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2017年の夏は落雷が多いと予想されています。平年より3割増えるとか。

とはいえ、平年とは何でしょうか。

平年よりどれだけ違っていたら異常になるのでしょうか。一方で、異常が常態化すれば平年になるようです。

毎年のように、「今年は異常気象だ!」と言われますが、本当に異常な事態なのでしょうか。

自然環境保護と言いつつも結局は人間保護をしているにすぎません。

そろそろ正しい目で見ないと、間違った方向へ子孫を導いてしまうかもしれません。

平年とは何か

天気予報を見ていると
「平年並み」
「平年より気温が高い」
などと言われます。

では、平年とはどういう意味なのでしょうか。

1.過去30年の平均値です

平年とは、過去30年間の平均値を意味しています。

2017年現在は、1981~2010年までの観測値を平均した値を使用しています。

ただし、なぜ30年間なのか?
科学的な根拠はありません。

一応国際的な基準のようですが、地球の気候変動サイクルが30年だから?そんな説があるようです。

個人的見解ですが、「10年では短すぎるし、50年では長すぎる!」そんな程度でしょう。

2.10年ごとに計算し直します

30年間の平均ですが、いつの30年を範囲にするかによって当然数値は変わるでしょう。

古すぎるデータを使っても現実的ではありません。そのため10年に一度数値を見直します。

気象庁は「西暦年の1の位が1の年から続く30年間の平均値をもって平年値とし、10年ごとに更新しています」とコメントしています。

今の平年値は2011年5月18日から使用されています。

この考えにもとづくと、次回の改訂は2021年です。

3.中間にあれば平年並みです

気象庁が長期予報を出す際、気温が平年より

  • 高い
  • 平年並み
  • 平年より低い

などの表現を用います。

この基準はどこにあるのでしょうか。

平年は30年間の平均ですが、たとえば気温の高い年順に並べ替えます。

  • その上位10年の範囲になると予想されれば、平年より高い!
  • 逆に下位10年の範囲になれば、平年より低い!
  • そして中間の10年と同じくらいになれば、平年並み!

となります。

30年の中で、極端に気温が高い、逆に低い年があっても除外しません。

平均値は統計的に有効な数字と考えられるので、異常気象が続いても、10年後には平年となる理屈がここにあります。

地球レベルで考えると平年かも

地球の気候変動周期が30年という説を紹介しましたが、

地球レベルでとらえると、今程度の変化は誤差の範囲と考えることもできます。
つまり、基準をどこに置くかで恣意的(しいてき)に結果が変わることもありえる話です。

もちろん以下の話も恣意的です。

1.今は氷河期です

氷河期と聞くと、地球全体が氷に閉ざされた世界をイメージするでしょう。
とはいえ、地球上のどこかに氷河がある時代を氷河期と呼びます。

よって現在は氷河期です。

つまり南極やヨーロッパなどに氷河があります。それが解けてなくならない間は氷河期です。もちろん厳密には間氷期と呼ばれます。
狭義の氷河期と氷河期の間にあります。
こちらもむやみにあおってはいけませんが、氷河期の意味を正しく理解すべきです。

2.小さな変動にすぎません

地球の歴史において、氷河期はほんの一時期しかありません。
ということは、これから温暖化へ向かいます。

すべての氷河が解けてなくなった状態こそが地球にとっての平年なのかもしれません。

たとえば恐竜時代がそうです。

言い換えると、現在の「異常」は小さな変動にすぎません。

もちろん人間のレベルで考えれば、平均気温が1度上昇するだけで大変なことでしょう。

  • 農作物の収穫量が減る?
  • ゲリラ豪雨が増える!
  • 熱帯病が日本のあちこちで流行する!

とはいえ江戸時代には冷害による飢饉(ききん)が何度も起きています。
後述するように二酸化炭素濃度が低すぎても、人間にとっては脅威なのかもしれません。

3.動植物は変化に適応している

  • 地球温暖化によって生態系が破壊される?
  • 野生生物が絶滅する!

