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温泉に入ると気持ちがよいですね。

中でも最近は、硫黄泉(いおうせん)という種類の温泉に人気が集まっています。

では、硫黄泉に入ることで体にどんないいこと(効能)があるか知っていますか?。

反対に、硫黄泉に入ると体の調子が悪くなる危険があることも知っているでしょうか?

この記事では、

  • 硫黄泉とは何か
  • 硫黄泉に入ると得られる効能と危険

について、小学生でもわかるように解説します。

硫黄泉とは

硫黄泉(いおうせん)とは、硫化水素(りゅうかすいそ)を多く含む温泉のことです。

いわゆる「卵の腐ったようなにおい」のする、独特のにおいが特徴の温泉です。

硫黄泉のある温泉

硫黄泉の温泉は、日本のいろいろな場所にあります。

たとえば、

などです。

また、

これらの温泉は、日本の中で特に硫黄濃度が高い温泉です。

硫黄泉のある場所

火山の近く

硫黄と聞くと、火山を思い浮かべる人も多いかもしれません。

たしかに、登別温泉・草津温泉・雲仙温泉と、どの温泉の近くにも火山があります。

火山から硫黄が産出するので、硫黄といえば火山と考えやすいですね。

火山の近くでなくても硫黄泉はある

しかし、火山の近くでなくても硫黄泉はあるようです。

これは、大昔の地層の中に閉じ込めれている死んでしまった生物が、石油などに変化していく過程で一部が硫化水素になるためです。

その硫化水素が温泉に溶け出しているので、火山がないところでも硫黄泉が湧きます。

硫黄泉の効能と体にいい理由



硫黄泉が人気になる理由は何でしょうか。それは、硫黄泉に特別な効能があるからです。

では、硫黄泉のどんな効能が体にいいのでしょうか。

1.血管が広がり血液の流れがよくなる

温泉に入り身体が温まると、血管が広がります。

体が温まると皮ふが赤やピンク色になるのは、血管が広がったためです。

その上、硫黄泉の成分にも血管を広げる働きがあります。

温泉と硫黄泉の効果で、もっと血液の流れがよくなります。

そのため硫黄泉に入ると、高血圧動脈硬化などの血管に関係する病気の症状が改善すると考えられています。

また、血液がうまく流れず手足が冷える、冷え性にも効くようです。

2.お肌の症状を改善してくれる

硫黄泉は、お肌に関する症状を改善してくれます。

いわゆる美肌効果があるとされています。

肌のカサカサへの効能

第一に、お肌のカサカサがおさまります。

これは角質(かくしつ)と呼ばれる皮膚がかたくなった状態を、硫黄泉の成分がとかしてくれるからです。

肌の殺菌への効能

第二に、硫黄泉には殺菌効果があります。

そのためニキビ、吹き出物、水虫や傷を治す効果が期待できるようです。

肌の美白への効能

第三に、お肌が白くなるかもしれません。

その理由は、肌が黒くなる原因物質のメラニンを、硫黄泉の成分が分解してくれるからです。

3.解毒作用がある

硫黄泉の成分には、毒を分解する解毒(げどく)作用があると言われています。

そのため、直接飲むことにより便秘を改善するなど、胃や腸の病気に効くこともあるようです。

ただし、硫黄泉を飲む場合には「飲用可」と書かれている、飲んでもいい硫黄泉だけにしましょう。

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硫黄泉の危険な理由

硫黄泉が危険な理由は、主成分である硫化水素に毒があるからです。

先に説明したような、体にいい・薬としての効果がある一方で、量が多ければ体によくない効果も持っています。

たとえば、空気に混ざった硫化水素を一時的に大量吸い込むと、突然意識を失うこともあります。

最悪の場合、硫化水素のせいで死んでしまいます。

そのため、硫黄泉の周りにただよう硫化水素の濃度が高いときは、硫黄泉に入るのは危険です。

硫黄泉にはいる場合の注意点は


1.一人で硫黄泉に入らない

硫化水素によって体の具合が悪くなるなど、もしものことを考えて、硫黄泉には必ず二人以上で入りましょう。

一人が硫化水素によって危険な状態になっても、もう一人が助けを呼びに行けるからです。

2.下に換気扇や窓がなければ入らない

お湯から蒸発して気体になった硫化水素は空気より重いので、室内では床の近くにたまっています

なので、湯船(ゆぶね)が床より低い場所にある温泉は、硫化水素を体に吸い込みやすいので注意しましょう。

また、換気扇や窓が床近くにない硫黄泉なら、入らないほうがよいでしょう。

独特の臭いをかいで気分が悪くなったら、早めに出て、新鮮な空気を吸いましょう。

3.肌が弱い人は長湯しない

硫黄泉は肌に刺激を与えます。

そのため、

  • 乾燥しやすい
  • ニキビができやすい
  • アトピー性皮膚炎

などの肌が弱い人は、長時間入らないようにしましょう。

硫黄泉は危険なので注意しましょう

東野圭吾さんの小説「ラプラスの魔女」が映画化されました。

そこでも温泉地での硫化水素が問題になっています。

ドラマではなく、硫化水素は本当に人が死んでしまうほどの猛毒です。

硫黄泉に入る際には注意しましょう。

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