはしごをする?これこそ信仰の自由と言うのでしょう。だからこそ間違った方向へ流される人も少なくありません。そこで宗教について科学的に見分ける方法を考えましょう。周りにいる迷える子羊たちを救えるかもしれません。

宗教と科学は相反するのか

基本的な問題として、宗教科学は相反するのでしょうか。しかし著名な科学者の中にも神の存在を信じる人はいます。よく言われるのはアインシュタインです。神様が世の中を作ったからこそ、美しい数式で表現できる!そう考えたようです。

また遺伝の法則で有名なメンデルはキリスト教の司祭でした。修道院の畑で研究していたようです。時代的な背景もあるでしょうが、ニュートンも信仰心がありました。キリスト教に関する著書も出しています。

一方現状の科学では神や霊的な存在を肯定も否定もできません。もちろん人魂や心霊写真の仕組みを科学的に証明することはできます。宗教団体が掲げる教義の論理的整合性を検証することも可能です。

そうした客観的な物の見方が科学です。宗教と科学は敵対関係ではありません。

参考「科学とは何か?学者の言うことは正しいのか

そもそも科学的に証明できないことこそ神の御業!そうすることで多くの人たちは納得してきたのでしょう。科学が神の領域へ侵入している?生殖医療はその最たるものかもしれません。最終的に科学は神の存在を証明すべきなのか?したくない気持ちもありそうです。

宗教を見分けるポイント

現代社会のように複雑化してくると、救いを求めたくなる気持ちもわかります。そんな際には何を頼ればよいのでしょうか。宗教を見分けるポイントを考えてみましょう。

1.信仰の対象が神か仏か人間か

神様仏様稲尾様!そんな文言が流行った時代もありました。つまり宗教を考える上で、信仰の対象は何でしょうか。神なのか、仏なのか、人間なのか?いわゆる教祖様を拝むのでしょうか。

そもそも仏教の源であるブッダは人間です。いつしか神として崇められてしまったようですが、元々は人間です。では菩薩や観音とは何か?全体が矛盾しない論理的な説明はないようです。

そういう意味では歴史時代における天皇も神的な存在でした。現在も象徴という曖昧な立場です。故に「生前退位」の問題が世論を二分しています。歴史的に見れば譲位ですが、現代社会で天皇制をどう解釈すべきか、意見が分かれる原因です。

宗教と似た概念が思想です。例えば儒教は孔子の教え、道教は不老不死を望む神仙思想を起源に持つと言われています。これらも宗教なのか。もっと言えば、日本の祭りや地域の神社を祀ることも宗教なのか?相撲はスポーツではなく神事です。日本人の曖昧さは、この辺りからきているようです。

2.一神教か多神教か

宗教とは、神を信じ崇めること、そう定義してみると、一神教か多神教か、そうした分類ができます。

一神教とは、たった一つの存在のみを認める考え方です。典型的なのは、ユダヤ教やイスラム教です。

ちなみにユダヤ教とキリスト教、そしてイスラム教は共に同じ『聖書』を聖典としています。これは歴史的に、ユダヤ教からキリスト教が生まれ、それらの間からイスラム教が生まれたからです。
いずれも世界を作った唯一神のみを崇めよ!この姿勢は同じです。

一方で多神教の典型例はインドで一般的なヒンズー教です。

お寺が実にカラフルであり、様々な神の像が描かれています。仏教も神と考えるなら、多様な菩薩、観音等があるので多神教に分類されるのでしょう。

日本人は八百万の神を信仰しています。野球の神様などもいるようです。これも典型的な多神教です。『古事記』を読めば、たくさんの神様が登場します。日本人がクリスマスやハロウィンを簡単に受け入れられるのは、多神教的寛容性があるからでしょう。

なお日本人が実感しがたい一神教の概念を知りたければ、遠藤周作著『沈黙』を読んでみましょう。神はなぜ沈黙を貫いたのか?一神教に関する最適なテキストです。

3.偶像崇拝は許されているのか

宗教の分類として、次に偶像崇拝は許されるかどうかです。

イスラム教では偶像崇拝を厳格に禁じています。

つまり神や予言者ムハンマドの絵を描いてはいけない!人物画などもご法度です。だからアラビア文字を象った芸術が中東では発展しました。

キリスト教の中では二分しています。

いわゆるカトリックは、聖母マリア像も信仰の対象です。また十字架も使います。これらは偶像崇拝と考えます。古くは免罪符などもありました。一方でプロテスタントは偶像を禁止します。だから礼拝堂に十字架はありません。

