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高校生の必須アイテムでもある電子辞書の出荷台数が減っている?
ちょっと不思議なデータが目に留まりました。
デジタル時代の代表的なツールとも思えますが、
いったいどんな理由が隠されているのでしょうか。

出荷台数が減っています

一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会の調査によれば、
電子辞書の出荷台数および出荷金額の推移を見ると
2007年のピーク、281万台、463億円から減少傾向を示し、
2014年は、139万台、242億円と半減しています。
これだけ急減するデジタル機器類は珍しいかもしれません。
機能的には逆に向上しているはずだからです。
つまり本来の辞書機能である英和と和英は当然ですが、
国語辞典や古語辞典、外国語会話集や冠婚葬祭事典など、
中には百科事典や用語辞典を搭載するなど、
ビジネスマンにも対応できるようになっているからです。
それでもユーザーが離れてしまう理由は何でしょうか。

どんな理由が考えられるのか

電子辞書の売上が減っている大きな理由は何でしょうか。
メーカーは既に、それを熟知して新しい手を打っているようです。

1 もちろん少子化は否めません

第一に考えるべき理由は少子化でしょう。これは否めません。
つまり電子辞書最大のターゲットは受験を控えた中高生だからです。
とはいえ今の中学や高校生に該当する子供達は、
急減しているわけでもありません。
例えば14歳未満の数を見てみると、
2000年には1847万人でしたが、2010年には1680万人です。
電子辞書の出荷台数ほどの減少傾向は示していません。
つまり少子化を言い訳にしてはいけないのでしょう。

2 スマホの機能が充実しているようです

こちらが最大の理由かもしれません。
つまりスマホの機能が充実しているようです。
スマホも中高生における必須アイテムですね。
メールなどで使う漢字変換は侮れません。
ビジネスマンでも、ちょっと漢字を調べることができます。
英会話をしてくれるアプリもあります。
そもそもスマホが学習支援してくれる時代です。
わざわざ電子辞書を購入する必要もないのでしょう。

3 データをコピペできない

電子辞書のデータをコピペできません。
もちろん単語検索は速いですね。
紙の辞書を使うより、時間の節約になります。
とはいえデジタル機器のメリットは、
データの「二次利用」にあるはずです。

それが活用できないのであれば、効果が薄れそうです。
百科事典のデータをレポートに貼り付ける!
本来やってはいけないことですが、
ならばスマホからネット検索した方が便利ですね。

4 社会人には物足りない

学生と並ぶユーザーは、若い社会人でしょうか。
業種にもよりますが、社会人になれば単語の種類が変わります。
大学受験用の英和辞典では物足りなくなります。
専門用語は載っていないためです。
もちろんデジタル機器の扱いに慣れていれば、
あえて分厚い紙の辞書は買わないでしょう。
一方でネット上にも外国語を調べられるサイトがあります。
専門用語にも対応しています。
こちらもスマホから調べられます。
著作権はあるのでしょうが、中途半端なコンテンツの電子辞書は、
帯に短し襷に長し!これでは売れないのも当然です。

5 やっぱり高いですね

大学受験に対応した紙の辞書は、1冊3000円前後します。
ちょっと高いかもしれません。とはいえ一生使えます。
一方で電子辞書の値段はどうでしょうか。
コンテンツ次第ですが、こちらは3万円程度が相場です。
入学祝などとしてプレゼントされることが多いようですが、
やっぱり高いですね。
昨今は、学生、親、親戚、誰もお金に余裕がありません。
入学祝にスマホをもらった方が、嬉しいですね。
スマホからの情報は、実質的に無料です。
ならばどちらを選ぶかは、一目瞭然です。

中高生には紙の辞書をお奨めします

そもそも勉強する中高生が減っているのかもしれません。
大学定員の半数が推薦入学する時代です。
学校の授業であれば、辞書はいらないでしょう。
そんな時代にあえて、電子辞書のメリットは何でしょうか。
スマホアプリとしての辞書機能を充実させることが、
今後は主流になるのでしょうね。
とはいえ中高生には、紙の辞書をお奨めします。
手に持った重み以上の知識が得られますよ。

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