現代人は「絶滅」という言葉に過敏なようです。地球の歴史をひもとくと、何度も大量絶滅期が来ています。わかりやすいのは恐竜の絶滅です。

恐竜が絶滅したからこそ、哺乳動物が繁栄し、人類が進化したとも解釈できます。
人為的に生物を絶滅させているから負い目を感じているのでしょうか。

とはいえ、環境に適応ができない種は滅びるだけです。人間が不用意に介入しなければ自然はバランスをとるように進化します。

人間が自然保護をする?
おごった考えを持つ方が危険です。

人間は自然に対しては無力です。

究極の外来生物であるホモ・サピエンスに、ヒアリを非難する資格はありません。
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温暖化と二酸化炭素の関係は正しいのか

「最近の異常気象は地球温暖化が原因だ!」

アメリカのトランプ政権がパリ協定から離脱したことで、新たな危機感をあおっています。とはいえ冷静に考えるべきでしょう。

1.相関関係はあるが、因果関係はあるのか

二酸化炭素に温室効果があることは科学的に認められています。

つまり温室効果があるからこそ、今のような生物が住みやすい温度に保たれているのです。
たとえば温室効果ガスがまったくなければ、地球は氷の世界になってしまうようです。

地球の長い歴史を考えると、地球全体が氷で覆われていた、スノーボールアース期があったと考えられています。この時ほとんどの生物が絶滅したようです。
ただし、私たちがイメージする生物の進化する前です。微生物しかいない時代でした。

データを見る際、因果関係と相関関係を混同してはいけません。
すなわち、

  • 二酸化炭素濃度が上がる!
  • 地球の平均気温も上がる!

両者には「相関関係」があります。

とはいえ本当に二酸化炭素が増えたから気温が上がったのか?因果関係は示されているでしょうか。

よくあるたとえとして、
「気温が上がるとビールが売れる!」
これは因果関係です。

しかし相関関係を誤って解釈すると、
「ビールが売れたから気温が上がる?」
変な理屈を唱えてしまう可能性も否めません。

2.状況証拠で判断してはいけない

  • 二酸化炭素濃度が上昇している
  • 気温も上昇している
  • 二酸化炭素には温室効果がある

これらの状況証拠から、
「地球温暖化は二酸化炭素の大量排出が原因だ!」
そう決めているようです。

とはいえ、これだけで二酸化炭素を犯人扱いしてよいのでしょうか。

実際に二酸化炭素はどれだけ増えているのでしょうか。

こちらも数値の取り方によって、判断が分かれるかもしれません。

たとえば気象庁のデータによれば、2015年の二酸化炭素濃度は400ppmです。
基準となる工業化以前の1750年頃は278ppmです。それに比べると44%増加しているようです。この数字を見ると脅威を感じます。
気象庁 | 二酸化炭素濃度の経年変化

しかし400ppmは0.04%です。また1750年頃?江戸時代と比べています。30年前の1985年は345ppm前後です。

都合のよい数値だけを切り取ってはいけないでしょう。

3.もっと悪者がいる

(1)メタンは二酸化炭素の25倍

二酸化炭素はわかりやすい指標です。身近な物質であり小学生でも知っています。
とはいえ温室効果を考えた場合、もっと悪者がいます。

それがメタンです。

二酸化炭素より25倍もの温室効果があると言われています。

メタンは有機物が腐敗した際に放出されます。また天然ガスの一種でもあります。

昨今問題視されているのは牛などの反芻(はんすう)動物がするゲップです。笑いごとではありません。世界で肉食が進むに従い、牛の飼育頭数が飛躍的に増えています。

(2)フロンガスは1万倍

またフロンガスの一種であるトリフルオロメタンの温室効果は二酸化炭素の14,800倍!

とはいえ排出量が二酸化炭素よりも少ないので報道はほとんどありません。もちろんフロンガスの使用が全面的に禁止となります。将来的な不安はないでしょう。

(3)水蒸気こそ真犯人か

もっとすごい温室効果ガスは水蒸気です。
下記、国立環境研究所のQ&Aコーナーで「現在の大気の温室効果は約5割が水蒸気、2割がCO2によるものです。」と専門家が答えています。
温暖化の科学 Q9 水蒸気の温室効果 – ココが知りたい地球温暖化 | 地球環境研究センター

ちなみに空気中の水蒸気濃度は、体積で換算すると二酸化炭素とほぼ同量あります。重さで換算すると、二酸化炭素の約100倍近くの重さです。

しかし水蒸気の話は、ほとんど報道されません。湿度が高いと熱中症が増えるなど、こちらも深刻な問題になるはずですが。

昭和と比べれば異常気象です

昭和と比べれば、今の天気は明らかに異常でしょう。2017年7月18日、東京でゴルフボール大のヒョウが降りました。私の子供時代には想像もつかなかったことです。それを見るだけでも異常と思えます。

とはいえ変に「異常」とあおってはいけないでしょう。

人間にとっては恐怖かもしれませんが、自然にとっては当たり前のことかもしれないからです。極論ではありますが、どのレベルで考えるかによって判断は分かれます。

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