ヒンズー教や仏教は寺院に行けば神の像や仏像がたくさんあります。

言い換えると必ず像があり、それらを崇めるので典型的な偶像崇拝系の宗教です。

神社でもご神体を拝みます。偶像崇拝と言えるでしょう。御神輿も偶像の一種です。

4.来世はあるのか

宗教とセットになるのは来世の話です。死んだら天国へ行ける?もしくは地獄の閻魔様に舌を抜かれる!子供を怖がらせて躾するには重宝する話です。もちろんキリスト教やイスラム教でも天国や地獄の概念があります。仏教においても来世があります。

ヒンズー教の場合には生まれ変わりが信じられています。現世で善い行いをすると、来世のカーストが上がるとか?

現世は仮の生活でしかない。本当の世界である来世のために、今の世をしっかり生きなさい!そのために絶対的な存在である「神」を作り出した!解釈の違いではありますが、これこそが宗教に求められることなのかもしれません。

一方で来世はなく、現世だけを考えて倫理的に生きることを主張する。これは思想哲学の範疇になるのでしょう。宗教と道徳の違いです。

5.新興宗教とは何か

よく言われる新興宗教とは何でしょうか。様々な定義はありますが、明治期以降に開祖された宗教を指すのが一般的です。

差別的だ!という意見もあり、新宗教と呼ぶ場合もあります。いわゆるキリスト教や仏教、そして神道と一線を画する宗教です。

もちろん大元に神や仏を祀ることもありますが、基本的に教祖様が唱える、もしくはお告げを受けた教義が中心になります。

一部には詐欺的なトラブルを起こした教団などもあります。そういうことがあるから日本人は宗教に対して胡散臭く思ってしまうのでしょう。

6.入信できない宗教がある

日本では信教の自由が保証されていますが、それでも日本人が入信できない宗教があります。それはユダヤ教やヒンズー教です。これらは民族宗教なので、ユダヤ人もしくはインド人でなければ教徒にはなれません。

そもそもユダヤ人やインド人という概念も、細かく考えれば難しくなります。言い換えれば、日本人とは何か?国籍を取得すれば日本人なのか?例えば相撲の世界を見ればわかります。一方で日本で生まれ育ち日本語しか話せないのに、国籍がない人たちもいます。

7.神道とは何か

日本人なのによくわからない宗教があります。それが神道(しんとう)です。外国人は「神道教徒」になれるのか?そもそも神道は何を崇めているのか?教祖がいるのか?

簡単に言えば、神社が神道、お寺が仏教の施設です。伊勢神宮を中心とする組織がある一方で、神仏習合の時期もあります。かつては天皇も仏教を信じていました。そうなると神道とは何か?論理的で筋の通った説明は難しいようです。

神道に教義も経典もありません。神主や教徒による布教活動もありません。基本は、ただ神社に祀られているご神体を拝む、もしくは神輿を担いで祭るだけです。地域によって方法は様々です。

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日本人の宗教観とは

日本人の宗教観は摩訶不思議です。事実上は無宗教者が大半でしょう。お正月は神社とお寺で参拝し、クリスマスを祝い、結婚式は教会で挙げたけど、葬式にはお坊さんに来てもらい戒名をもらう。夏のお盆も仏教行事ではなく、先祖崇拝の名残です。

日本人の何でも受け入れる寛容性は、おもてなしにつながるのでしょう。とはいえ明確な内と外の概念があります。身内、よそ者、外国人、などの言葉に現れています。

また神様が見ている?というより世間に見られている!それを意識します。誰も見ていなければ、ばれなければ良い!そうした倫理観が、いわゆる諸外国における宗教観とは違います。

海外で暮らしてみると、日本人の異様さが実感できて面白いですよ。

信仰や思想の自由は保証されるべきですが

多様化が進む社会です。信仰や思想の自由は保証されるべきです。とはいえ明らかにおかしい方向へ進んでしまった人がいるなら、救ってあげるべきでしょう。

例えば仏教系教団で出家する人が「神」という言葉を発した時点で論理的矛盾が生じます。

誰か諭してあげられる大人はいないのでしょうか。心配です。

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