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前回は北の空に見える星や星座を解説しました。

参考「望遠鏡がなくてもできる天体観測をはじめよう!2.実践編:北の空にある代表的な星や星座を観測しよう

今回は、その反対側である南の空に見える星座を紹介します。

南の夜空を眺めると、星の動きがよくわかるかもしれません。

星は基本的に、東から西に向かって、時間・季節に応じて動いていきます。

そうした定点観測をすると、地球が動いていることを実感し、天体観測の面白さが増してくるでしょう。

天体観測が、一年中楽しめる趣味になります。

南に輝く代表的な星座を探そう

南の空には有名な一等星や星座がたくさんあります。

太陽や月と同じように、東から西へ、南を向いた場合は時計回りに動いて見えます。

コツを掴めば、すぐに見つかるでしょう。

なお、北の星は反時計回り南の星は時計回りに動く、ちょっと矛盾したように思えます。

これは北を向いた場合と、南を向いた場合、身体の向き、左右が逆になるからです。

だから反対に回るような感じがします。

しかし、どちらも東から昇り上を通って西に沈むことには変わりがありません。

1.春の大三角

図鑑や星座の本によってはこの名称を使わない場合もありますが、キレイな三角形が見られます。

つまり、うしかい座のアルクトゥルス、おとめ座のスピカ、しし座のデネボラを結びます。

アルクトゥルスは0等星、スピカは1等星、そしてデネボラは2等星です。

大きな三角形をイメージすると、見つけやすいでしょう。

見つけ方

北斗七星のひしゃく、その握る部分から、その流れに沿って大きく曲線をイメージすると、その先にアルクトゥルスとスピカが見えてきます。

なおこれを「春の大曲線」と呼ぶことがあります。

見つけやすい日時

春の大三角や大曲線が南中する、つまり真南に来る日時は、次の通りです。

  • 1月13日朝6時
  • 1月28日5時
  • 2月12日4時
  • 2月27日3時
  • 3月15日2時
  • 3月30日1時
  • 4月14日0時(24時)
  • 4月29日23時
  • 5月15日22時
  • 5月30日21時
  • 6月14日20時
  • 6月29日19時

以後は、夕方から昼に昇るので、見えません。

なお南の空に見える星は、1カ月で約30度(360度÷12カ月)、また1時間当たり15度(360度÷24時間)東から西へ進みます。

それを計算すれば、いつ、どのあたりに見えるかおおよそ検討がつくでしょう。

たとえば、3月30日の21時(夜9時)なら、上述の1時より4時間前なので、4×15=60、つまり真南から60度東側、方角的には東南東あたりにあるはずです。

この日時では、アルクトゥルスが向かって左、スピカが同右で、よぼ横に並ぶ形になっています。

2.夏の大三角

夏には代表的な星があります。つまり七夕の星です。

織姫さまはこと座のベガ、彦星さまはわし座のアルタイルです。

そしてその真ん中に、あいあい傘のように見えるのがはくちょう座、そのお尻の辺りにあるのがデネブです。

はくちょう座は、十字形に見えるので、北十字と呼ばれることもあります。
  • ベガ
  • アルタイル
  • デネブ

この3つの星を結ぶと、夏の大三角になります。

夏の星座なので7月20日頃は、夕方18時頃に東の空から昇ってきます。

キレイな三角形が一晩中見られます。

見つけ方

こと座のベガは0等星であり、夏の空で一番明るく輝きます。

そして下記の日時に、ほぼ頭の真上、天頂に来ます。それを目安にすると、すぐ見つかるでしょう。

ちなみに、アルタイルとデネブは1等星です。

見つけやすい日時

夏の大三角が南中する日時は、次の通りです。

  • 5月7日朝5時
  • 5月22日4時
  • 6月7日3時
  • 6月22日2時
  • 7月7日1時
  • 7月23日0時(24時)
  • 8月6日23時
  • 8月22日22時
  • 9月6日21時
  • 9月21日20時
  • 10月6日19時
  • 10月21日18時

以後は、夕方から昼に昇るので、見えません。

3.秋の四辺形

秋は四角形、台形のような4つの星が目立ちます。

これはペガスス座とアンドロメダ座の一部からできる、秋の四辺形(四角形)、またはペガススの四辺形などと呼ばれる星の集まりです。

見つけ方

4つの星共に2等星や3等星ですが、周りに目立つ星がないため、四角形がきれいに見えます。

また下記の日時には、ほぼ真上に来ます。

四角形が真上に来た時、その対角線を東側に伸ばすと、ちょっと赤っぽい2等星が、間隔をおいて並んで見えます。

それがアンドロメダ座です。

見つけやすい日時

秋の四辺形が南中する日時は、次の通りです。

  • 7月17日朝4時
  • 8月2日3時
  • 8月17日2時
  • 9月1日1時
  • 9月16日0時(24時)
  • 10月1日23時
  • 10月17日22時
  • 11月1日21時
  • 11月16日20時
  • 12月1日19時
  • 12月16日18時
  • 1月1日17時

以後は、夕方から昼に昇るので、見えません。

4.冬の大三角

Androidアプリ[星座盤]より引用

星座盤

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冬の空ですぐに見つかるのがオリオン座です。

4つの星を結んでできる大きな四角形の中心に、3つの星が並んでいるのがわかります。

四角形の左上が、赤く光るベテルギウスです。

そのオリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウスを結ぶと、冬の大三角になります。

見つけ方

南の空を見上げると、オリオン座はすぐにわかります。

またシリウスは、月や惑星を除けば、星空で一番明るく見える星です。

シリウスから、オリオン座を探すことも可能です。

見つけやすい日時

冬の大三角が南中する日時は次の通りです。

  • 10月3日朝6時
  • 10月19日5時
  • 11月3日4時
  • 11月18日3時
  • 12月3日2時
  • 12月19日1時
  • 1月3日0時(24時)
  • 1月18日23時
  • 2月2日22時
  • 2月18日21時
  • 3月5日20時
  • 3月20日19時

以後は、夕方から昼に昇るので、見えません。

冬のダイヤモンド

ちなみにベテルギウスを中心点にして、

  • シリウス
  • プロキオン
  • ポルックス(ふたご座)
  • カペラ(ぎょしゃ座)
  • アルデバラン(おうし座)
  • リゲル

この6つの星を結ぶと、冬の大六角形、別名冬のダイヤモンドになります。

シリウスとプロキオンを見つけたら、そこから視線を大きく右回してみましょう。

冬は空が澄んできれいなので、ちょっといびつな六角形が見えてきます。

星を見れば、元気になれる

坂本九さんの名曲

  • 見上げてごらん夜の星を
  • 上を向いて歩こう

いずれも星空を眺める時にぴったりな曲です。

悲しい時も空を見上げれば、星が輝いています。

星のスケールを考えれば、小さなことで悩んでいる自分が、ばからしくなります。

明日からの元気をもらえるでしょう。

ただし上を向いて歩くと危険です。

誰の邪魔にもならない安定した場所で

  • 立つ
  • 座る
  • 寝そべる

のいずれかで、じっくりと星空を眺めましょう。

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