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私たちの身の回りにはアルカリ性の性質をもつ物質が利用されています。

便利に使われているアルカリ性の物質ですが、強いアルカリ性の物質は、体に触れると肌や体がとけてしまいます。

今回は、強アルカリ性がどのように危険なのかについて説明しましょう。

アルカリ性とは

pH(ぴーえいち)と呼ばれる基準を使って測定した時、pH7を超える物質をアルカリ性と呼びます

数字が大きくなるほど強いアルカリ性を示し、最大はpH14です。

参考「小学生でもわかる!酸性やアルカリ性とは何か?

強アルカリ性の物質には何がある

強いアルカリ性を示す物質、つまり強アルカリ性と呼ばれる物質には何があるのでしょうか。

小学校理科の実験で使われる水溶液であれば、

  • 水酸化ナトリウム水溶液
  • アンモニア水

があります。

参考「カセイソーダとは水酸化ナトリウムのことです

身近なアルカリ性物質は、運動場でラインを引く際に使われる白い粉、チョーク、コンクリートなどに含まれる石灰です。

石灰を水にとかした液体(水酸化カルシウム水溶液)は、強いアルカリ性を示します。

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強アルカリ性の危険性とは

(1)皮膚をとかす

うすい水酸化ナトリウム水溶液は強アルカリ性を示します。

これが服につくと、服がとけてしまうこともあります。

そのため、水酸化ナトリウム水溶液などの強アルカリ性のものは絶対に触ってはいけません。

指先に触れると指紋が消えてしまうこともあります。

さらに濃い水酸化ナトリウム水溶液は、皮膚をとかします。手などに触れたら、すぐにきれいな水で洗いましょう。

(2)アルミニウムをとかす

水酸化ナトリウム水溶液にアルミニウムを入れると、とけてしまいます。

同じようにアルカリ性洗剤でアルミニウム製の鍋や食器を洗うと、表面が白くなります。

これはアルミニウムをとかしてしまったからです。

アルカリ性を利用したもの

(1)洗剤として利用される

アルカリ性物質は油やタンパク質をとかします。この性質を利用して洗剤が作られています。

たとえば代表的なアルカリ性洗剤は、花王のマジックリンです。油汚れや食器についた手あかなどを落とせます。

また石けん水はアルカリ性です。身体についた、よぶんな油分を洗い流すことができます。

(2)殺菌剤としても使われる

アルカリがタンパク質をとかす性質を利用して、アルカリ性を利用した殺菌剤が作られています

一般消費者向けには売られていませんが、飲食店の消毒や殺菌に使われています。

アルカリ性の誤解

(1)強いアルカリ性がすべて危険とは限らない

豊洲市場の問題で、施設の下に溜まっていた水が強いアルカリ性を示しました。

理由は、コンクリートが溶けてアルカリ性になっていたからです。

そのため触っても特に問題はありません。

このようにpHの数値が強アルカリ性を示しているからと言って、すべてが危険なわけではありません。

(2)アルカリ性食品に意味はない

一部の食べ物が「アルカリ性食品」と呼ばれることがあります。

とはいえ、アルカリ性食品を食べたら体がアルカリ性になるわけではありません

それに血液がアルカリ性になれば、それは病気です。

なおアルカリ性食品とは、その食品を燃やして灰にしたとき、それを水に溶かしてpHを測ったらアルカリ性を示す食品のことです。

意外ですが、レモンや梅干しはアルカリ性食品です。

強アルカリの物質には気を付けましょう

一部誤解もありますが、それでも強いアルカリ性を示す物質には危険な物が少なくないので気を付けましょう。

知らない物には触らない、臭いを直接かがない、もちろんなめたり食べたりしてはいけません。

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